2022年1月21日金曜日

2022.01.21 わが友に贈る

会場提供者とご家族
会合運営に当たる皆様に
最大の配慮と御礼を!
終了時間を厳守し
感染防止策も万全に!

祈祷抄 P1355
『若し証拠なくんば誰人か信ずべきや、かかる僻事をのみ構へ申す間邪教とは申すなり』

【通解】
もしその証拠がなければ、誰が信ずることができようか。このような僻事ばかりを構えるから邪教とうのである。

名字の言 ロケット打ち上げを支える気象予報士の壮年部員 2022年1月21日
イギリスの通信衛星を搭載したH2Aロケット45号機が先月23日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた▼これで7号機から39回連続、能力を増強したH2Bロケットを含めると48回連続の成功となった。同センターの打ち上げ成功率は98%。世界最高の水準を支える一人に気象予報士の壮年部員がいる▼ロケット打ち上げには、成功のためにさまざまな気象条件が設定されている。例えば、雲の中の0度からマイナス20度の層を指す「氷結層」が厚みを増せば、発射は延期される。氷結層では氷の粒が衝突し、電気を帯びる。それが機器の故障につながるという▼「打ち上げには、どんな場面にも対応できる平常心が大切です」と壮年。そのために、刻々と変化する気象条件を広い視野で捉え、さまざまな事態を想定する。日々、執念の努力を積み重ねることで、あらゆる状況に冷静に対処できる強さが生まれるのだろう▼法華経寿量品に「毎自作是念(毎に自ら是の念を作す)」(法華経493ページ)と。瞬間瞬間、自らの胸中に何を抱いているか——自身が掲げた目標の成就は、その一念で決まる。大いなる飛翔のために、日々の誓願の祈りがエンジンとなり、たゆまぬ努力の実践が土台となる。

寸鉄 2022年1月21日
生命に仏が現れればもう不幸はない—戸田先生。題目は無明断ち切る利剣
練馬の日。首都に聳える創価の大人材城。凱歌の春へ今こそ励ましの渦を
各地で新リーダー走る! 迅速な報告・連絡・相談、そして感謝の言葉を友に
"10聞いて3話す"で会話は豊かに—精神科医。じっくり聞く事は電話でも
感染拡大で癌の検診控え多しと。自己判断は危険。医師等に相談し受診検討

〈社説〉 2022・1・21 あす核兵器禁止条約発効1年
◇民衆こそ平和建設の主体者
核兵器を全面的に禁止する核兵器禁止条約の発効から、あすで1年を迎える。発効により、「核兵器は違法な兵器」との規範が打ち立てられ、核時代との決別に向けた大きな一歩となった。
今月3日には、核兵器保有国のアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアの5カ国が共同声明を発表。核戦争を回避し、軍事対立や軍拡競争を防ぐために、外交的アプローチを模索することが明記された。禁止条約の発効によって、核兵器廃絶の声が高まっている証左の一つと言えるだろう。表明した行動を核保有国が速やかに実行することが強く望まれる。
禁止条約の実現に、市民社会は大きく貢献してきた。とりわけ世界のヒバクシャが核兵器の非人道性を語ったことは、「条約を下支えする道義的な推進力」(国連のグテーレス事務総長)となった。ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)は国際会議で市民の声を届け、またSNS等を駆使しながら核廃絶への世論を高めるなど、リーダーシップを担ってきた。その功績をたたえて、2017年にノーベル平和賞が贈られている。
核弾頭の搭載が可能な新型兵器の開発競争が激化する現状にあって、条約の意義の普及と批准国のさらなる拡大が急務である。
折しも、核兵器廃絶を求めるNGOの共同声明が今月10日に発表され、NPT(核不拡散条約)の締約国等に送付。SGIなど91団体が賛同しており、新型コロナや気候危機との戦いだけでなく、核兵器廃絶においても、重要な転換点にあると主張した。今こそ、市民社会の平和を求める声を結集することが肝要であろう。
本年は、創価学会が平和運動の原点とする第2代会長・戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」から65周年。世界の民衆の生存の権利を根底に置き、その権利を脅かす原水爆を否定した宣言を踏まえて、池田先生は訴えた。「一人一人に意識変革の波を起こし、地球大に広げる挑戦の中でしか、核時代を終焉させる地殻変動は起こせない」
本年3月には、禁止条約の第1回締約国会議が開かれ、核兵器廃棄への具体的な道筋や、核使用と核実験による被害者の支援などが議論される予定だ。条約に命を吹き込むのは"われら民衆一人一人"であるとの思いを胸に、平和の心を友と共有する対話に、主体的に励んでいきたい。

☆御書根本の大道 池田大作先生の講義に学ぶ 第1回 師弟の宿縁
新企画「御書根本の大道 池田大作先生の講義に学ぶ」では、各地のリーダーが御書の御文と池田先生の教学著作を教材に、勝利の要諦を語ります。第1回のテーマは「師弟の宿縁」です。『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻を研さんします。

◇寂日房御書
『かかる者の弟子檀那とならん人々は、宿縁ふかしと思って、日蓮と同じく法華経を弘むべきなり。法華経の行者といわれぬること、はや不祥なり、まぬかれがたき身なり。』(新1270・全903)

