強い決意をもって
勝利の峰を目指しゆけ!
大切なこの一年を
鉄の団結で進め!
法蓮抄 P1052
『野を行き山を行くにもそばひらの草木の風に随つてそよめく声も、かたきの我を責むるかとおぼゆ』
◇希望の明日へ
少輔房、能登房という"僧侶"が、そして名越の尼という、草創期からの"大先輩"が、大聖人のもとに集った在家の信徒を退転させようと狂奔したのである。この冷厳な歴史の事実を、鋭く見つめていきたい。彼らは、
①強欲である
②内心は権威・権力を頼まねば何もできない臆病な人間である。臆病は病と書くように、病んだ不健全な心である。そして
③愚かなのに慢心が強く、自分では智者とうぬぼれている−−。
こうした、いわば"人格破綻者"である。このように"大魔のつきたる者ども"の性格は、永遠に変わらぬ普遍性がある。今もまったく同じである。
☆我らの勝利の大道No.65 輝け「青年学会」の旭日
未来への鋭い見識をもって青年を大事にした先人の一人に、大阪出身の歌人・与謝野晶子がいる。
有名な一首に−−
「地はひとつ 大白蓮の花と見ぬ 雪のなかより 日ののぼる時」
一面の雪原に旭日が昇った時、大地がまるで大輪の白蓮の花のように輝いている様子が詠われている。社会や地域に「幸の光」を送る、華陽の乙女の姿を彷彿とさせる。
与謝野晶子は「『若さ』の前に不可能も無ければ、陰翳も無い、それは一切を突破する力であり、一切を明るくする太陽である」との名言も残している。
その通りだ。学会においても、はつらつたる信強き女子部が「一切を明るくする太陽」であり、また、師子王たる男子部が「一切を突破する力」である。
先日、NASA(米航空宇宙局)の宇宙望遠鏡ケプラーが、生命誕生の可能性がある気温の惑星や、地球サイズの惑星を確認したことが報道されていた。
「この大宇宙には、地球のような星が幾つもある。私は、その星の広宣流布のために働かなければいけないんだ。地球の広布は、わが弟子に任すよ」と呵々大笑されていた恩師の笑顔が思い起こされる。
遠大な地球の広宣流布のために、いよいよ、青年が思う存分に無限の力を発揮する好機到来である。飛躍的に拡大すべき本年だ。
その青年を皆で励まし、育てていきたい。
わが地域の伸びゆく青年に接し、先輩たちも力を伸ばし、仲間を広げ、味方をつくり、皆が威光勢力を増していっていただきたい。
今年は辰年−−。この「辰」は、時刻でいえば「午前八時」に当たる。また「夜明け」や「スクスク伸びる」意義もある。旭日の如き青年の息吹に通じる。
私も「辰年」の生まれである。いよいよ思索を重ね、先手を打ち、厳然と指揮を執っていく決意だ。
わが同志よ、後継の青年たちよ! 全員が偉大なる地涌の正義の旗を掲げ抜いていってくれ給え!
現実社会は厳しくとも、仏にも匹敵する勇気と智慧で、人生を切り開いていってくれ給え!
日本中、世界中の同志と共に、胸張り、楽しく、朗らかに、異体同心の前進を開始しよう!