2022年1月19日水曜日

2022.01.19 わが友に贈る

マスク着用・消毒・換気等
感染予防策の基本を
改めて徹底しよう!
賢明なる創意工夫で
希望の拡大を朗らかに!

同生同名御書 P1115
『人の身には同生同名と申す二のつかひを天生るる時よりつけさせ給いて影の身にしたがふがごとく須臾もはなれず』

【通解】
人の身には同生同名という二人の使いを天はその人が生まれた時からつけられており,この二人の神は影が身に従うように,寸時も離れない。

名字の言 風に負けない強くて太い"糸" 2022年1月19日
この正月、幼い兄弟が空き地でたこ揚げをしているのを見掛けた。久しぶりの光景だったこともあり、しばらく眺めていた。たこが風を受け、空にぐんぐん舞い上がるのを見て、弟は小躍りして喜んでいた▼たこは風がなければ揚がらない。どんなに骨組みがしっかりしていても、風で糸が切れれば飛ばされる▼人生も同じだろう。試練の逆風にも心折れずに耐え、挑んでこそ、自身を飛翔させる力となる。大切なことは、苦難の烈風に吹き飛ばされないよう、強くて太い"糸"があるかどうか。それが、創価の友にあっては師弟の誓い、強盛な信心、同志との絆であろう▼ある壮年部員は、働き盛りの40歳を目前に、勤める会社が倒産の憂き目に遭い、落胆していた。「まさに目の前が真っ暗。この苦悩の暗闇、不遇の嵐は永遠に続くように思えた」。だが、妻は揺るぎない信心の確信で唱題を重ねた。多くの同志も夫妻を支えた▼その真心に壮年は発心。必死に祈る中、前職以上の待遇で再就職を勝ち取った。後年は新築した自宅を広布の会場に提供し、変毒為薬の実証を示した。人生を襲った暴風を乗り越え、さらに使命の大空に高く舞い上がった壮年。その雄姿を支える"糸"は、綱のように太く強かった。

寸鉄 2022年1月19日
共に広宣流布へ戦う中で後継は育つ—戸田先生。皆が「青年の心」で激励!
「幸いなるかな、楽しいかな」御書。広布の人生は極善。何があっても悠々と(新1315・全975)
今日は誰を励ますのか—結んだ絆の分だけ組織は伸展。電話一本も心込め
感謝を形にすることで幸福感は上昇—学者。「ありがとう」の思いを言葉に
毎月19日は「食育の日」。聡明に豊かな食生活を。食品ロス削減も家庭から

☆御書と未来へ 第2回 決めて祈って動いて勝つ!
〈御文〉
『御志は挙げて法華経に申し候い了わんぬ。定めて十羅刹の御身を守護せんこと、疑いなく候か』(富城入道殿御返事、新1343)

〈通解〉
あなた(富木常忍)の真心のほどは、全て法華経に申し上げました。必ず十羅刹があなたを守護されることは疑いないでしょう。

〈池田先生が贈る指針〉
広宣流布のために!——この信心の志から、生命の最も価値ある一年の公転が始まる。そして天体の運行のごとく、妙法のリズムに則り、日々、充実した人間革命の自転を進めるのだ。
牧口先生は「勇猛精進し給え! 仏法は実行だよ。精進だよ」と言われた。新しい年も、決めて祈って動いて勝とう! 仏天を味方に。

☆創価班指導集 池田先生の発刊の辞
◇わが創価灯は「厳護」「正義」「勝利」の光なり
1月6日は「創価班 師弟誓願の日」。第1回創価班総会から45周年を迎えた。ここでは昨秋に発刊された新指導集『地涌の大城』(非売品)に、池田先生が寄せた「発刊の辞」を紹介する。

