広布の劇だ!
「舞をも・
まいぬべし」と
勇み勝ちゆけ
妙密上人御消息 P1241
『上一人より下万民に至るまで法華経の神力品の如く一同に南無妙法蓮華経と唱へ給ふ事もやあらんずらん、木はしづかならんと思へども風やまず・春を留んと思へども夏となる』
◇希望の明日へ
病気で苦しければ、だれしも一生懸命、題目をあげ始めるに違いない。また、そうした苦難のときこそ、信心の炎を燃やさなければならない。大切なことは、病気を不幸への出発点とするか、より大いなる幸福の軌道へのスタートとするかである。"身の病"を機縁にした発心であっても、仏法の実践は同時に"心の病"をも癒していく。唱題の力は、病を克服する強き生命力をもたらすのみならず、生命の奥の宿業をも転換していく。生命の"我"を仏界へと上昇させ、崩れざる絶対的幸福の境涯へと、無量の福運を開いていくのである。
☆新 あの日あの時 池田先生とアフリカ
♪マンデラの願い
マンデラには、どうしても会いたい日本人がいる。だがスケジュール表のどこにも、空きがない。
日本側の関係者も口々に言う。今回は国賓としての来日である。民間人との会見は無理だ。滞在期間も短い……。
それでもマンデラは納得しない。27年半、約1万日の投獄にも屈しなかった男だ。アパルトヘイト(人種隔離政策)の分厚い壁にくらべたら大した障壁ではない。
「こっちの持ち時間なら構わないだろう?」。南ア大使館主催のレセプションを欠席することに決めた。
これには、さすがの日本側も折れた。95年7月5日、迎賓館で会見が実現した──。
話し終えた企業人が、飲みかけのコーヒーカップをテーブルに置き、創価大学の教員を見た。
「その民間人というのはね。おたくの創立者だよ。池田会長。まったく凄い人だ」