2012年1月31日火曜日

2012.01.31 わが友に贈る

自ら掲げた目標へ
努力と挑戦を貫け!
「冬は必ず春となる」
たゆまぬ持続こそ
すべての勝利の源だ!

十字御書 P1492
わざわいは口より出でて身をやぶるさいわいは心よりいでて我をかざる

◇希望の明日へ
妻として、母として、また嫁として、職業人として、地球の一員として、さらに信仰者として、婦人部の方々の日々は、目も回るような忙しさかもしれない。ただ、その忙しさを通して"自分を磨き""自分を完成させる"一念が定まっていれば、それらの行動はすべて、人生の充実に変わり、成長と福徳の年輪に変わっていく。また、そうした努力の姿を、夫や子どもたちも誇りに思っていくに違いない。

☆勝利の人間学第1回 声仏事を為す
・妙法の音律が力に
信心の根本は題目である。
白馬が大草原を颯爽と駆けていくような、清々しい唱題を心がけたい。
その題目の声が、行動となる。力となり、エネルギーとなる。そこから勢いも生まれる。
たとえ一遍の題目であっても、全宇宙に響き渡る。妙法の音律は、諸天を揺り動かさずにはおかない。

・心が声に表れる
ある時、皆で題目三唱したが声が揃わない。戦いに臨む皆の呼吸が、合っていなかった。心がパラパラでは、皆の力も、結果も出ない。
私は、何度もやリ直した。声が揃うまで題目を唱えた。そして「前進」という合言葉を皆で何回も繰り返して叫んだ。最初は弱々しい声が、だんだん勇気凛々と力強くなっていった。皆の心に「前進する決意と自信」が漲っていった。
心が声に表れる。声が壁を破る。声が出るようになった時、勝利へ怒濤の前進が始まったのである。

・会合は声で決まる
会合も声で決まる。張りのある声、確信に満ちあふれた声が響く会合をお願いしたい。
役員の皆さんは、「仏を敬うが如く」、参加者を温かく迎え、送り出していただきたい。爽やかなあいさつの声が、時間をやりくりして会合に駆けつけた友の心を明るく満たす。
体調のつらそうな人がいたら声をかける。帰宅の際に無事故を呼びかける──こまやかな心配りの一声が命を守る。同志を守り抜かんとする一念の音声が、魔を退散させる。
声仏事を為す」である。声で仏の仕事をするのだ。

2012年1月30日月曜日

2012.01.30 わが友に贈る

広布拡大の要諦は
「強盛な祈り」
「異体同心の団結」
「勇気と執念の行動」
いざ進み勝て!

富木殿女房尼御前御書 P990
むかしはことにわびしく候いし時よりやしなはれまいらせて候へばことにをんをもくをもいまいらせ候

◇今週のことば
さあ「伝統の二月」
率先して動くことだ。
勇気凛凛と叫ぶことだ。
燃える青年の心で
朗らかに壁を破ろう!

2012年01月30日

◇希望の明日へ
婦人部の活動には、概して派手さはない。あくまで生活に根ざし、地味である。しかし、それだけに自分の足元を見つめている。現実的であり、着実である。そこに婦人部の最大の強みがある。

☆折々の指導No.19 信心の根を張れ(家族が病気と闘っている同志に)
心配だろうけれども、御本尊があるのだから。信心があるのだから。しっかり祈って乗り越えていくのです。
周りがさびしい顔をしていてはいけない。仏法の眼から見れば、すべてが永遠の幸福をつかむための現象である。生き生きと、希望をもって、人生を信心で生き抜きなさい
広宣流布のために学会活動をしないと宿命転換はできない。
病魔と闘う家族のためにも、自分が猛然と立ち上がり、学会活動することだ。

いかなる病さは(障)りをなすべきや』(P1124)
日蓮大聖人の御言葉には絶対に嘘がないことを信ずることである」
「大変な日々もあるだろう。忍耐強く、時を待つことだ。
冬は芽が出ない。しかし、根を張っていれば、春になれば、芽が出て、花が咲く。
信心とは『根を張ること』である。すぐに芽が出なくても、厳然と生きるのだ。たとえ今、思うようにいかなくとも、必ず幸福の大樹となっていく。
信心の根を張った人には、所願満足の春が必ず来る。
一人も残らず、健康で幸せになってもらいたい。これが私の祈りである。
どうか、勇気ある信心を貫いて、ご一家で最高の人生を勝ち開いていただきたい」

◎昨日、武田部長のお父様が晴れて入会、おめでとうございます!
家族、特に親の折伏は大変ですが、本当に凄いし素晴らしい。
我も見習い、実践せねば...

2012年1月29日日曜日

2012.01.29 わが友に贈る

尊き後継の青年よ
社会で光れ!
地域に尽くせ!
友の幸福のために
希望の声を送りゆけ!

日女御前御返事 P1247
何に況や父母国王に百千万億倍まされる世間の師をや、何に況や出世間の師をや、何に況や法華経の御師をや

◇希望の明日へ
夫人の信心によって夫も家族も、いくらでも成長できる。反対に、女性が悪に染まった場合には、夫を狂わし、家族を悪道へと導き、地獄へと堕としてしまう。大なり小なり、いつの時代にも、こうした構図があるものだ。広宣流布の遠大なる流れを永遠たらしめていく隠れた主役は"母の信心"であるといってよい。学会も、万年への基礎を固めゆくうえで、いよいよ"広布の母"ともいうべき婦人部に、いちだんと光をあてていくべき段階に入ったと思う。婦人の意見を尊重し、壮年部と婦人部が協調しあって活躍の舞台を広げていくことは、時代・社会の趨勢でもある。そうした時代の流れを見すえながら、皆が心から納得し、安心して信心の実践に励んでいけるよう、中心者は真剣に心をくだいていかなくてはならない。

☆折々の指導No.18 女子部が輝けば世界が輝く(女子部の弘教・拡大の報告に対して)
女子部は、本当によく頑張っている。
歴史に残る大偉業だよ。功徳は大きい。

その功徳は、生涯の幸福の宝となっていく。広布に生きる福徳は無量無辺です。
日蓮大聖人は、『この功徳は、あなたの父母・祖父母、さらに無辺の衆生にも及んでいくでしょう』(御書1231ページ、通解)と仰せになられた。
信心さえ不退であるならば、自分が希望の太陽となって、周囲を照らすことができる
女子部は、自分が境涯を高めるだけではなく、縁する皆の境涯を高めていける。心を明るくしていける。
女子部の前進は、各部全体の前進に連動していくのです。
これまで以上に、女性を尊重することが、一切の未来を開くことになる。
これを指導者は心に刻むべきです。
女子部を大事にし、女子部が生き生きと輝いていくことが、広宣流布を拡大する上でも一番の要だ。幾重にも喜びが広がる。
希望と勝利の門を開く、全部の基は女子部だよ

2012年1月28日土曜日

2012.01.28 わが友に贈る

哲学不在の社会。
生命尊厳の仏法を
時代は求めている!
創価の旗を高く掲げ
自信満々と語れ!


如説修行抄 P505
諸天善神は天蓋を指し旛を上げて我等を守護して慥かに寂光の宝刹へ送り給うべきなり、あらうれしやあらうれしや

◇希望の明日へ
婦人は、ときには夫に対しても毅然と意見を述べることが大事であろう。御書には妻を"弓"に、夫を"矢"に誓えられている。矢が飛んでいくのは弓の力による。同じように、夫が広布の道を走り抜いていけるか否かは、夫人の信心の力による。現にこれまで退転した幹部は大なり小なり、夫人の信心が弱かった場合が多い。

☆平成24年2月号大白蓮華巻頭言 「華陽の青春は朗らかなり」
勝利咲く
 幸福のスクラム
  女子部かな
 尊き使命に
  功徳溢れむ


「文明とは何か?」──この大きな問いに、アメリカ・ルネサンスの哲人エマソンは、きっぱりと答えた。
「それは、良き女性の力なり」と。
女性の声が朗らかに響き、女性の智慧が伸びやかに発揮される。そこにこそ、人類の文明の光はあるのだ。
ああ、若き華陽の乙女たちの乱舞は、何と大いなる希望であろうか!
今、私と妻の何より心弾む喜びは、日本中、世界中で、花の女子部が溌刺と躍動して、平和と幸福の連帯を広げてくれていることだ。
昨年二月に大地震に見舞われたニュージーランドでも、日本の東北と同じように、わが女子部の真剣な祈りと行動が、皆に勇気を贈っている。学会創立の日には、首都ウェリントンの国会議事堂で、オセアニアの華陽会の総会が清々しく開催された。
一昨年、震災に襲われた南米チリの女子部からも、友情の輪を大いに広げ、白蓮グループも鼓笛隊も倍増しましたとの便りを頂いている。
「女子部は教学で立て」とは、永遠の指針である。正しき仏法の明鏡を心に持った女性は、いかなる濁世にも惑わず、いかなる苦難にも負けない。友と研鐙し合いながら、価値ある青春を聡明に進んでいけるのだ。
女子部時代に学ぶ御書30編の一つ「一生成仏抄」には『妙法と唱へ蓮華と読まん時は我が一念を指して妙法蓮華経と名くるぞと深く信心を発すべきなり』(P383)と仰せである。
女子部の一人一人が、最も尊貴な仏であり、妙法蓮華の当体である。ゆえに、人と比べて自分を卑下して、クヨクヨする必要など、全くない。
現実は、思うようにいかないことや自信を無くすこともあるだろう。
しかし、目と耳と口の三重苦を乗り越えて、社会貢献を貫き通した、あのヘレンーケラーも綴っている。
「失敗は一生の充実を勝ち誇る勝利の証拠である」と。
いわんや、変毒為薬の妙法に生き抜く乙女は、どんな苦しみも、必ず楽しみに転じていくことができる。
恩師・戸田城聖先生は言われた。
「悩みのない人などいない。何でも祈りに変えるんだよ。祈りは、誰もが善と幸福へ向上していける究極の力だ。祈れば勝ちだよ」と。
信心強き女子部が、一人、快活に立ち上がれば、家庭も、職場も、地域も、明るい希望の活力が広がる。
私の妻も、あの六十年前の蒲田支部の「二月闘争」に、支部婦人部長である母を支えながら、女子部の班長として懸命に奔走した。
友人たちとの仏法対話に生き生きと励むとともに、実家での座談会に職場の上司を案内してもいる。お母さん方と集ってきた幼子たちも笑顔で迎え、学会家族の思い出を刻んだ。
大事なことは、勇気の一歩である。今、自分ができることから、一日一日、一つ一つ、挑戦していくことだ。そこに、どんな試練にも押しつぶされぬ無限の仏の力が湧き出でる。その積み重ねが一生の幸福の土台となる。これが華陽の青春である。
自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり』(P761)
この歓喜の哲学を胸に、創価の乙女たちよ、互いに励まし合い、支え合いながら、勝利の春へ「心の財」を積みゆけ!

