佐渡御書 P958
『鉄は炎打てば剣となる賢聖は罵詈して試みるなるべし』
◇希望の明日へ
師子吼すべきときに、しないのは臆病である。臆病な信心では、祈りは叶わない。『声仏事を為す』(P708)と仰せのように、仏敵を打ち破る声を発することは、仏の所作に通じる。その叫びを貫く人こそが、成仏の人である。
☆御書と青年「御書根本の常勝」
『始めて我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く所謂南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり』
大仏法を実践し、自他共の幸福のために尽くしゆく喜びに勝るものはない。これ以上の充実はありません。
『皆我が一念に納めたる功徳善根なりと信心を取るべきなり』
広布の活動は、最後は全部、自分の福運となって返ってくる。必ず宿命転換できる。これほど楽しく、これほど価値のある行動はない。
「不可能を可能」にできるのが信心です。強盛な祈りです。題目です。
学会の教学は、「実践の教学」です。目の前の一人に、勇気を贈る。目下の課題を打開する智慧を湧き起こす。そして、仏の生命力を湧現させて、共に大勝利への道を開いていく。そのための御書であり、教学です。
何としても、皆を奮い立たせ、勝たせたい。この強き一念で御書を拝し、率先して祈り、行動していく中で、「隨縁真如の智」が滾々と湧き出てくるのです。