わが胸中にあり!
大確信の唱題が
己心の仏界を開く。
君よ自身に生き抜け!
乙御前御消息 P1221
『冰は水より出でたれども水よりもすさまじ、青き事は藍より出でたれどもかさぬれば藍よりも色まさる』
◇希望の明日へ
かぎりある人生である。同じ生きるならば、さわやかに朗らかに生きたい。赫々と燃え、また堂々と夕空を染める太陽。最後の最後まで、わが命を燃やしきりながら、大空を荘厳な金と茜の輝きで彩る太陽のごとく生き抜きたい。法のため、人のために尽くしながら、婦人部からも、青年部からも、"清々しい""すばらしい"と讃嘆されるような、見事な総仕上げの人生を飾っていただきたい。フレッシュな信心の心で、まさに壮年部革命といわれるような前進を、お願いしたい。
☆我らの勝利の大道No.66 師弟常勝の関西魂
常勝の
大関西の
婦人部に
幸福 燦たれ
諸仏も護れと
私の「無罪判決」を、誰よりも真剣に、そして一心不乱に祈り抜いてくれたのは、尊き婦人部の皆様であった。
朝な夕な「正義」の勝利を、ひたぶるに御本尊に祈念し続けてくださった御恩を、私も妻も、終生、絶対に忘れない。
母たちの不屈の祈りに、どれほど勇気づけられたことか。まさに「万の力」の励ましであった。
日蓮大聖人は大難に直面した弟子に仰せである。
『火にたきぎを加える時はさかんなり、大風吹けば求羅(=風を得て大きくなる虫)は倍増するなり』(P1136)と。
常勝の母たちは、逆境だからこそ、信心の底力を発揮し、「負けたらあかん」と共に戦ってくださった。
後に、この1月25日は「関西婦人部の日」となり、今も光り輝いている。
スイスの大教育者ペスタロッチは、すべての人の内奥にあり、開発せねばならないものを列挙している。
それは
・「強い力」
・「明るい知恵」
・「崇高な善の可能性」
・「内面的諸力の確固とした力づよさ」
・「無邪気さの高き純粋さ」
・「こまやかな優しさにみちた善意」
などである。
偉大な「関西婦人部」そのままの心であり、姿ではないか。
判決を翌日に控えた、昭和37年1月24日、私は関西の女子部幹部会、さらに男子部幹部会に出席した。真剣な共戦の心で、兵庫の尼崎市体育館を埋め尽くしてくれた若き丈夫たちに、私は申し上げた。
「私たち地涌の菩薩は、日蓮大聖人の弟子として、その自覚と信念に立って、不幸な人びとの味方となっていくのです。
そして本当に、全民衆が、すなわち日本国中の人びとが、安心して幸福に暮らしていける世の中を築き上げようではありませんか!」
この私の心を心として、関西の不二の友は、いやまして負けじ魂を燃え上がらせ、何ものにも屈しない民衆の楽土の大建設に勇み立ってくれたのである。