大舞台
 舞いに舞いゆけ
  朗らかに
 私も見つめむ
  祈り願いて

2012年1月27日金曜日

2012.01.27 わが友に贈る

「限界」とは
自分の心が決めたもの。
一念の変革で
破れぬ壁はない!
今日も一歩前進を!

乙御前御消息 P1220
鎌倉に候いし時は念仏者等はさてをき候いぬ、法華経を信ずる人人は志あるもなきも知られ候はざりしかども御勘気をかほりて佐渡の島まで流されしかば問い訪う人もなかりしに女人の御身としてかたがた御志ありし上我と来り給いし事うつつならざる不思議なり

◇希望の明日へ
特に家庭の"太陽"である婦人部は、だれよりも真剣に、生活の細かい点にまで心を配る聡明な婦人であってほしい。将来の願いは当然大事である。それ以上に今日のこと、明日のこと、身近なことが大切である。家族や学会の同志が健康で安全に、また喜びをたたえて一日一日を歩んでいけるよう、祈り、守っていく、心強く、心美しき婦人であっていただきたい。

☆名字の言 2012.01.25
・他人でなく、きのうの自分ときょうの自分を比較する「向上の人生」。
・人を支え、自分も元気になる「励ましの人生」。
・支えてくれる人に感謝し応えていく「報恩の人生」。

2012.01.26 わが友に贈る

就職活動に挑む友を
皆で応援しよう。
勝負を決するのは
あきらめない勇気だ!
攻め続ける執念だ!

妙密上人御消息 P1239
此の人末法に出現して妙法蓮華経の五字を一閻浮提の中(うち)国ごと人ごとに弘むべし

◇希望の明日へ
互いに慈しみ合い、思いやりながら、幸の坂を力強く登りゆく家庭。この"成長家族"の中心は、なんといっても妻であり、母である婦人部である。主婦が聡明であり、いつも明朗さをもった家庭には、いかなる試練にも耐えゆく一人一人の土壌が、自らが培れていくことは、間違いないからである。

☆我らの勝利の大道No.66 師弟常勝の関西魂
「勝利の年」から半世紀を経て、わが大関西は、今再びの陣列を構築せんと戦いを起こしてくれている。それは、そのまま、全国の勝利、全学会の勝利に直結することは、火を見るより明らかである。
中米ドミニカ共和国の青年リーダーが、憧れの関西を訪れた時、誇り高き常勝の友に、思い切って質問してみたという。
「常勝関西では、目標を達成できなかったことはありますか?」
答えは、きっぱりと──
「ありません!」
それは、なぜか?
「目標は、達成するまで掲げ続けるからです!」
この金剛不壊の関西魂は今や、全世界の青年学会の心意気となった。

永遠に共戦の道を

本年は関西広布史に輝く一年だ。昭和27年、大阪支部が誕生するや、戸田先生と私が初めて大阪に赴き、西成の地を起点に折伏の烽火を上げて60周年。私が堺に第一歩を印したのも、この時であった。
関西が常勝不敗を誓った「大阪大会」55周年。長居陸上競技場を舞台に、若き力で不滅の六段円塔を打ち立てた関西青年平和文化祭からは30周年……と幾重にも意義を刻む。
この一年は、全同志にとっても、新しき「勝利の年」となるに違いない。
君も、貴女も、共に勝つのだ。民衆勝利の新たな金字塔を共に築き上げるのだ!
「師は針、弟子は糸となつて、たへず稽古有るべき事也」とは、関西に縁(えにし)深き剣豪・宮本武蔵の『五輪書』の一節である。
師も弟子も弛みなく進むのだ。前途を開くのだ。
永遠に「師弟共戦」であり「師弟常勝」である。
私と共に、正義の民衆が必ず勝つための大道を切り開いてくれた大関西の家族よ、わが地涌の同志よ!
時は来た。勇み立とうではないか! あの晴れ渡る「常勝の空」を仰ぎながら、今日も朗らかに進もう!
いざや前進、恐れなく!

学会の
 原動力たる
  大関西
 勝利の模範を
  今年も頼まむ

2012年1月25日水曜日

2012.01.25 わが友に贈る

受験生、頑張れ!
青春の努力は
人生を輝かせる宝だ!
ベストを尽くせるよう
皆が懸命に祈っている。

新池御書 P1439
うれしきかな末法流布に生れあへる我等かなしきかな今度此の経を信ぜざる人人

◇希望の明日へ
男性幹部の"信心が深化"しなければならない。"人間として成長"しなければならない。策ではなく、すべてに誠心誠意でなければならない。そうであってこそ、婦人部をはじめ多くの人々を守りゆく責任を果たせる。

☆我らの勝利の大道No.66 師弟常勝の関西魂
御書には『人のために火を灯せば、自分の前も明るくなる』(P1598、通解)と記されている。
最先端の脳科学の知見によれば、脳には共感を司る「ミラーニューロン」という神経細胞があり、目の前の人の喜怒哀楽を、自分の脳でも同じように感じる力が、人間には潜在的に具わっているという。
「自分のことを思っている人がいる」「自分が人の役に立っている」──被災された方も、献身の行動を続ける方も、共に相手の姿が、生き抜く力を呼び覚まし、心に希望の明かりを灯してくれる。
ボランティアとは、相手も自分も両方が元気になる尊き行動である。それはまた、相手のための行動が、そのまま自分のためにもなっている一つの証しともいえよう。
昨年の「紀伊半島豪雨」の際も、和歌山県、奈良県、三重県を中心に、創価の友が死力を尽くして、救援活動に当たってくださった。
甚大な災難のなか、人と人とが支え合い、助け合う絆の大切さが、あらためて浮き彫りになっている。
だからこそ、わが創価の友の存在が光るのだ。
抜苦与楽(苦を抜き、楽を与える)』のために戦い抜く──この同苦と行動にこそ、人間主義の仏法の真髄があるからだ。
ここに、慈悲の精神が脈打ち、自他共の幸福拡大運動、すなわち広宣流布のうねりが起こるのである。

2012年1月24日火曜日

2012.01.24 わが友に贈る

人材育成の根本は
自身の人間革命だ。
後輩を心から尊敬し
自分よりも立派に!
成長を競い合え!

薬王品得意抄 P1501
法華経は闇夜の月のごとし法華経を信ずれども深く信ぜざる者は半月の闇夜を照すが如し深く信ずる者は満月の闇夜を照すが如し

◇希望の明日へ
壮年部の方々は、ナイト(騎士)の精神で"私がいれば大丈夫。婦人部を、女子部を、そして学会を守ってみせる"−−こういう毅然たるリーダーであっていただきたい。そのうえで、朗らかで温かく、包容力があって親切。これが本当の壮年部である。

☆我らの勝利の大道No.66 師弟常勝の関西魂
私が共に対談集を発刊した、南米アルゼンチンの人権の獅子エスキベル博士は語ってくださった。
「『創価』が意味する『価値の創造』は、戦う意欲をかきたててくれます。
生命の尊厳のため、人間を人間たらしめる価値のため、私たちが創りたい社会に向かって進む闘志がわきます。この闘志は、信仰そして人生の信念から生まれるものです」
と。
明日で「阪神・淡路大震災」から17年となる。私も妻も、すべての犠牲者の冥福を祈り、一段と深く懇ろに追善の題目を送らせていただいている。
この大震災に際しても、「創価」の闘志漲る関西の大連帯は、地域・社会の依怙依託となり、歴史的な使命を担い立った。
言葉に尽くせぬ大苦難のなか、わが同志のあまりにも気高き善意の心と、強い団結の力、輝く英知が発揮されたことは、今、不滅の希望の鑑となっている。
あの時、瓦礫に塞がれた道なき道を、救援物資を積んで走った青年部のバイク隊の雄姿に、皆が驚嘆した。いな感涙した。トラック等での輸送が難しい現実にあって、"なんとかできないか""なんとかしたい" との真剣な願いが、勇気となり、智慧となって現れた尊き行動であった。
ドクター部や看護師の白樺会・白樺グループの不眠不休の救護も、自発の役員の献身も崇高であった。
兵庫の誉れの友は、甚大な試練を乗り越えられてきた。経済不況にも負けず、懸命に奮闘されている。
さらに「東日本大震災」の復興のためにも、その不屈の心を携えて、被災地の方々に手を差し伸べ、勇気の光を送られているのだ。
兵庫出身の信念の哲学者・三木清は語っている。
「忍耐と根気、人間にとってこれが最高のものであるように考えられます」と。
忍耐強い、根気強い祈りと行動で、共に宿命転換していくのだ。
これが、学会の草創以来の伝統である。

2012年1月23日月曜日

2012.01.23 わが友に贈る

地区の勝利が
広布の未来を決する。
皆で智慧を出し合い
心一つに進みゆけ!
我らの城を理想郷に!

