先輩は後輩と一緒に
呼吸を合わせていけ!
よく意見を聞いて
新しい活力を引き出せ。
立正安国論 P31
『悦しきかな汝蘭室の友に交りて麻畝の性と成る』
◇希望の明日へ
妙法の功徳には、祈りが直ちに利益となってあらわれる顕益と、最初ははっきりと目には見えないがしだいに福運を積み、大利益となってあらわれる冥益がある。たとえ祈りが直ちに叶わないように思える場合があっても、必ず、冥益によって、願いは叶っていくのである。
☆随筆 我らの勝利の大道No.61 未来を開く青年大会(4/9)
第二は、「祈りを合わせる」ことである。
一緒に戦ってくれる山口の同志は、ほとんどが新入会であった。派遣隊のメンバーも、全国各地から集ってきていた。病苦や経済苦など、自らの厳しい宿命と戦う友も多かった。
だからこそ、私は、この闘争に連なる方々が一人ももれなく、自他共に幸福の大境涯を開いていかれることを強盛に祈念した。機会を見つけては、共々に勤行し、唱題した。
多彩な同志の集まりの中で、どう団結していくか。
その要諦を、大聖人は、『自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして』(P1337)、一緒に題目を唱えていくことであると教えてくださっているのだ。
異体同心の「心」とは、「信心」である。
「広宣流布」という大願に心を合わせていくことである。そこに、個々人の「宿命転換」の願いも、全部、包含される。
深き同志愛で、苦楽を分かち合い、励まし合い、題目を送り合っていく──。明確なる広布の大目的に向かって、祈りを合わせた時、団結の力は、百倍、千倍、万倍にもなるのだ。