2011年3月4日金曜日

2011.03.04 わが友に贈る

友の幸福のため
尽くした分だけ
自身の生命が輝く!
崩れざる「心の財」で
わが人生を飾れ!

法蓮抄 P1046
赤子の水火をわきまへず毒薬を知らざれざも乳を含めば身命をつぐが如し

◇希望の明日へ
人生の目的は何か。
  
それは幸福である。
幸福の決め手は何か。
  
それは境涯である。

同じ環境にあっても、その人の境涯によって、幸福ともなり不幸ともなる。そして、信心とは、自身の境涯を限りなく広げ続けゆく"自己拡大作業"である。その根本は唱道である。宇宙大の御境界であられた日蓮大聖人の御生命に連なりゆく荘厳な仏道修行である。

☆随筆 我らの勝利の大道 「仏法西還」の大光
◆「世界平和の碑」

先日、インドの友が、創価菩提樹園で、晴れやかに「世界平和の碑」の除幕式を行った。
この碑は、アジアの幸福を目指して進んできた師弟の闘争の結晶であり、月氏の国から世界広布を開いていく誓願の象徴ともいうべきものである。
贈った碑文に、私は法華経の常不軽品の不滅の一節を入れさせていただいた。
「我れは深く汝等を敬い、敢て軽慢せず。所以は何ん、汝等は皆な菩薩の道を行じて、当に作仏することを得べし」(創価学会版法華経P557)
人びとの胸中に、尊極の仏の生命を観じる。誰もがその仏性を開いていけることを信じて、力強く語りかけ、励まし続ける──この不軽菩薩の振る舞いこそ、大聖人が示された通り、仏法の究極であるからだ。
この不軽品の「二十四文字の法華経」は、戸田先生が座右に置かれていた経典に印を付され、深く拝しておられた一節でもある。
経文には、不軽菩薩は、無理解な人びとからさまざまな迫害を受けても、一貫して、人間尊敬の行動を続けたと説かれる。たとえ何が起ころうと、不屈の祈りと誠実な行動を貫き通し、縁する人びとの心を大きく変えていくのだ。
忘れ得ぬ1979年の2月の出会いから約30年で1000倍以上に大発展したインド創価学会──この拡大を成し遂げた原動力も、深き人間主義の実践にある。