種種御振舞御書 P917
釈迦如来の御ためには提婆達多こそ第一の善知識なれ、今の世間を見るに人をよくなすものはかたうどよりも強敵が人をばよくなしけるなり

◇今週のことば
「行学たへなば
仏法はあるべからず」
行動の中に成長がある。
共戦の中で人材は育つ。
「平和の種」を共々に!

2012年01月23日

◇希望の明日へ
この大法を、一間浮提に広宣流布しゆく大船は創価学会である。学会員こそ、最高に価値ある、最高に満足できる人生の大航海を勝ち取る方々なのである。特に、壮年部は、現実社会の荒海を乗り越えて、一家、一族、また地域・社会の友を、三世永遠の幸福の港へとリードする船長の存在である。その責任は大きいし、それだけに冷静、慎重であり、力がなくてはならない。どうか"あの人がいれば何があっても安心だ""この人の指導は明快だ。間違いない"といわれるような、名指揮をお願いしたい。かりそめにも、威張ったり、軽率や、はったりがあったり、包容力もなく、冷静に話し合うこともできない、などといった愚かな指導者であってはならない。

☆我らの勝利の大道No.66 師弟常勝の関西魂
判決の日、関西本部に戻ると、私は待ってくれていた同志と仏間へ向かい、「大法興隆所願成就」の関西常住の御本尊に、勝訴の感謝の祈りを捧げた。
居合わせた中に、今の"ヤング・ミセス"の世代のリーダーがいた。肋膜炎を患い闘病していると伺い、皆と共に、師子吼の如く彼女の宿命打開と健康を祈った。
その友は決然と病魔を乗り越え、今も、はつらつと錦宝会(多宝会)のスクラム固く活躍されている。
いついかなる時も「一人」の友を励まし、「一人」を立ち上がらせ、共々に新たな前進を開始する。その連続闘争に常勝関西がある。
この日のうちに私は帰京した。私は友に語った。
「むしろ、戦いはこれから始まるのだ。
一つの段階を越えると同時に、次の段階へ向かってスタートする。これが本因妙の仏法のゆえんだよ」

この昭和37年、学会は「勝利の年」と定め、270万世帯達成を目標に掲げて出発した。
その学会の勝利の突破口を勢いよく開いたもの、わが関西であった。
関西の友は、一人も残らず、私の無罪を信じてくれていた。そして、それが現実になった時、爆発的な勢いで関西中に──すなわち大阪、京都、滋賀、福井、兵庫、奈良、和歌山の全土で折伏の渦が巻き起こったのだ。
2月、3月、4月……。月を追うごとに関西は燃えに燃え上がり、5月には、全国の弘教の3割を推進するという、美事な拡大劇を満天下に示したのである。新入会の喜びが各地にあふれた。なかでも男女青年部の躍動は一際光っていたと記憶している。
この年、学会は当初の目標を大きく超え、一気に300万世帯を達成した。まさに関西の師弟不二の戦いなくして、この拡大勝利はあり得なかったのである。

2012年1月22日日曜日

2012.01.22 わが友に贈る

苦悩を破る力は
わが胸中にあり!
大確信の唱題が
己心の仏界を開く。
君よ自身に生き抜け!

乙御前御消息 P1221
冰は水より出でたれども水よりもすさまじ、青き事は藍より出でたれどもかさぬれば藍よりも色まさる

◇希望の明日へ
かぎりある人生である。同じ生きるならば、さわやかに朗らかに生きたい。赫々と燃え、また堂々と夕空を染める太陽。最後の最後まで、わが命を燃やしきりながら、大空を荘厳な金と茜の輝きで彩る太陽のごとく生き抜きたい。法のため、人のために尽くしながら、婦人部からも、青年部からも、"清々しい""すばらしい"と讃嘆されるような、見事な総仕上げの人生を飾っていただきたい。フレッシュな信心の心で、まさに壮年部革命といわれるような前進を、お願いしたい。

☆我らの勝利の大道No.66 師弟常勝の関西魂
常勝の
 大関西の
  婦人部に
 幸福 燦たれ
  諸仏も護れと

私の「無罪判決」を、誰よりも真剣に、そして一心不乱に祈り抜いてくれたのは、尊き婦人部の皆様であった。
朝な夕な「正義」の勝利を、ひたぶるに御本尊に祈念し続けてくださった御恩を、私も妻も、終生、絶対に忘れない。
母たちの不屈の祈りに、どれほど勇気づけられたことか。まさに「万の力」の励ましであった。
日蓮大聖人は大難に直面した弟子に仰せである。
火にたきぎを加える時はさかんなり、大風吹けば求羅(=風を得て大きくなる虫)は倍増するなり』(P1136)と。
常勝の母たちは、逆境だからこそ、信心の底力を発揮し、「負けたらあかん」と共に戦ってくださった。
後に、この1月25日は「関西婦人部の日」となり、今も光り輝いている。
スイスの大教育者ペスタロッチは、すべての人の内奥にあり、開発せねばならないものを列挙している。
それは
・「強い力」
・「明るい知恵」
・「崇高な善の可能性」
・「内面的諸力の確固とした力づよさ」
・「無邪気さの高き純粋さ」
・「こまやかな優しさにみちた善意」
などである。
偉大な「関西婦人部」そのままの心であり、姿ではないか。
判決を翌日に控えた、昭和37年1月24日、私は関西の女子部幹部会、さらに男子部幹部会に出席した。真剣な共戦の心で、兵庫の尼崎市体育館を埋め尽くしてくれた若き丈夫たちに、私は申し上げた。
「私たち地涌の菩薩は、日蓮大聖人の弟子として、その自覚と信念に立って、不幸な人びとの味方となっていくのです。
そして本当に、全民衆が、すなわち日本国中の人びとが、安心して幸福に暮らしていける世の中を築き上げようではありませんか!」

この私の心を心として、関西の不二の友は、いやまして負けじ魂を燃え上がらせ、何ものにも屈しない民衆の楽土の大建設に勇み立ってくれたのである。

2012年1月21日土曜日

2012.01.21 わが友に贈る

降雪、路面凍結に注意!
特に高齢の方々へは
転倒防止などの配慮を。
夜間は危険度も増加
無事故の声掛けを必ず。


四恩抄 P936
日蓮はさせる妻子をも帯せず魚鳥をも服せず只法華経を弘めんとする失によりて妻子を帯せずして犯僧の名四海に満ち螻蟻をも殺さざれども悪名一天に弥れ

◇希望の明日へ
学会の、どの地域を見ても、男性のリーダーが女性を大切にしているところは、全体が仲良く団結し前進している。励ましがあり、人間的な潤いがある。そもそも、現実の広布の戦いにおいて、何でもいちばん働いてくださっているのは、婦人部である。叱るなんて、恐れを知らない人々である。ともあれ、婦人、女性を大切にできる組織、また家庭には"進歩"がある。"楽しさ"と"大らかさ"ある。"和合"がある。ゆえに"功徳"がわくのである。

☆我らの勝利の大道No.66 師弟常勝の関西魂
巌窟王
 三世に勝ち抜け
  大関西


「関西魂」とは──
「負けじ魂」である。
「不屈の魂」である。
「師弟の魂」である。
「団結の魂」である。
「常勝の魂」である。

ゆえに、脈々と受け継がれている「関西魂」こそ、学会永遠の宝なのだ。

それは、50年前(昭和37年)の1月25日。厳寒の日々にあって、希望の扉を開くように柔らかな光が差し込む朝であった。忘れもしない「大阪事件」の無罪判決の日である。
「池田大作は無罪」──裁判長の凛然とした声は、今でも耳朶から消えない。
法廷から関西本部に戻る車中、銀色に輝く堂島川を見ながら、師を偲び、勝利の報告をした記憶は、昨日のことのように鮮明である。

「大阪事件」は昭和32年に起こった。創価学会という新たな民衆の平和勢力の台頭を阻もうと、国家権力が牙をむいたのだ。そして関西での大発展を指揮する私が標的となり、不当逮捕されたのである。
もとより、私に着せられた選挙違反容疑など全く事実無根である。だが、担当の弁護士は、私に言った。
「無実であっても、検察の主張を覆すことは難しい。有罪は覚悟してほしい」
日本では、検察が起訴した刑事事件の有罪率は99パーセント以上だと言われてきたとはいえ、あまりに情けない弱腰であった。
権力の横暴の前に、真実と正義が押しつぶされる。何の罪もなき人間が、闇に葬り去られる──そんな不当な壁、不条理の壁を、後世のために打ち破りゆく戦いでもあったのだ。
「無実の事で罰せられる以上の不正はまさしくない」──これは、18世紀フランスの言論の闘士ボルテールの憤怒であった。
彼は「人は正義を要求するときにきわめて強力」になると断言した。
戸田先生の最晩年、私が裁判のため大阪に行くことをご挨拶すると、力強く病床から語ってくださった。
「君は、私のため、学会のために、罪を一身に背負おうとしてくれた」
「裁判は容易ならざる戦いになるだろう。しかし、最後は勝つ。金は金だ。真実は必ず明らかになる」
先生の弟子として、断じて勝つ。絶対勝利の誓いを胸に、4年3カ月にわたる法廷での戦いに挑んだ。
初公判は、昭和32年の10月18日。大阪入りしたのは、前日である。
「関西の方々に、これからまた長い期間、お世話になりますので、ご挨拶を」と妻も同行した。この晩、4軒ほど同志のお宅を訪問させていただいた。
初公判の夜には、神戸大会に出席し、大兵庫の友と新たな前進勝利を約し合ったことも、誠に懐かしい。
無罪までの公判は実に84回。私の出廷は23回を数えた。
だが、この法廷闘争のための一回一回の関西訪問もまた、大好きな関西の同志と私が共に綴った黄金不滅の共戦譜となった。
さらにまた、この「大阪事件」の真実の歴史を、未来部時代に学んだことが契機となって、庶民を護り、正義を護り抜く力ある弁護士が多数、誕生していることも、嬉しい限りだ。

2012年1月20日金曜日

2012.01.20 わが友に贈る

友の声に耳を傾け
自らの体験を
勇んで語ろう!
和楽の座談会から
勝利の力は生まれる!

