2011年10月4日火曜日

2011.10.04 わが友に贈る

リーダーは
常に研鑽だ。
人の心をつかみ
納得と決意を広げる
新鮮な話を!

開目抄下 P235
我並びに我が弟子諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし、天の加護なき事を疑はざれ現世の安穏ならざる事をなげかざれ

◇希望の明日へ
学会は、日蓮大聖人の御遺命たる広宣流布の組織である。この尊い使命の団体を守り発展させゆく福徳は絶大である。反対に、学会の前進、すなわち広布の前進を妨げたり、学会員を苦しめる罪は、あまりにも大きい。大聖人が厳然と裁かれるであろう。

☆魯迅生誕130周年記念シンポジウム 池田名誉会長の祝辞
敬愛してやまぬ王錫栄館長はじめご列席の諸先生方。
大文豪・魯迅先生の生誕130周年記念大会の開催、誠におめでとうございます。上海魯迅記念館の隆々たるご盛栄に心からのお祝いを申し上げます。
新たな精神闘争に挑みゆく人にとって、それぞれに心の支えとする魯迅先生の言葉があるのではないでしょうか。私の胸にも、若き日より心に刻みつけてきた魯迅先生の叫びが変わることなく響き続けております。
「路とは何か。それは路のなかったところへ踏み作られたものだ。荊棘(いばら)ばかりのところに開拓してできたものだ」(竹内好訳『魯迅評論集』岩波新書)
1960年、32歳の若さで、創価学会の第3代会長に就任する直前に、私はこの「生命の路」の一文を日記に書き記して、自らの決意を固め、今日まで開拓の人生を歩んでまいりました。
その意味において、私の日々もまた、常に魯迅先生の勇気の魂と共にあったといっても過言ではありません。
いかなる暗黒の時代にあっても、魯迅先生は信念の言論の光を灯し続けました。苦難の鉄条網をも踏み越えて前進する中で、希望の活路を切り開いてこられました。
この魯迅文学を貫く、人類の不撓不屈の潜在力への信頼こそ、国を超え、時を超えて、試練と戦う青年を励ましてやまぬ、かけがえのない精神の宝ではないでしょうか。
魯迅先生が若き日に留学なされた、日本の東北地方でも、私のよく知る青年たちが、今年の3月の東日本大震災から、懸命に復興への尊き汗を流しております。その奮闘する青年たちの胸にも、「我々は必ず光明をかちとらねばなりません」(松枝茂夫・竹内好編『魯迅選集第13巻』岩波書店)という魯迅先生と同じ決意が脈打っていることを、私は確信してやみません。
希望がなければ、自分でつくればよい。前進する限り、希望はある──この魯迅先生の「希望の哲学」は、現代世界をいやまして赫々と照らしてくれているのであります。