たこ足配線は禁物。
会館周辺は整理整頓を!
皆で声を掛け合い
油断の火種を断て!
四条金吾殿御返 P1136
『大風吹けば求羅は倍増するなり』
◇希望の明日へ
仏法にも信の利剣をもって生命の根本悪を断ち切るという考え方がある。人間生命それ自体に本源的に備わる"悪"を打ち破っていくことのできる"心の剣"をもつ人こそ「心の王者」「生命の王者」である。人々はその生き方を、いよいよ真剣に模索し、求めている。
▽無冠の友の皆様に感謝!勇気と希望を届ける賢者よ。健康と無事故を祈る
☆随筆 我らの勝利の大道 No.29 「人間革命」と我が人生
フランスのビクトル・ユゴー、そして、ロシアのレフ・トルストイ、二人の巨人が、それぞれに志向し、提唱していたビジョンがあった。それこそ「人間革命」である。
トルストイは、「社会機構を変革することより、人の心を変えることのほうが何倍もむづかしい」ことを十分に認識していた。それでも、あえて、この困難な「内面世界の変革」に挑んでいったのである。事実、トルストイは晩年の著作で語っている。「すべての人の畢生の事業は、時々刻々よりよき人になる事である」
要するに「人間革命」である。これなくしては、いかなる社会改革も画竜点晴を欠くのだ。トルストイ翁は、もしも社会の改善を望むならば、その成否は「すべての人がよりよくなる」ことに掛かっており、その目的のために「諸君の中で出来る事はただ一つ」だと指摘した。すなわち「自分がよりよき人になる事である」と叫んだのである。
ゆえに、
・自らの「人間革命」から始めよ!
・よりよき自分自身へ、勇気の一歩を踏み出せ!
・新たな歴史は、そこから必ず力強く回転を開始するのだ。
牧口先生、戸田先生に続く我らの人間革命の運動は、人類史の最先端を進んでいることを忘れまい。
私が「法悟空」のペンネームで連載を開始したのは、聖教新聞の昭和四十年の新年号からであった。当初の構想では、昭和二十年の七月三日、戸田先生が出獄されてからのご生涯を描くことで、伝記小説としての使命は果たせると考えていた。
しかし、ご生前の足跡を辿るだけでは、恩師の本当の偉業は表現しきれない。歴史の常として、人間の真の偉大さや、思想・哲学の真価は、しばしば同時代には正当に評価されず、後世においてこそ、明らかになるものだからである。
まして、戸田先生が生涯を捧げられた広宣流布は、一代限りで完結するものでは決してない。師から弟子へと脈々と継承していく戦いである。
つまり、後に残った弟子がいかに戦い、何を成し遂げたかによって、その一切は決まるのだ。
『よき弟子をもつときんば師弟・仏果にいたり・あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつといへり、師弟相違せばなに事も成べからず』(P900)とは、日蓮大聖人の厳粛なる仰せである。