秋元殿御返事 P1070
若し法師に親近せば速かに菩提の道を得ん是の師に随順して学ばば恒沙の仏を見奉る事を得ん

◇希望の明日へ
壮年部にとっては、これからが人生の重要な仕上げのときである。社会的にますます責任も重く、精神的、肉体的な負担も大きくなってくる。だからこそ、尊敬と励ましに満ちた、麗しき絆の前進が大切である。妙法に生き切った人は幸せである。不老不死の法理のままに、わが一生を満足で飾り、一日また一日を、若々しき、永遠への出発としていける。そうなるのが信心であり、広宣流布の活動であることを、強く確信していただきたい。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
尊い心です。人生も、仏法も、「求める心」で決まる。
私たちが勤行で毎日読誦している如来寿量品に、『一心欲見仏不自惜身命』(一心に仏を見たてまつらんと欲して 自ら身命を借しまず)という経文があります。
日蓮大聖人は、この「一心欲見仏」を「一心に仏を見る」、さらに「心を一にして仏を見る」、そして「一心を見れば仏なり」と、三重に読み直されています(P892)。
一心に仏を求め抜いていく。心を定めて、広宣流布の大願のために戦い抜いていく。その「不自惜身命」の心こそ、実は仏そのものなのであると、示してくださっているのです。
私は今も、戸田先生を求め続けています。毎日、心で対話をしています。そして常に一緒に、世界広宣流布の指揮を厳然と、また悠然と執っています。ゆえに、何も恐れるものはありません。
創価学会は、大聖人の仰せ通り、恩師の大願のままに築き上げてきた人間の大連帯です。
無名の庶民の中に、どれほど偉大な人物が光っていることか。皆、悪口を言われながら、わが身を惜しまず、友のため、地域のために尽くしてこられた。何の見返りも求めず、「広宣流布」「立正安国」の理想に向かって行動し抜いておられる。
東北の被災地では、厳寒のなか、きょうも、復興のために献身される同志たちがいます。
皆さん方の父母、祖父母たちこそ、法華経に説かれる地涌の大菩薩であり、最敬礼して仰ぐべき尊極の仏なのです。
フランスの哲学者ルソーは綴りました。
「わたしたちは、いわば、二回この世に生まれる。一回目は存在するために、二回目は生きるために」
悔いなき最高の人生を生き切るために、青年は創価の人間群を誇りとしながら、どこまでも自分らしく、強く朗らかに前進していっていただきたい。
インド独立の父マハトマ・ガンジー「決して希望を失わない者のみが指導者になることができる」と言った。
愛する君たちが21世紀の人類へ希望の光を贈りゆく、偉大な人間指導者に育つことこそが、私の最大の希望なのです。

2012年1月19日木曜日

2012.01.19 わが友に贈る

希望の太陽を胸に
勇んで行動しよう!
広宣流布のための
苦労と悩みは
すべてが福運と変わる。

本因妙抄 P874
彼の天台大師には三千人の弟子ありて章安一人朗然なり、伝教大師は三千人の衆徒を置く義真已後は其れ無きが如し、今以て此くの如し数輩の弟子有りと雖も疑心無く正義を伝うる者は希にして一二の小石の如し

◇希望の明日へ
婦人部に対しては、心からの優しさと礼儀をもって接することである。仮にも、婦人を叱ったり、威張ったりすることがあってはならない。どうも、家で奥さんに頭が上がらない男性ほど、他の婦人に威張る傾向があるようだ。また、ふざけた、軽視の心があってはならない。紳士として、婦人を最大に尊敬し、どこまでも優しく、礼儀正しくあっていただきたい。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
「大人」とは「大人(たいじん)」とも読みます。「大人(たいじん)」といった場合、徳の高い立派な大人物を指します。
お隣の中国では古来、「大人(たいじん)は己(おのれ)なし」と言って、私利私欲のためではなく、人のため、世のために、自分自身をなげうって戦うリーダーこそが人々に尊敬されてきました。
口先ではうまいことを言っても、結局、自分の保身しか考えていない、エゴの大人は鋭く見破られてしまう。
青年は、正義の批判力を手放してはならない。
青年は「悪い大人」に絶対、だまされてはいけません。

そして、自分自身を、大海の如く、天空の如く、心広々とした「大人」へと創り上げていくのです。
かつての戦争では、過った為政者たちによって、青年たちが犠牲にされました。わが家も、4人の兄が次々と戦争にとられ、長兄は戦死です。
子どもは、お国のために死ぬことが誉れであり幸福であると教え込まれた。そんな狂った時代に、二度としてはならない。
戦争が終わった時、私は17歳でした。私もまた、大人への失望がありました。きのうまで戦争遂行を叫んでいた人たちが、次の日から平和主義者に変わっていた。誰も何も信用できなかった。良書だけは、嘘をつかないと思い、むさぼるように読みました。
いかに生きるか──私は、正しい人生とその手本を真剣に求めました。その中で友人に誘われた学会の座談会で出会ったのが、戸田先生でした。
偉ぶったところは全くありませんでした。しかし、まさしく人間王者の風格がありました。
軍部政府と戦って2年間、投獄されてもなお、信念を貫き通されたことも知りました。
何とすごい方なのだろう! この人についていこう──あの時、私は19歳。成人を目前にして私の人生は決まりました。私はあの日から「大願」を起こし、「戦い」を起こしたのです。今年で、65年になります。

2012年1月18日水曜日

2012.01.18 わが友に贈る

風邪・流感に注意!
うがい、手洗い、
マスク着用で予防せよ。
室内の換気も大切だ。
賢く健康第一で前進!

当体義抄 P512
所詮妙法蓮華の当体とは法華経を信ずる日蓮が弟子檀那等の父母所生の肉身是なり、正直に方便を捨て但法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱うる人は煩悩業苦の三道法身般若解脱の三徳と転じて三観三諦即一心に顕われ其の人の所住の処は常寂光土なり

◇希望の明日へ
壮年部に対しては尊敬と感謝の念で接していただきたい。壮年は社会での仕事も大変である。あらゆる面で責任も重く、気苦労も多い。体も若いころのようには動かない。そうしたなか、一般社会では、多くの壮年が理想もなく、ただ現実に埋没して生きている場合があまりにも多い。それにもかかわらず、壮年部の皆さまは、日々広宣流布のために活躍してくださっている。人類のため、大切な仏子のために、祈り、考え、行動しておられる。まことに尊く、ありがたい存在である。心から尊敬し、感謝していくべきである。仏法の目から見れば、世間のいわゆる有名人等よりも、比較にならないほど偉大な方々である。また、人間としても尊極の生き方をしておられる。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
青年が、今、どんな希望を抱いて戦っていくのかで、未来は決まります。
未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』(P231)です。
戸田先生は「青年は望みが大きすぎるくらいで、ちょうどよいのだ。この人生で実現できるのは自分の考えの何分の一かだ。初めから望みが小さいようでは何もできないで終わる」と言われました。ですから、自分らしく伸び伸びと希望を広げてください。
そもそも、恩師ご自身が、大いなる希望に生き切られたからこそ、あの偉大な戸田先生になったのだと私は思います。
恩師は20歳の時の日記に、「国家の人材」「世界の指導者」としての大任を授かるように、心身を鍛錬し、その大任を果たせるように自己を磨かずにはおかないとの決意を記されています。そして「今日の人のそしり、笑い、眼中になし。最後の目的を達せんのみ」と。牧口先生と師弟の出会いを刻んで間もなくのことです。
どんな時にも、希望を満々と漲らせた先生でした。そして、誰よりも努力された先生でした。
大いなる希望があれば、どんな苦労も耐えられる。どんな努力も惜しくありません。自分の胸中にあって、自分を励まし続けてくれる宝、それが希望です。
戸田先生は、牧口先生の弟子として広宣流布の大願に生き抜くことを決められました。その時、それまでの苦労も全部、生きてきたと言われています。そして、民衆に限りない希望と勇気を送っていかれたのです。
私たちには「絶対勝利の信心」があります。この信心を根本に、広宣流布という平和と全人類の幸福を目指す「大願」に向かって進む時、自分の希望も必ず叶う。
たとえ、願った通りにならなかった場合でも、その人にとって一番いい方向に進むことができるのです。長い目で見れば、それを必ず確信できます。

2012年1月17日火曜日

2012.01.17 わが友に贈る

民衆の結合の力が
時代の闇を破る。
自ら孤独になるな!
友を孤立させるな!
創価の連帯を広げよ

御講聞書 P808
題目を唱え奉る音は十方世界にとずかずと云う所なし、我等が小音なれども、題目の大音に入れて唱え奉る間、一大三千界にいたらざる所なし、譬えば小音なれども貝に入れて吹く時遠く響くが如く、手の音はわずかなれども鼓を打つに遠く響くが如し、一念三千の大事の法門是なり