◇勇気の源泉——著作から
宿縁の深さの自覚とは、決して過去に浸ることではありません。
師と同じ実践に、今この時、勇んで立ち上がること以外の何ものでもありません。
大切なのは「今」です。
「今」「何を」実践するかです。
「師とともに、今の時に適った実践に真剣に取り組んでいるかどうか」です。
◆◇◆
世間一般の価値観から言えば、「法華経の行者」の実践に立ち上がることは苦難の連続かもしれません。
しかし、仏法のうえから宿縁の深さを考えたときには、地涌の菩薩として、大聖人とともに戦う以上に名誉なことはないではないか。それは、まぬかれようのないことであり、心を定めよと、呼びかけられているのです。
「まぬかれがたき身」とは、言い換えれば、避けて通ることのできない「使命深き身」という意味です。
◆◇◆
この激動の時代にあえて「まぬかれがたき身」として、久遠の使命を果たすために願って躍り出た私たち一人一人です。これ以上の喜びはありません。いよいよ、これからです。いよいよ、使命の大道を朗らかに前進してまいりましょう。

◇久遠の使命に勇み立つ!
足立義一 関西青年部長
深き師弟の宿縁に目覚めよ!——日蓮大聖人の魂の叫びが響いてくるような一節です。
この「寂日房御書」では、私たちが人間として生まれ、その上、この仏法に巡り合うことが、いかにまれなことであり、どれだけ福徳のあることかが示されています。
そして、法華経勧持品に説かれる「三類の強敵」と戦い、法華経を身読されたのは、大聖人ただお一人であるという事実を背景に、「日蓮は日本第一の法華経の行者なり」(新1269・全902)と宣言されます。このような大聖人の弟子となった人々は、深い深い宿縁を自覚して、大聖人と同じように妙法を弘めていくべきであると促されているのです。
今年は関西広布70周年。池田先生は、戸田先生との師弟の語らいの中で、自ら志願され、1952年(昭和27年)8月14日、関西に第一歩をしるしてくださいました。
また、1月25日には「大阪事件」の無罪判決から60年を迎えます。先生は、法廷闘争という熾烈な権力との戦いの渦中にあって、公判で関西を訪れるたびに同志を激励してくださいました。あの「第2室戸台風」の時も、まだ水の引かない地域に分け入って、被災した友に渾身の励ましを送られました。
師匠の手作りで築き上げられた常勝関西。その戦いの中心には、若き先生と、先生を慕う青年たちがいました。関西青年部は、"今再び、青年の熱と力で、全てに勝利して千載一遇の本年を慶祝しよう"と燃えに燃えています。

◇斯人行世間
本抄でも触れられている通り、地涌の菩薩のリーダーである上行菩薩は、法華経で「斯人行世間」(この人は世間に行じて)と説かれます。煩悩にまみれた汚泥のような現実世界の中で、仏法を行じるのが地涌の菩薩の振る舞いです。この利他の行動を貫く中に、本当の幸福と大歓喜の人生があります。
これは、先生が関西で示し、教えてくださった姿そのものです。苦悩の現実の真っただ中に飛び込み、一人一人に寄り添い続ける——。私自身、先生が教えてくださった不屈の関西魂を学び、戦ってきました。
学会二世として生まれ、大学時代に発心。小説『人間革命』『新・人間革命』を研さんする中で、山本伸一のようになりたいと魅了されました。2007年11月、先生が関西指導へ。当時、関西学生部書記長として広布拡大に戦い、勝利して、先生をお迎えできた感動は忘れられません。勝ってこそ師匠をお迎えできる。そう命に深く刻みました。
男子部となり、家庭の問題で悩んだ時期がありました。最も苦しかった時、先輩は「大変な時こそ、励ます側にいるんや」と激励を。自分のことを延々と考えて、汲々としていた私は、はっとしました。"自分のことだけを祈っていても、小さい境涯を打ち破ることはできない。利他の祈りと行動の中でこそ、宿命転換ができる!"。そう腹を決めて学会活動にも打って出ました。
家庭や仕事など、現実の課題は尽きません。悩みと学会活動を天秤にかけ、「何かを捨てて何かを取る」という選択は容易でしょう。しかし、そこに本当の人間革命はあるでしょうか。現実から逃げるのでもなく、妥協するのでもない。"広布のために"と一念を定めて行動する中で、地涌の菩薩の大生命力が涌現し、自身の殻を破っていける。悩みを悠々と見下ろしていける自分になれるのだと確信します。
どんなに悩み深い境涯にあったとしても、広布の最前線で戦いを起こすことこそ、人間革命の直道である——まさに、「大阪の戦い」で先生が教えてくださった通りです。
私自身、その後、弘教と訪問・激励に挑み抜く中で、家庭の悩みも解決することができました。

◇広布70周年へ大前進
先生は、御文の「まぬかれがたき身」を、「言い換えれば、避けて通ることのできない『使命深き身』」と、講義されています。
苦悩の連続の日々で、地涌の使命を果たしていこうとする私たちに、ほかの人よりも苦労が尽きないのは当然ともいえます。
しかし、「関西で戦うことができる」——この一点を思うとき、三世の縁に感謝があふれます。常勝の血潮がたぎります。
さあ、師弟の宿縁に、心を定め、「青年・飛躍」の大前進を! 目を見張るような青年部の戦いで、弘教に、人材拡大に、立正安国の法戦に、全てに勝利して、関西広布70周年をお祝いしていきます!

◇メモ
「寂日房御書」は、弘安2年(1279年)9月16日、日蓮大聖人が58歳の時、安房(千葉県南部)方面に住む門下のために認められ、弟子の寂日房に託されたお手紙である。内容から、送り先の人物は、大聖人のご両親と何らかの縁があり、大聖人から幾度も指導を受け、御本尊まで頂いた門下であると考えられる。