創価の若人こそ
社会の光!
我らの青年大会へ
皆で祈りと励ましを!
妙法尼御前御返事 P1403
『此の経の題目は習い読む事なくして大なる善根にて候』
◇希望の明日へ
感謝の一念は、福徳を増す。文句の心は、福運を消す。周りをも、もやもやとした霧で包んでしまう。どうせ生きるならば、楽しく生きたい。同じく信心するならば、すっきりと、妙法の無限の功徳を受けきっていける信心でありたい。
☆「創価栄光の集い」への創立者のメッセージ
はつらつと躍動する「情熱の日」、誠におめでとう!
共に学び、共に鍛え、共に走り、共に舞い、共々に成長しゆく、わが学園生のスクラムを、私は何よりもうれしく頼もしく見守っております。
昨日(11日)、私の大切な友人であるブラジルの教育者など各界のリーダーたちも、わが学園生との出会いに心から感動されていました。
20世紀のブラジルを代表する、ギマランエス・ローザという大文豪は高らかに叫びました。
「見よ! 世の中に最も大事で、美しいものは何であろうか。それは、人間が同じ状態ではいないことである。未完成でありながら、常に向上していることである」というのであります。
君たちが元気いっぱいに、一日一日、前進し、向上してくれていることこそ、私の心に光る最高の誇りであります。そしてまた、学園生の成長こそが、世界を照らす限りない希望の光であります。
現実の生活には、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。苦しいことや、つらいこと、くやしいことも、あるに違いない。
しかし、だからこそ、自分を強く、大きくできる。だからこそ、深く、価値ある青春を開くことができる。その原動力が、若き命に太陽のように輝く大情熱なのであります。
私が世界の知性との対話の中で、模範の大指導者として、光を当ててきた一人に、アメリカの人権の父キング博士がおります。 この博士の崇高な使命の闘争の大いなる原点は、どこにあったか。
それは、生まれ故郷のアトランタでの高校生時代にありました。
キング青年は、通学で使っていたバスで理不尽な人種差別を受けました。当時、バスの前の方の席は白人しか座ることが許されておらず、キング青年も無理やり後ろの席に追いやられるという屈辱を味わったのです。
その時のくやしさを、こう語っています。
「私は結局自分の体をバスの後方に持っていったが、いつでもバスに乗りながら心は前方の席に残しておいた。そして一人でつぶやいたものである。
『いつかきっと私は心のある所に体も置いてみせるぞ』と」(梶原寿訳『マーティン・ルーサー・キング自伝』)──つまり、いつの日にか必ず、平等にして尊厳な人間の社会を絶対に築いてみせると固く決意したのです。
この若き日の不屈の大情熱のまま、キング青年は学びに学びました。自分が力をつけなければ、何も変えられないからです。
やがてキング青年は、私と妻も語らいを重ねたアメリカの人権の母ローザ・パークスさんだちと共に、「バス・ボイコット運動」を起こし、ついに不当な差別を撤廃させていったのであります。
私は戦後の荒れ果てた時代に、人生の師匠と仰ぐ戸田城聖先生とお会いし、その直後に「希望に燃えて」という詩を詠みました。
希望に燃えて
怒濤に向い
たとい貧しき
身なりとも
人が笑おが
あざけよが
じっとこらえて
今に見ろ
これが創価の負けじ魂です。
私は戸田先生の弟子として、この心意気で、ありとあらゆる迫害に立ち向かい、どんな悪口罵買にも怯まず、戦い続けてきました。そして、世界に「平和」と「文化」と「教育」の揺るぎない民衆の大連帯を築き上げてきたのです。
私が未来の一切を託す学園生の皆さんにも、幾多の試練が立ちはだかるでしょう。
しかし、どんな時も希望に燃えて、「じっとこらえて 今に見ろ」という負けじ魂で、朗らかに、また朗らかに、強く、また強く、学び抜いていっていただきたいのであります。
どれほど偉大な使命を持ち、どれほど巨大な可能性を秘めた皆さんであるか。
わが学園生は全員、私と一緒に大勝利の人生を作り、私と一緒に不滅の歴史を創りゆく宝の大人材なのです。
終わりに、私の師匠・戸田先生が乙女たちに薦めた小説『若草物語』で有名な、アメリカの作家オルコットの言葉を贈ります。
「今日からすぐ始めましょうよ」(村岡花子訳『八人のいとこ』)
「少しずつでも続ければ大した進歩になるんだよ」(村岡花子・佐川和子訳『花ざかりのローズ』)
どうか、勉学と親孝行を忘れずに、今日も努力の一歩を、挑戦の一歩を、忍耐の一歩を、自分らしく踏み出していってください。
最も愛する学園生の健康と無事故と大成長を、私は創立者として、これまでにもまして、祈りに祈ってまいります。
一人も残らず、正義と勇気の青春であれ!
一人も残らず、平和と栄光の指導者に育ちゆけ!
と、心の底から叫んで、私のメッセージといたします。
皆さん、お元気で!
大好きな皆さん、万歳!
皆さん方の尊き父母、万歳!
負けじ魂の大情熱光る、わが学園生、万歳! 万歳! 万歳!