◇希望の明日へ
人生経験の豊富な壮年部は、友のさまざまな悩みにも、奥行きのある指導ができる。皆の気がつかない心の機微をとらえた配慮もできる。地域に信頼できる壮年部がいれば、皆が安心である。どうか各部の友の"信仰の盤石な依処"として、円熟と包容力、安心感のある紳士として、生き生きと、心豊かに活躍していただきたい。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
青年を大切にし、青年が希望を持てるように、社会をあげて応援していかなければ、未来はありません。
そのうえで、申し上げたいことは、社会が暗いからこそ、青年はいよいよ希望を光らせてほしいということです。
たしかに就職をとってみても、希望通りのコースへ進める人は少ないでしょう。
ただ見方を変えれば、いつの時代でも、最初から自分の「やりたい仕事」ができるなどということは、ほとんどあり得ない。皆、「やらねばならない仕事」から始めるのです。そこで、うんと苦労し、歯を食いしばって努力する以外にない。すべてが勉強です。
その悪戦苦闘の中で、自分を鍛え、大地を破って伸びる若竹のように、希望に向かい、たくましく突き進んでいく。そして、人のため、社会のため、「自分でなければできない使命」を忍耐強く果たしていくのです。
ともあれ、若き日の希望を実現しよう、誓いを貫こうと決めたならば、幾多の困難と戦わねばなりません。だから「大人になる」とは、「戦いを開始すること」です。
失敗したら、また次の希望を持てばよい。それも戦いです。へこたれずに戦い抜く人が偉大な人です。戦い続ける人こそが勝利の人なのです。
日蓮大聖人が、20歳の南条時光へ『大願ををこせ』(P1561)と仰せになられたのも、「戦いを起こせ」ということと拝されます。 時光は、地頭という鎌倉幕府に仕える立場にありました。大聖人の門下として行動を貫けば、迫害を受けることは間違いありません。そうしたことをすべて御存じのうえで、大聖人は、あえて強く励まされているのです。
大変な状況にもかかわらず、若き愛弟子は必ず立ち上がると信じてくださっている。これが御本仏の御心です。厳愛です。法華経の兵法をもって戦えば、必ず一切を変毒為薬して勝てるからです。
時光も、大聖人の仰せの通りに戦い、立派に自分の使命を果たしました。

2012年1月16日月曜日

2012.01.16 わが友に贈る

「地区」の勝利が
広布を加速させる。
目標を明確に
わが地域の繁栄へ
心一つに進め!

妙心尼御前御返事 P1479
この仏不死の薬をとかせ給へり今の妙法蓮華経の五字是なり、しかもこの五字をば閻浮提人病之良薬とこそとかれて候へ

◇今週のことば
創価の座談会は
「希望」のオアシス
「勇気」のジャンプ台
一人一人が主役だ。
弾む心で体験を語ろう!

2012年01月16日

◇希望の明日へ
壮年部の確固たる信心は、一家、一族に偉大なる福運と功徳を輝かせていく光源であり、源泉となる。御書には、妙法を授受した功徳は『上七代・下七代』(P1430)、さらにそれ以上に及ぶと仰せである。お一人お一人を先駆けとして、先祖そして子々孫々に、幸福と繁栄の大河を通わせていけるのである。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
「青春」の異名は「希望」です。希望と共に生きる限り、人間は永遠に若い。
関西出身の歌人・与謝野晶子は綴りました。
「『若さ』は尊い、怖ろしい。新しい奇蹟を沢山に生む力だ。孔子が『後生畏るべし』と云ったのは『若さ』に対する畏敬驚歎に外ならない」
「大人になっても此の『若さ』を保有している人達にのみ、いつまでも新しい生活がある」
と。
この「若さ」とは、そのまま「希望」と言い換えてもいいでしょう。
正しい信仰とは、何歳になろうとも、また、いかなる状況にあろうとも、わが心に赫々と「希望の太陽」を昇らせていける無窮の力です。
ゆえに、若くして信仰を持った皆さんには、絶対に絶望などない。皆さん自身が、永遠に希望の当体だからです。

2012年1月15日日曜日

2012.01.15 わが友に贈る

「誰か」ではない。
リーダーが率先して
友好へ打って出よ!
仏縁を広げゆく
勇気の一歩を!


上野殿御返事 P1554
こうへのどの(故上野殿)をこそいろあるをとこと人は申せしに其の御子なればくれないのこきよしをつたへ給えるか、あいよりもあをく水よりもつめたき冰かなとありがたしありがたし

◇希望の明日へ
壮年部の皆さまは、まだまだ若い。なかには年配の方もおられるが、今は平均寿命も大きく延びており、入信時の牧口先生の年齢からみれば、いよいよこれからである。意気盛んに、"さあ!これからだ"と、はつらつと広宣流布に前進していただきたい。そして"信心とはかくあるものだ""これが信仰者の生き方だ"というものを証明し、見事な人生の総仕上げをしていただきたい。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
大聖人は、満20歳の南条時光に、こう呼びかけられました。
願くは我が弟子等・大願ををこせ』(P1561)と。
熱原の法難という、入信間もない農民信徒たちが迫害された大難の渦中、大聖人が信頼し、奮闘に期待を寄せられたのは勇敢な青年でした。
私の恩師・戸田城聖先生も、よく「南条時光を見習っていけ」と言われました。
時光は今で言えば"学会2世"です。亡くなった父の信仰を受け継ぎ、16歳で、自ら駿河国(現在の静岡県中央部)から身延の大聖人のもとへ馳せ参じています。
自発求道の青年でした。心に誓いが燃えていました。可愛い弟の不慮の死去に際しても、悲しみの母を支えました。自身の大病も厳然と乗り越え、仏法への確信を深めています。そして、日興上人と共に地域の中心的存在として、一生涯、戦い抜きました。
私か時光を偉いと思うのは、彼は少年時代の誓いを、大人になっても忘れなかった。そして、迫害に立ち向かい、矢面に立って、同志を守り、師匠をお守りし抜いたことです。
逆説的な言い方になるかもしれないが、若さ日の誓いを、生涯、忘れなかったからこそ、信念の「大人」になったとも言える。ここに、大聖人が示された「大願」に生き抜く人生の強さがあり、深さがあります。
大きな願いを立てるということは、それだけ大きな人生が開けるということです。広宣流布は、人類を幸福にし、世界を永遠に平和にしていこうとする、究極の大願なのです。

2012年1月14日土曜日

2012.01.14 わが友に贈る

生命の世紀の先駆者
白樺の皆様よ。
友の健康を守る
尊き献身に感謝!
貴女に福徳の栄冠を!

法華初心成仏抄p552
とてもかくても法華経を強いて説き聞かすべし、信ぜん人は仏になるべし謗ぜん者は毒鼓の縁となつて仏になるべきなり

◇希望の明日へ
年配者になると若者の考え、行動を理解しにくくなるものである。しかし、年配者であればこそ、若者の意見をよく聞き、「広布のためであるなら、自分が責任をもつから存分にやりなさい」という度量をもちたいものである。決して、自分たちの古い考えで、みずみずしい青年たちの心を抑えてはならない。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
苦労した人が、最後は勝利します。青年には、どんな苦難にも負けないでほしいと願って植樹したものです。
成人の日は、新成人だけでなく、青年にとって「大人になる」とは、どういうことかをあらためて考える、いい機会です。
20歳になれば、自動的に「大人になる」というわけではありません。他人や社会との関わりにも、責任が伴います。
悪逆なナチスから、子どもたちを守るために、命をかけて戦ったポーランドの大教育者コルチャック先生「成熟した大人とは、何のために生き、人々とどのように関わり、また、人類の歴史にどのように関わるのかということを知っており、そして、そのことに依拠して行動する人である」と明言している。
要は一人の人間として、いかなる信念と哲学を持ち、いかなる行動をしていくかでしょう。
激動の時代であり、変化が求められる時代です。大人たちの社会も、青年の正義感を信じ、青年の行動力を引き出していく社会に変わらねばなりません。
青年を子ども扱いし、「近頃の若者は」などと見下す大人はずるい。私は断固、青年を信じます。
未来は青年のものです。青年で決まります。だから私は青年に期待し、一個の人格として最大の敬意を払って接してきました。そして「早く生い立て」と願い、毎日、妻と共に祈り抜いています。青年部の皆さんのお父さん、お母さん方も、同じ気持ちだと思う。

2012年1月13日金曜日

2012.01.13 わが友に贈る

ひとたび決めた
青春の信念を
貫いた人が勝者!
「誓い」とは最も崇高な
人間性の証しである。

種種御振舞御書 P910
肝心諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども二陣三陣つづきて迦葉阿難にも勝ぐれ天台伝教にもこへよかし

◇希望の明日へ
だれが見ていようといまいと、自ら決めた人生の道を、いよいよ勢いを増しながら、荘厳なる完成へと生き抜いていく。信心と人格のうえでも、社会人としても、あらゆる面で、一歩も退くことなく、向上の坂をたくましく上り続けていく。そこに価値ある"壮年"の生き方がある。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
新入会の友は、さまざまな悩みを乗り越えよう、大いに成長しようと、新たな決意で、この信心を始めました。
法華経には、『若し法を聞くこと有らば 一りとして成仏せざること無けん』と説かれています。
すべての新入会の友が、初信の功徳を実感し、信心を始めてよかったと思えるように、そして成仏という絶対の幸福境涯ヘー歩一歩、着実に前進できるよう、先輩の皆さんは真心からの励まし、アドバイスをお願いします。
すぐには思うようにいかないこともあるでしょう。「焦らないで、いいんだよ」と、温かく声をかけていただきたい。あの大文豪ゲーテも、「いいものができるには時間がかかるよ」と記しています。
とりわけ、家族が未入会の友には、こまやかに心を砕いて差し上げたい。私も入信したばかりの時、父が信心に反対でした。父と私の間に立って、母が苦心してくれたことを思い出します。
家族と信心のことでケンカになったり、つらい思いをしたりしないよう、親身になって相談に乗っていただきたい。

御書に『教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ』(P1174)とあるように、仏法は「人の振る舞い」を教えています。親孝行こそ、最も基本の「人の振る舞い」です。
大切なのは、まず自ら人間革命することです。自身が成長することです。そして、ご家族を安心させてあげることです。必ず分かってくれる日が来ます。
日蓮大聖人は、『法華経を持つ人は父と母との恩を報ずるなり』(P1528)とも仰せです。家族の絆は、この信心を通し、未来永遠に強めていけるのです。

2012年1月12日木曜日

2012.01.12 わが友に贈る

労苦に勝る
青春の誉れなし!
創価班、牙城会
白蓮グループに感謝!
尊き友を諸天も喝采!

