現証にはすぎず」
体験に勝るものはない。
信心の喜びを
生き生きと語れ!
妙心尼御前御返事 P1477
『この曼陀羅を身にたもちぬれば王を武士のまほるがごとく子ををやのあいするがごとく』
◇希望の明日へ
人の心は恐ろしい。社会は残酷である。権力と立場をもった人間の悪は、特に罪が大きい。しかし、正義は絶対に負けてはならない。悪の社会であればあるほど、強くまた強く、賢明にさらに賢明に戦い勝たねばならない。"仏法は勝負"である。悪に負ける弱き善は、悪をはびこらせ、増長させる。結局は悪にさえ通じてしまう。
☆確信と希望を堂々と語れ!
同世代の若い友人たちに、仏法の素晴らしさを伝えていく上での、指針を教えてください。(オーストラリア、女子部)
大切なのは、誠実に話すことです。相手の方は仏法を初めて聞く方でしょう。だから誠実に、誠実に、わかりやすく話していくことです。
仏法の偉大さと信心の素晴らしさを自信満々と話していくことです。
そして人生の確信ある生き方、未来への限りなき希望に雄々しく生き抜く、価値ある生活の実証を語っていくことです。
結論して言えば、自分自身の確信と体験を堂々と語り抜いていくことです。
それが相手の生命に、幸福と希望の種を植えることになるのです。
その種は、いつか必ず根を張り、芽を出し、花を咲かせます。それまで祈り続けて、時を待てばよいのです。
(世界平和記念勤行会でのスピーチ 2002.09.08)