勇気が未来を創る。
時代の柱たる君よ!
今こそ師弟勝利の
「大願」を立てよ!
松野殿御返事 P1389
『法華経には行者を怨む者は阿鼻地獄の人と定む』
◇希望の明日へ
学会を誹誘する人間たちは、自分自身には一個の人格として何の偉さもない。社会貢献の行動もない。大法弘通・広宣流布への功労もない。戸田先生への報恩もなければ、学会員への責任の奉仕もない。ただ彼らは、空っぽな自分を大きく見せかけるために、偉大な学会への非難を繰り撃ているのである。学会員は、彼らの屈折した心を鋭く見抜いていきたい。そして、批判されればされるほど、学会の偉大さがいっそう、光り輝くことを確信していきたい。真実は時とともに明らかになっていく。これまでもそうであったし、これからもそうである。
☆我らの勝利の大道No.65 輝け「青年学会」の旭日
今夏、ロンドン五輪が開催されるイギリスでも、わが友の活躍は目覚ましい。
ロンドンといえば、偉大な歴史家トインビー博士のご自宅に伺い、二年越しの対談を開始したのは四十年前の一九七二年であった。
対話が"人間精神の進歩"に及ぶと、博士は力説された。
「(人間にとって)最も重要な課題は、自らのカルマ(業)をどう好転させるかということです。そのための唯一の方法は、自己超克への努力を増すことです」
人間は、今の自分自身を乗り越えて、より強い自分へ、何ものにも負けない自身へと必ず成長できる。
だからこそ、不断の自己鍛錬が大切なのだ。胸中に揺るがぬ「心の師」を抱いて、試練に挑むのだ。
大聖人は『今日蓮が唱る所の題目は前代に異り自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり』(P1022)と仰せである。
自行化他の実践に徹して、わが人生も、友の人生も、願い通りに未来を開いていく−−これが、一貫して変わらぬ創価の哲学であり、幸福への歩みである。
六十年前に私が広布の第一歩を印した関西でも、唱題と折伏を貫き通した同志は皆、見事な境涯革命を成し遂げていった。
あの大震災の被災地や避難地域でも、日頃、地道に友に尽くしてきた同志が、誠実一路に"福光"の先駆となって、信頼を広げておられる。「変毒為薬」の模範の実証がここにある。
心が強く朗らかであることは、幸福と勝利の条件である。自分のみならず、周囲の人をも護っていける。それは、一歩深くいえば、信心が強いということだ。
この「自他共の心を強く朗らかにする」哲学を持ち、「自他共の幸福を築く生き方」を、我らは世界に広げているのだ。地涌の使命は何と誇り高く、何と希望に満ちていることか!
学会は永遠に「御書根本」で進む。
大聖人の思想と闘争の精髄が刻まれた「御義口伝」を、学生部代表と研鎖した日々も懐かしい。
『心無所畏とは今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と呼ばわる所の折伏なり』(P765)と仰せだ。折伏精神に燃えた「心に畏るる所無し」の若鷲を、必ず鍛錬すると決意していた。以来五十年。わが学生部の智勇の飛翔は頼もしい。