一代五時鶏図 P631
有縁の者何ぞ来らざるを得ん譬えば百川の海に潮す応須が如し縁に牽れて応生すること亦復是くの如し

◇希望の明日へ
若い時代は、はつらつと成長していても、年齢を重ねるにつれ、"日々前進"の気概を失い、何事もおっくうになっていく。これこそ、まさに"老化現象"である。進歩なき人生には、若さもなければ、喜びもない。停滞と不満が残るのみである。壮年部は煌々と輝きを増しゆく月のごとく、また、刻々と漲りゆく海原の潮のごとく、一日一日、そして一年一年、かぎりなく上昇していける人生であってほしい。その向上の軌道を生涯、進むための信心であることを忘れてはならない。

☆若き君へ 新時代の主役に語る 「大人になる」とは
うれしいね! 本当にうれしい! 青年部の奮闘の様子も、新入会の皆さん方の決意も、よく伺っています。
日本中、世界中で、青年がぐんぐん伸び、スクラムを広げゆく素晴らしい時代が到来しました。
今年は、ロンドンでオリンピックが開催されます。英国そして欧州の青年の前進も目覚ましい。
近代オリンピックの創設者クーベルタンは、「人間の春は、若々しく成長した人の中に表現される」と語りました。
学会は今、希望が躍動する「青年の時代」「人材の春」を迎えています。
人材を見つけ、育てる。その労作業こそが、広宣流布という社会を変革しゆく偉大な民衆運動、世界的な平和運動の原動力です。
だから、先輩は全力を挙げて、新しい友を一人ももれなく大人材に育ててください。心と心が通じ合い、何でも話し合える本当の同志として、共々に希望に燃えて進んでいただきたい。
私も、皆さんのためなら何でもします。青年たちのために、語り残しておきたいことが、まだまだ、たくさんあります。

2012年1月11日水曜日

2012.01.11 わが友に贈る

未来の「果」は
現在の「因」にあり。
万代の土台を築くため
粘り強く「今」を勝て!
徹して自分を鍛えよ!

三沢抄 P1489
此の法門出現せば正法像法に論師人師の申せし法門は皆日出でて後の星の光

◇希望の明日へ
壮年部に申し上げたいのは、婦人部の意見によく耳を傾けてほしいことである。そして婦人部の方々が安心して一家を支え、広布の活動に励めるよう、温かな配慮を、くれぐれもお願いしたい。

◎今日から各部への指針です。最初は壮年部へ

2012年1月10日火曜日

2012.01.10 わが友に贈る

「年は・わかうなり
福は かさなり候べし」
我らは永遠の青年だ!
いよいよ若々しく
福徳の大道を歩め!

法蓮抄 P1050
法蓮法師は毎朝口より金色の文字を出現す此の文字の数は五百十字なり、一一の文字変じて日輪となり日輪変じて釈迦如来となり大光明を放って大地をつきとをし三悪道無間大城を照し乃至東西南北上方に向つては非想非非想へものぼりいかなる処にも過去聖霊のおはすらん処まで尋ね行き給いて彼の聖霊に語り給うらん

◇希望の明日へ
自分の心を師とするのは、自己中心主義である。反逆者、背信者、偽善者は、結局、心を師とした、自己中心の人間である。

2012年1月9日月曜日

2012.01.09 わが友に贈る

祈りとして
叶わざるなしの妙法だ。
我らの題目の声は
大宇宙をも動かす。
何があっても前へ!

千日尼御前御返事 P1310
此の経文は一切経に勝れたり地走る者の王たり師子王のごとし空飛ぶ者の王たり鷲のごとし

◇今週のことば
広宣流布の拡大は
足もとから始まる。
身近な友を大切に!
勇気の対話で
希望の光を広げよう!

2012年01月09日

◇希望の明日へ
学会の幹部でありながら、退転し、反逆していったのは、結局、信心の謙虚さを失い、向上の心を忘れた人間であった。師匠や立派な先輩にはヤキモチをやき、自分より弱い立場の人を見下す、卑しい人間であった。これは三流、四流の生き方である。

☆新時代第55回本部幹部会へのメッセージ
戸田城聖先生のもとで、女子部の「華陽会」が学んだ、『トム・ソーヤーの冒険』の作者である、アメリカのマーク・トウェインは語っている。
「どれだけ多くの人間か自分の力を知らないことか!
人間には宇宙を動かす力が秘められている」
のだと(ドロシー・クイック著『マーク・トウェインと私』)。
人間生命に秘められた、この宇宙大の力を解き放つ鍵こそ、「勇気」であります。
そして、その極致こそが「勇気ある信心」なのであります。

戸田先生は「信心とは、要するに、どんなことがあっても必ず勝つと、心を決めることだ」と結論されました。
無名にして無冠の庶民が、この勇気ある信心に立ち上がって、いかなる悪口にも、いかなる圧迫にも、いかなる陰謀にも屈せずに戦い切ってきたからこそ、世界の柱たる平和と文化と教育の創価の大連帯が築かれたのであります。
けなげな女性門下・千日尼への励ましの仰せには−−
一の師子王吼れば百子力を得て諸の禽獣皆頭七分にわる』(P1316)とあります。
師子王たる師匠の師子吼に応え、弟子もまた、勇気ある自行化他の題目で広宣流布に邁進する。
そして邪悪を打ち破り、正義の友を大いに増やしながら、無敵の師子の陣列を拡大する。

ここに、永遠に勝ち栄えゆく創価の師弟の勝利の大道があります。
凛々しい未来部の愛唱歌にある通り、私たちは、力強く「勇気の一歩」を、どこまでも貫いてまいりたい。

世界は、今、壁を打ち破る、創価の力ある若人の登場を待ち焦がれております。
きょうは、新しい成人の友も、おめでとう!
わが地涌の青年たちよ!
わが普賢の学徒たちよ!
そしてまた、永遠の青年の心に燃えたる、わが一生の同志たちよ!
この一年も、「異体同心」の鉄の団結で、すべての戦いに勝利し、朗らかな楽しい人生を送りましょう!
結びに−−

偉大なる
 勇気と希望の
  師子の道

と贈り、私のメッセージといたします。
ともどもに元気で頑張り、勝ち抜こう!
わが友に勝利あれ!
わが同志に幸あれ!
と祈りつつ。

2012年1月8日日曜日

2012.01.08 わが友に贈る

「青年」とは
成長し続ける人だ!
昨日よりも今日
今日よりも明日へと
張り切って進め!

兵衛志殿御返事 P1093
念仏者等にたぼらかされて日蓮を怨ませ給いしかば我が身といい其の一門皆ほろびさせ給う

◇希望の明日へ
謀略の人は、その策謀の意図が深いほど、自らの野心と名聞名利を巧妙に隠す。清廉を装った言動をなし、"正統派"の旗印を振り回しては人々の心をとらえようとする。ゆえに一人一人が賢明、聡明にならなければいけない。言葉よりも、現実の生活、人格、いざというときの振る舞いを見れば、真実は明らかである。経文と御書に照らせば、いっさいが明白となる。

☆新時代第55回本部幹部会へのメッセージ
日本全国、そして世界192力国・地域の同志が一体となり、我ら創価家族は、大いなる希望に燃えて、元気はつらつと新年を出発することができました。
まことに、ご苦労さまです。本年も、どうか、よろしくお願いします。
とくに年頭から、一番、寒い時季においでくださった海外のリーダーの皆さん方、本当にありがとうございます。
なかんずく、タイ創価学会の皆さん方!
厳しい大洪水の災害を乗り越えて、よくぞ、お越しくださいました。
私たちは、心から讃嘆の拍手を送ろうではありませんか!
東北の被災地でも、厳寒のなか、わが誉れの同志は懸命に戦っておられます。
牧口常三郎先生の友人で、東北が生んだ偉人・新渡戸稲造博士は、「新年を迎ふるに新なる勇気と決心を以てすべし」(『新渡戸稲造全集第8巻』)と言われました。
仏法は、常に「現当二世」──すなわち「現在」から「未来」へ、「今日」から「明日」へ、新たなる勇気と決心で、勇猛精進していく希望の大哲学であります。

先日、私は敬愛する皆さんへ、「希望は人生の宝なり」との詩をお贈りしましたが、本日は、「勇気は勝利の力なり」と申し上げたい。
幸福になるのも「勇気」。
試練に打ち勝つのも「勇気」。
人に尽くすのも「勇気」。
平和と正義のために行動するのも「勇気」であります。

先人が「勇気あるところ希望あり」と語った如く、苦難があればあるほど、ほとばしる勇気で立ち向かい、敢然と乗り切り、断じて勝ち越えてみせる。
そして後に続く友に、限りない希望を贈る。

これが、使命に生きゆく人生の究極であります。
日蓮仏法の魂も、「勇気」であります。
日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず』(P1282)と、明快に断言なされている通りであります。
あの身命にも及ぶ佐渡流罪の大難の渦中、大聖人は厳然と仰せになられた。
師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし』(P957)と。
「師子王の心」とは、どんな強敵が、群れをなして襲いかかってこようとも、恐れない。
どんな大難が山また山となって立ちはだかろうとも、断じて負けない。
その最極にして無敵の勇気が、「師子王の心」であります。
いざという苦難の時に、この勇気を奮い起こし、師匠と共に、思い切って戦い抜いた人が、仏になれる。
勇気こそが、己心の無明を打ち破り、自他共に仏界の生命を開くのであります。

2012年1月7日土曜日

2012.01.07 わが友に贈る

一念が定まれば
すべてが変わる!
一歩踏み出す勇気だ。
自分に負けない勇気だ。
さあ突破口を開け!

