会合の行き帰りなど
十分注意を!
強き祈りと警戒心で
一切の油断を排せ。
聖人御難事 P1190
『各各師子王の心を取り出していかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず師子の子又かくのごとし、彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり』
◇希望の明日へ
妙法の世界に連なることが、どれほどすばらしいことか。総じて、妙法のための労苦、広布のための悩みは、どんな小さなことであっても、かぎりない福徳となって、自身の生命を永遠に飾っていく。日蓮大聖人は『十方の諸天此れをしり給うべし』(P968)と仰せである。"信心の真心の行動は、全宇宙の諸天善神が、間違いなく照覧されている"と、御本仏はたしかに保証してくださっている。そして、あたかも小さなマッチの火が広大な草原に広がっていくように、妙法に連なる労苦は、宇宙大に広がりゆく大きな功徳に変わるのである。御本尊が、また諸天が全部、見ておられる。このことを確信すれば、凡知の人間による毀誉褒貶など、まったく問題ではない。
☆随筆 我らの勝利の大道No.61 未来を開く青年大会(5/9)
第三は、「電光石火のスピード」である。
戸田先生から任を受けた後、私は即座に山口県という土地の情報収集、そして日程の調整に動いた。
歴史は? 地理地勢は? 県民性は?
あらゆる情報を自ら調べ、布教への糸口を模索した。そして一回一回の訪問に、明確な課題を定めて、真剣勝負で挑んだのだ。
一回目で、現地の同志と心を一つに、闘争の火ぶたを切る。二回目で、拡大の突破口を開き、組織に勢いをつける。三回目で、拡大し抜く。そうやって勝利へ確実に布石した。
スピードは「リーダー率先」の証しでもある。リーダーに、魔を寄せつけぬ生命の気迫があるからこそ、スピードが生まれるのだ。
山口に滞在していない時も、私は悩んでいる友を思い浮かべ、電話や手紙で間断なく励ましを送った。
どうすれば、あの友を勇気づけられるか。この友の奮起を促すことができるか。時を逃さず、迅速に手を打ち、行動することだ。
大聖人は若き南条時光に『此の法華経を強く信じまいらせて余念なく一筋に信仰する者』を、釈迦・多宝をはじめ無量の仏菩薩や無数の諸天善神が『影の身にそふが如く』守護する(P1528)と、厳然と約束してくださっている。
広宣流布の師弟の道を「一筋」に徹し抜く青年ほど、この世で強い無敵の存在はないのである。
ともあれ「決めて」「祈って」「行動する」──。
この勝利のリズムを、今、私の手づくりの中国方面をはじめ、日本全国さらに全世界の青年が生き生きと受け継いでくれている。
山口出身の青年詩人・中原中也は綴った。
「価値は努力の中にだけある」「行へよ! その中に全てがある」
君たちよ、正義と平和の大連帯を築け! わが愛弟子が繰り広げゆく、新たな広布の開拓闘争たる創価青年大会の有意義な大成功を、私は心から祈りたい。
永遠に
功徳と名誉で
飾りゆけ
広宣流布への
燦たる歴史を