青春の信念を
貫いた人が勝者!
「誓い」とは最も崇高な
人間性の証しである。
種種御振舞御書 P910
『肝心諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども二陣三陣つづきて迦葉阿難にも勝ぐれ天台伝教にもこへよかし』
◇希望の明日へ
だれが見ていようといまいと、自ら決めた人生の道を、いよいよ勢いを増しながら、荘厳なる完成へと生き抜いていく。信心と人格のうえでも、社会人としても、あらゆる面で、一歩も退くことなく、向上の坂をたくましく上り続けていく。そこに価値ある"壮年"の生き方がある。
☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
新入会の友は、さまざまな悩みを乗り越えよう、大いに成長しようと、新たな決意で、この信心を始めました。
法華経には、『若し法を聞くこと有らば 一りとして成仏せざること無けん』と説かれています。
すべての新入会の友が、初信の功徳を実感し、信心を始めてよかったと思えるように、そして成仏という絶対の幸福境涯ヘー歩一歩、着実に前進できるよう、先輩の皆さんは真心からの励まし、アドバイスをお願いします。
すぐには思うようにいかないこともあるでしょう。「焦らないで、いいんだよ」と、温かく声をかけていただきたい。あの大文豪ゲーテも、「いいものができるには時間がかかるよ」と記しています。
とりわけ、家族が未入会の友には、こまやかに心を砕いて差し上げたい。私も入信したばかりの時、父が信心に反対でした。父と私の間に立って、母が苦心してくれたことを思い出します。
家族と信心のことでケンカになったり、つらい思いをしたりしないよう、親身になって相談に乗っていただきたい。
御書に『教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』(P1174)とあるように、仏法は「人の振る舞い」を教えています。親孝行こそ、最も基本の「人の振る舞い」です。
大切なのは、まず自ら人間革命することです。自身が成長することです。そして、ご家族を安心させてあげることです。必ず分かってくれる日が来ます。
日蓮大聖人は、『法華経を持つ人は父と母との恩を報ずるなり』(P1528)とも仰せです。家族の絆は、この信心を通し、未来永遠に強めていけるのです。