富木尼御前御返事 P975
御信心月のまさるがごとくしをのみつがごとし、いかでか病も失せ寿ものびざるべきと強盛にをぼしめし身を持し心に物をなげかざれ

◇希望の明日へ
これまで学会に大恩がありながら、反逆していった人間も、肩書や出身、学歴、立場等にとらわれる慢心が必ずあった。ゆえに、叱られたり、自分のわがままが通用せず、自分の思い通りにいかないと、それを"自分のせいだ"と自覚できないで、"人が悪い""学会が悪い"と逆恨みしてしまった。そこには、謙虚に法を求める姿勢も、師弟の精神も、まったくない。

☆新・人革「共戦45」
人間は、三世にわたる生命の因果の理法に立脚して生きるならば、心の内に、おのずからモラルが確立され、善の王道を歩むことができよう。当然、そこからは、人の不幸のうえに、自分の幸福を築こうという発想は出てこない。

人間は、この法理のもとに、よき人生を築こうと努力するなかで、人格も磨かれていくのである。ゆえに、仏法者とは、輝ける人格の人でなければならない。

「人それぞれの宿命があり、人生には、事業の失敗や病気など、さまざまな試練があります。その烈風にさらされた時、ともすれば"もう駄目だ"とあきらめ、無気力になったり、自暴自棄になったりしてしまう。そこに"不幸の習性"をつくりあげる罠がある。これが怖いんです。
信心というのは、その"不幸の習性"という鎖を断ち切る、不屈の挑戦の力なんです。
試練に直面した時に、"こんなことでは負けないぞ! 今こそ宿命を転換するんだ"と、敢然と挑み立つ勇気を湧かせていくための信仰であることを知ってください

◎皆様の真心のお題目に感謝いたしますm(__)m

2012年1月6日金曜日

2012.01.06 わが友に贈る

爽やかな挨拶は
友好の扉を開く。
顔と顔と合わせ
心と心を結ぶのだ。
仏法は人の振舞なり!

千日尼御前御返事 P1311
但法華経計りこそ女人成仏悲母の恩を報ずる実の報恩経にて候へと見候いしかば悲母の恩を報ぜんために此の経の題目を一切の女人に唱えさせんと願す

◇希望の明日へ
仏法では、「悪鬼入其身(悪鬼その身に入る)」と説く。仏法の世界における"裏切り"は、その瞬間から、生命は地獄である。何よりそのことが哀れでならない。

▽年頭から創価班・牙城会・白蓮グループが大活躍!青年学会の中核の奮闘に感謝
▽「まことの・みちは世間の事法にて候」御聖訓。社会で実証を示せ。世雄たれ

☆平成24年1月号大白蓮華 巻頭言「共に集い! 共に勝つ!」

君の胸
 われの胸にも
  黄金の
 旭日かがやき
  共戦楽しや

「生命は、日々たえまなく生まれ変わる。これを知れば、心がはずむではないか」−−非暴力の英雄マハトマーガンジーの叫びである。
妙法という蘇生の音律を、朗々と唱えゆく我らの胸には、来る年来る朝、元初の太陽が勢いよく昇る。全世界の久遠の同志と励まし合い、張り切って旭日の行進を開始したい。
日蓮大聖人は、釈迦・多宝のもとへ十方の仏菩薩が集った虚空会の儀式を『我等衆生を仏になさんとの御談合なり』(P1360)と仰せである。
全員を「一生成仏」の直道へ!
一人ももれなく「幸福勝利」を!

この仏意に完璧に合致した荘厳な妙法流布の会座こそ、座談会を中心とする創価の会合なのである。ゆえに、そこには、参加者の仏性を引き出さずにはおかない、鮮烈な「人間革命」の"磁力"が生じてくるのだ。
紙も十分にない法難の佐渡から、大聖人は『師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし』(P957)と書き送られた。
結びには、『此文を心ざしあらん人人は寄合て御覧じ料簡候て』(P961)と記されている。
一人だけではない。同志と共に、師の正義を学び、一丸となって「師子王の心」を奮い起こしていくのだ。
そこに、どんな三障四魔も打ち破る仏の大力が満々と座るからである。
たとえ会合に行く前は気が重くとも、出た後には清新な息吹が広がることは、皆が実感するところだ。
師・戸田城聖先生の言葉が蘇る。
「会合は、最も明るい尊極の生命の安全地帯だ。集う人は千人が千人、必ず永遠の幸福の軌道に入るのだ」
三十年前の一月、私は寒風の秋田へ飛んだ。健気な同志と、雪の舞う中、「人間革命の歌」を大合唱した。
♪君も征け 我も征く
 吹雪に胸はり いざや征け……
轟く正義の勝関は、不滅である。
一人の支部長が語っておられた。
「どんなに坊主に悪口を言われようと、学会の世界は信心の大歓喜が爆発する集いにするのだ! 負げでたまるか! と戦ってきました」
この広布の闘将は、八十代の今も弘教を実らせ続け、「あなたが言うならば」と入会した青年と学会活動に励み、後継の人材を育てている。
法華経に明確に断言される通り、妙法の会座に出て「初めて法を聞き随喜する」功徳も、「一価でも随喜して人に語っていく」功徳も無量無辺である。さらに、その法座となる大切な会場を提供してくださる御家族の大功徳も計り知れない。
座談会に参加して多くの体験談に励まされてきた学会員は、自らも困難と戦い、打ち勝つ「勇気」が出せる−−これは、アメリカの仏教研究家ストランド氏の鋭い洞察である。
氏は「創価学会の座談会を軸とした布教のあり方は、無限に拡大していける」とも論じてくださっている。
リーダーは一回一回の会合の充実を真剣に祈り、価値ある前進のリズムを作って、出席できない一人一人の激励も、細やかにお願いしたい。
かのビクトル・ユゴーは訴えた。
「強くなるためにこそ一つになれ、幸せになるためにこそ団結せよ」
さあ、異体同心の旗を高らかに、新たな広布の旋風を起こしゆこう!

麗しき
 尊き同志の
  連帯が
 勝利勝利と
  広布広布と

2012年1月5日木曜日

2012.01.03 わが友に贈る

新聞休刊日

如説修行抄 P501
真実の法華経の如説修行の行者の師弟檀那とならんには三類の敵人決定せり

◇希望の明日へ
大聖人は"日蓮をうらんではなりません"と。退転した人々は、苦悩の境涯に堕ちてから「日蓮をうらむ」という性癖がある。このことを熟知されたうえでの仰せと拝される。退転したゆえの苦しみ。それは、生命の内奥では、想像を絶するほど寂しく、暗い、苦悶の境涯となる。もっていき場のない苦しみ、瞑り−−"生命の地獄"である。もっていき場がないゆえに、その苦しみを、大聖人にぶつけるのである。そうだとすれば、筋違いもはなはだしいが、この心理は、現在も共通する。学会はどすばらしい、温かな民衆の和合の団体は、絶対にない。この麗しい真心の世界にいられなくなり、学会から去っていった退転者、背信者らは、自ら落ち込んだやり場のない地獄の苦しみを、学会への"うらみ"に転化し、誹誘、中傷するのである。文字通り自業自得なのだが、自分が悪いとは絶対にいわない。

☆我らの勝利の大道No.65 輝け「青年学会」の旭日
従藍而青−−青は藍より出でて、而も藍より青し。
弟子は師匠以上に立派に育ちゆけとの意義である。
日蓮大聖人が南条時光の母に送られた御聖訓には、『法華経はあいのごとし修行のふかきは・いよいよあをきがごとし』(P1505)とも綴られている。
去年よりも今年、昨日よりも今日と、まず自分自身が、いよいよ生き生きと、いよいよ張り切って前進する−−これが、妙法流布のりーダーの証しである。
「たえず変化し、新しくなり、若返り、停滞しないようにするのが人間じゃないか」と、大文豪ゲーテは言い切った。"成長し続ける人"を「青年」と呼ぶのだ。
「もし人、年をとりたくなかったならばよろしく大いに鵬大なる理想をいだくべきである」−−本年、生誕百五十周年を迎える、東北の偉人・新渡戸稲造博士も、こう言っている。
広宣流布という最高無上の理想へ向け、一日一日の着実な成長が、何より大切である。その一歩一歩が、黄金の足跡と輝くのだ。
戸田先生は語られた。
「理想は天下国家を救うにあり、身近なものは足もとを固めていく−−こういう生活をする立派な青年であってほしい」

2012.01.05 わが友に贈る

いやまして
強い決意をもって
勝利の峰を目指しゆけ!
大切なこの一年を
鉄の団結で進め!

