万全の注意を。
油断大敵だ!
皆で声を掛け合い
断じて魔を破れ!
御講聞書 P808
『題目を唱え奉る音は十方世界にとずかずと云う所なし』
◇希望の明日へ
大聖人は、一遍の題目にも、かぎりない功徳があると仰せである。いわんや、日々の勤行・唱題に励む人に、どれほどの功徳が備わることか。たとえ唱題だけしかできないことがあったとしても、それで罰が出るなどと、心配する必要は、絶対にない。勤行をしよう、唱題をしようという信心の心こそが、仏に感応し、無量の福徳が備わっていく。大切なのは、その信心の心であり、実践の持続であり、日々、向上し前進していく事実の姿である。
☆随筆 我らの勝利の大道 「仏法西還」の大光
◆空に勝利の讃歌が
20年前の秋、私は愛する中部の名古屋で、インド文化国際アカデミー理事長のチャンドラ博士をお迎えした。傲慢なる宗教権威と戦う渦中の、忘れ難き中部文化友好祭の折である。
あの最高に団結光る祭典の最後に、私は、詩聖タゴールの詩を紹介し、地涌の勇者たちを励ました。
「おお 大いなる人間がやって来る──」
「今日 暗き夜の要塞の門が
こなごなに 打ち破られた。
日の出の山頂に 新しい生命への希望をいだいて
怖れるな 怖れるなと、呼ばわる声がする。
人間の出現に勝利あれかしと、
広大な空に 勝利の讃歌がこだまする」
友よ、断じて負けるな!
君たちこそが「大いなる人間」である。我らの決めた「この道」を朗らかに歩み抜き、民衆勝利の凱歌を堂々とあげるのだ!
大聖人は「顕仏未来記」で、インドの釈尊、中国の天台大師、日本の伝教大師の三師を相承される御自身を『安州の日蓮』と名乗っておられる(P509)。
御聖誕された故郷の安州(現在の千葉県)を、いかに大切に思われていたかが、あらためて拝される。
とともに、門下の次元においても、それぞれの使命の郷土、地域に拠って立つことが、どれほど重要か。
一閻浮提の広宣流布は、遠くにあるのではない。地味に見えても、我らの地盤を一つ一つ躍進勝利させることこそ、御本仏の未来記を実現しゆく誉れの大闘争となることを忘れまい。
大聖人は、『我等が弟子檀那とならん人は一歩を行かずして天竺の霊山を見・本有の寂光土へ昼夜に往復し給ふ事うれしとも申す計り無し』(P1343)と仰せである。
さあ、元初より誓い願って躍り出た宿縁の大地で、断固として勝利の旗を打ち立てよう!
インド、アジア、そして世界の同志とも心を広々と通わせながら、異体同心で「地域広布」即「地球広布」の遠大な未来を、晴れ晴れと勝ち開こうではないか!
壮大な
正義の足並み
揃いつつ
哲学博士と
胸張り勝ちゆけ