真心の励ましを!
支える家族への
配慮も大切だ。
努力に栄冠あれ!
開目抄下 P235
『我が弟子に朝夕教えしかども疑いををこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事をまことの時はわするるなるべし』
◇希望の明日へ
御本尊への絶対の確信と、ひたぶるに広布へ邁進する情熱−−。この強き心と心の共鳴が組織の第一線にまでくまなく行きわたっていくとき、広布への波動は想像を超える力をもつ。そして、時代へ社会へと大きく広がっていく。
☆随筆 我らの勝利の大道 No.29 「人間革命」と我が人生
戸田先生が逝去された時、学会は約八十万世帯であった。私は全精魂を傾けて広宣流布の指揮を執り、同志と共に、十倍以上の地涌の陣列を築いてきた。
先生が、ご自身の事業が最悪の状況下、私に「大学を創ろう」と語られた夢を実現するために、創価大学、創価学園、さらにアメリカ創価大学を創立した。
「広宣流布は文化運動だ。立正安国だよ」と、戸田先生は言われた。その言葉を現代社会で展開するために、民主音楽協会(民音)、東洋哲学研究所、東京富士美術館、戸田記念国際平和研究所などを創立した。
さらに、先生が「君は世界の広宣流布の道を開くのだ」と期待された通りに、世界に妙法の種を蒔き続けてきた。それが今日、世界百九十二カ国・地域に幸の花が咲き薫るまでになった。
ともあれ、弟子が師匠の誓願を受け継ぎ、その構想を実現する。広宣流布を事実のうえで伸展させる——この師弟不二という、まことの後継の弟子の戦いを書き記さなければ、戸田先生、さらには牧口先生の本当の偉大さを宣揚することはできない。
こう結論した私は、小説『人間革命』第十二巻で、戸田先生のご逝去までを綴ったあと、引き続いて『新`人間革命』の執筆を開始したのである。
この『新・人間革命』を通して、真実の師弟の道を示し、人類の幸福と平和のために、広宣流布の流れを永遠ならしめたい。そして、その原動力たる創価学会を恒久化する方程式を明確に残さんと、今日も私はペンを執り続けている。