法蓮抄 P1052
野を行き山を行くにもそばひらの草木の風に随つてそよめく声も、かたきの我を責むるかとおぼゆ

◇希望の明日へ
少輔房、能登房という"僧侶"が、そして名越の尼という、草創期からの"大先輩"が、大聖人のもとに集った在家の信徒を退転させようと狂奔したのである。この冷厳な歴史の事実を、鋭く見つめていきたい。彼らは、
①強欲である
②内心は権威・権力を頼まねば何もできない臆病な人間である。臆病は病と書くように、病んだ不健全な心である。そして
③愚かなのに慢心が強く、自分では智者とうぬぼれている−−。
こうした、いわば"人格破綻者"である。このように"大魔のつきたる者ども"の性格は、永遠に変わらぬ普遍性がある。今もまったく同じである。

☆我らの勝利の大道No.65 輝け「青年学会」の旭日
未来への鋭い見識をもって青年を大事にした先人の一人に、大阪出身の歌人・与謝野晶子がいる。
有名な一首に−−
「地はひとつ 大白蓮の花と見ぬ 雪のなかより 日ののぼる時」
一面の雪原に旭日が昇った時、大地がまるで大輪の白蓮の花のように輝いている様子が詠われている。社会や地域に「幸の光」を送る、華陽の乙女の姿を彷彿とさせる。
与謝野晶子は「『若さ』の前に不可能も無ければ、陰翳も無い、それは一切を突破する力であり、一切を明るくする太陽である」との名言も残している。
その通りだ。学会においても、はつらつたる信強き女子部が「一切を明るくする太陽」であり、また、師子王たる男子部が「一切を突破する力」である。

先日、NASA(米航空宇宙局)の宇宙望遠鏡ケプラーが、生命誕生の可能性がある気温の惑星や、地球サイズの惑星を確認したことが報道されていた。
「この大宇宙には、地球のような星が幾つもある。私は、その星の広宣流布のために働かなければいけないんだ。地球の広布は、わが弟子に任すよ」と呵々大笑されていた恩師の笑顔が思い起こされる。
遠大な地球の広宣流布のために、いよいよ、青年が思う存分に無限の力を発揮する好機到来である。飛躍的に拡大すべき本年だ。
その青年を皆で励まし、育てていきたい。
わが地域の伸びゆく青年に接し、先輩たちも力を伸ばし、仲間を広げ、味方をつくり、皆が威光勢力を増していっていただきたい。

今年は辰年−−。この「辰」は、時刻でいえば「午前八時」に当たる。また「夜明け」や「スクスク伸びる」意義もある。旭日の如き青年の息吹に通じる。
私も「辰年」の生まれである。いよいよ思索を重ね、先手を打ち、厳然と指揮を執っていく決意だ。
わが同志よ、後継の青年たちよ! 全員が偉大なる地涌の正義の旗を掲げ抜いていってくれ給え!
現実社会は厳しくとも、仏にも匹敵する勇気と智慧で、人生を切り開いていってくれ給え!
日本中、世界中の同志と共に、胸張り、楽しく、朗らかに、異体同心の前進を開始しよう!

2012年1月4日水曜日

2012.01.04 わが友に贈る

決意が行動を生む。
勇気が未来を創る。
時代の柱たる君よ!
今こそ師弟勝利の
「大願」を立てよ!

松野殿御返事 P1389
法華経には行者を怨む者は阿鼻地獄の人と定む

◇希望の明日へ
学会を誹誘する人間たちは、自分自身には一個の人格として何の偉さもない。社会貢献の行動もない。大法弘通・広宣流布への功労もない。戸田先生への報恩もなければ、学会員への責任の奉仕もない。ただ彼らは、空っぽな自分を大きく見せかけるために、偉大な学会への非難を繰り撃ているのである。学会員は、彼らの屈折した心を鋭く見抜いていきたい。そして、批判されればされるほど、学会の偉大さがいっそう、光り輝くことを確信していきたい。真実は時とともに明らかになっていく。これまでもそうであったし、これからもそうである。

☆我らの勝利の大道No.65 輝け「青年学会」の旭日
今夏、ロンドン五輪が開催されるイギリスでも、わが友の活躍は目覚ましい。
ロンドンといえば、偉大な歴史家トインビー博士のご自宅に伺い、二年越しの対談を開始したのは四十年前の一九七二年であった。
対話が"人間精神の進歩"に及ぶと、博士は力説された。
「(人間にとって)最も重要な課題は、自らのカルマ(業)をどう好転させるかということです。そのための唯一の方法は、自己超克への努力を増すことです」
人間は、今の自分自身を乗り越えて、より強い自分へ、何ものにも負けない自身へと必ず成長できる。
だからこそ、不断の自己鍛錬が大切なのだ。胸中に揺るがぬ「心の師」を抱いて、試練に挑むのだ。
大聖人は『今日蓮が唱る所の題目は前代に異り自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり』(P1022)と仰せである。
自行化他の実践に徹して、わが人生も、友の人生も、願い通りに未来を開いていく−−これが、一貫して変わらぬ創価の哲学であり、幸福への歩みである。
六十年前に私が広布の第一歩を印した関西でも、唱題と折伏を貫き通した同志は皆、見事な境涯革命を成し遂げていった。
あの大震災の被災地や避難地域でも、日頃、地道に友に尽くしてきた同志が、誠実一路に"福光"の先駆となって、信頼を広げておられる。「変毒為薬」の模範の実証がここにある。
心が強く朗らかであることは、幸福と勝利の条件である。自分のみならず、周囲の人をも護っていける。それは、一歩深くいえば、信心が強いということだ。
この「自他共の心を強く朗らかにする」哲学を持ち、「自他共の幸福を築く生き方」を、我らは世界に広げているのだ。地涌の使命は何と誇り高く、何と希望に満ちていることか!
学会は永遠に「御書根本」で進む。
大聖人の思想と闘争の精髄が刻まれた「御義口伝」を、学生部代表と研鎖した日々も懐かしい。
心無所畏とは今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と呼ばわる所の折伏なり』(P765)と仰せだ。折伏精神に燃えた「心に畏るる所無し」の若鷲を、必ず鍛錬すると決意していた。以来五十年。わが学生部の智勇の飛翔は頼もしい。

2012年1月2日月曜日

2012.01.02 わが友に贈る

新聞休刊日

時光御返事 P1550
此の時光が麦何ぞ変じて法華経の文字とならざらん、此の法華経の文字は釈迦仏となり給い時光が故親父の左右の御羽となりて霊山浄土へとび給へかけり給へ、かへりて時光が身をおほひはぐくみ給へ

◇希望の明日へ
倣慢は臆病とセットになっている。そして謙虚さは勇気と表裏一体である。たとえだれに倣慢と思われようと、法を中心に生き、広宣流布を根本として生きる人は、つねに変わらない。いざという時は、いよいよ力が出る。反対に自分を中心にして、うまく泳いでいるだけの人は、正法の勢力が強く、自分に利用できるときには、そちらにつき、形勢が変わると敵方にさえついてしまう。

☆我らの勝利の大道No.65 輝け「青年学会」の旭日
「青年学会 拡大の年」が開幕した。何と瑞々しい、心躍るテーマであろうか。創価の師弟の精神を壮大に広げ、万代までも刻みゆく一年の出発だ。
広宣流布の実戦の中でこそ、人材は見出され、逸材は台頭してくる。原石の如き若き命を磨き、ダイヤの如く光り輝かせゆくのが、学会活動の偉大さである。
私は八十四歳を迎える。六十歳で「還暦」すなわち「年が還る」ことを踏まえれば、「第二の二十四歳」のスタートとなる。
六十年前の二月、二十四歳の私は、新たな広宣の拡大へ、奮然と打って出た。
当時、各支部では、月に百世帯の折伏が精一杯で、それが壁になっていた。
師・戸田城聖先生が宣言された七十五万世帯の達成への道のりは、あまりに遠い。誰かが壁を破らなければならなかったのだ。
御書には、『よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり』『師弟相違せばなに事も成べからず』(P900)と仰せである。
「師弟」という一点に徹し抜く時、いかなる壁も打ち破る力が生まれる。
「師恩にお応えしてみせる」「師匠に喜んでいただくのだ」−−私はこの一心で、蒲田支部の支部幹事として指揮を執り、一支部で月に二百一世帯という過去最高の弘教を成し遂げた。
皆、貧しく、誰もが多くの悩みを抱えていた。しかし、創価の師弟に連なり、崇高な地涌の菩薩と生まれ変わって、折伏行に邁進してくれたのである。功徳の花も爛漫と咲き薫った。
これが、全学会の前進の突破口を開いた、誉れの「二月闘争」である。まさに「青年学会拡大」の原点といってもよい。
私の心には今も"二十四歳の青年"の大情熱が燃え盛っている。青年と共に、青年の心で壁を破り、広布拡大に生き抜くのが、青年学会の永遠の伝統である。

2012年1月1日日曜日

2012.01.01 わが友に贈る

人類が求めてやまぬ
仏法大興隆の時だ。
全世界の平和と幸福へ
団結の歌声高らかに
君よ勇気で勝ちまくれ!

上野殿御返事 P1558
日蓮生れし時よりいまに一日片時もこころやすき事はなし、此の法華経の題目を弘めんと思うばかりなり

◇今週のことば
さあ 創価の新時代だ。
建設の希望に燃えて
人間革命の大前進を!
青年の心で大攻勢を!
師弟不二の大勝利を!

2012年01月01日

◇希望の明日へ
地位とか立場は、仮のものであり、着替えのきく洋服のようなものである。必ずしもその人の人間的偉さを示すものではない。それを、さも自分が偉くなったように錯覚して、人を見下したり、軽蔑するようなことは本末転倒である。幹部でも、権威的で、倣慢な心にとらわれた瞬間から、その人の成長は止まっている。そして、結局は、もっとも人間的な世界である信心の世界にいられなくなり、反逆するか退転し去ってしまうのである。

☆我らの勝利の大道No.65 輝け「青年学会」の旭日
「晴れやかな顔を上げよ、 青年よ、きみがいま立っているところで。
かがやくばかりに美しい きみの優雅な姿を示せ」

フィリピン独立の英雄ホセ・リサールが、十八歳の燃える魂で詠い上げた詩である。青年は青年であることだけで美しい。何の虚飾も、何の体裁もいらない。
リサール青年は叫んだ。
「おお青年よ、そこで重い鎖を破り 縛を解け。
きみの精神を妨げるものはないのだ」

いかなる悪世の鉄鎖も、宿命の束縛も断ち切って、若き無限の力を発揮する。その魂の宝剣こそが、正しき哲学なのである。
今、創価の青年群が決然と立ち上がり、希望の旭日となって、人類の新時代を鮮烈に照らし始めた。
現在、私は、フィリピンの教育界を代表するアブエバ博士と、青年に託しゆく「共生の世紀」を見つめ、新たな対談を進めている。博士も、創価の若き世界市民たちに、英雄リサールの精神の輝きを見出してくださっている一人である。