わが創価灯は「厳護」の光なり。
わが創価灯は「正義」の光なり。
わが創価灯は「勝利」の光なり。
この光を放つ「創価班」の君たちあれば、いかに深い時代の闇も打ち破り、民衆の凱歌を轟かせることができる。
これが私の誇りも高き大確信だ。
結成45周年の佳節を毅然と飾りゆく従藍而青の一人ひとりに、私は最敬礼して題目を送っている。
いつもいつも、本当にありがとう!
戦後の荒廃した社会で、戸田城聖先生という希有の師匠に初めてお会いできた夜、私は尽きせぬ感謝を込めて、一詩を朗詠した。
「夜明け前の混沌に 光 もとめて われ 進みゆく」——
その求めてやまない光の本源が、他のどこでもない、汝自身の地涌の生命に具わっていることを、先生は教えてくださった。広宣流布、立正安国という誓願を掲げ、法のため、民のため、世のため、自他共に青春の生命を輝かせ切っていく最極の正しき人生へ導いてくださったのである。この光は、先生のもとで太陽の仏法を如説修行しゆく月々日々に、強く深く大きくなっていった。
なかんずく先生は、事業が最悪の苦境に立たされた時、一人お仕えしていた23歳の私に、厳粛に後事の一切を託された。70年前の1月6日である。この日この時を転機として、先生と私はいやまして師子奮迅の力で、絶体絶命の局面を一つ一つ打開していった。やがて晴ればれと、あの五月三日の第2代会長就任式を迎えるのである。
御聖訓の通り、一念に億劫の辛労を尽くしゆく精進行の只中で、わが生命に燃え上がらせた炎こそが、まぎれもなく「創価灯」であったといってよい。
そして、それから四半世紀を経た1977年の1月6日、あえて、この日を選んで、第1回の創価班総会を開催した。私が「創価灯」を託し伝えたのは、不二の後継たる創価班の君たちなのである。
創価班は基本精神に——
一、学会を護る
一、会員を大切に
一、陰の戦いに徹する
と掲げて、実践し抜いてきた。
思えば、民衆仏法の正義の凱歌を謳い上げた熱原の法難の折、若き南条時光は矢面に立って正義の和合僧を護り、人知れず陰の労苦を担い、苦境の同志を大切に庇い励ました。
日蓮大聖人は、その功労を労い、「上野賢人殿」と讃えられて、「此れはあつわらの事の・ありがたさに申す御返事なり」(全1561・新1895)と御書を送られている。
今、前代未聞のコロナ禍にあって、勇敢に誠実に聡明に、基本精神のまま貢献を続けてくれている創価班の尊き貴き使命の遂行を、御本仏は全て御照覧であるに違いない。
南条時光に「しばらくの苦こそ候とも・ついには・たのしかるべし、国王一人の太子のごとし・いかでか位につかざらんと・おぼしめし候へ」(全1565・新1901)とお約束の如く、健気なる創価班の一人ひとりが必ずや「陰徳陽報」の大果報に包まれ、人生と社会の勝利の王者となりゆくことを、私はひたぶるに祈り続けている。
結成45周年の11月2日を前に、創価班のリーダーたちから一つの要請があった。それは、伝統の基本精神の3項目に、新たに——
一、邪悪を破る
一、広布の勝利を開く
との2項目を加えさせていただきたい、というのである。
深き使命感と責任感の上からの発露が頼もしく、私は直ちに賛同した。ここに、新時代創価班の「基本精神」5項目が誕生したのである。
「御義口伝」には「悪を滅するを功と云い善を生ずるを徳と云うなり」(全762・新1062)と仰せである。
「邪悪を破る」勇気の光からこそ、妙法の大功力は生まれ広がるのだ。その閃光に諸天善神も覚醒し、動き働くのだ。
この秋は、竜の口の法難から750星霜であり、創価の「魂の独立」からも30年となる。
大聖人は「諸天善神等は日蓮に力を合せ給う故に竜口までもかちぬ、其の外の大難をも脱れたり、今は魔王もこりてや候うらん」(全843・新1176)と宣言なされた。
わが本門の創価班は、追撃の手をゆるめずに破邪顕正の師子吼を響かせてもらいたい。
そして「仏法と申すは勝負をさきとし」(全1165・新1585)との御金言のままに、断固として一切の「広布の勝利」を開き、「地涌の大城」を限りなく勝ち栄えさせてもらいたいのだ。
嬉しいことに、今や「SOKAHAN」は誉れの勇者の代名詞となり、若き世界市民の平和・文化・教育の大連帯にあって、中核中の中核と輝く時代に入った。
君たちこそが、私の分身たる新時代の"山本伸一"に他ならない。一人ひとりが「創価灯」の当体として、21世紀の地球社会をいよいよ照らし晴らしてくれ給え!

若鷲よ
 我こそ創価と
  胸を張れ
 邪悪を破りて
  広布の勝利を

☆みんなで学ぶ教学 第24回 行学の二道
◇地道な実践が"飛躍台"に
自身の飛躍のカギは、日々の地道な信仰の実践にあります。今回の「みんなで学ぶ教学」は、信心修行に不可欠な「行学の二道」がテーマです。新年の決意に満ちた新入会者のカツヤくんは、ユタカ支部長にアドバイスを受けているようです。

ユタカ 決意に満ちた、すがすがしい顔をしているね!

カツヤ あ! ユタカ支部長。今年のテーマは「青年・飛躍の年」ですから、僕も飛躍する一年にしようと決めたんです。

ユタカ 何か目標を立てたのかな?

カツヤ はい。仕事では、大きなプロジェクトを企画して、実現していこうと決めました。学会活動も、よりいっそう頑張っていこうと思っています。

ユタカ すごいね! 具体的には何に挑戦するのかな? 

カツヤ それを考えていたんですが、目標が大きすぎて、何から手を付けていいか分からなくなってしまって……。

ユタカ 決意することは大切なことだよね。でも、何かを成し遂げようと思ったら、一つ一つ、地道な努力を積み重ねていくことが根本になるんじゃないかな。
スポーツだって、日々のトレーニングという基礎を積み重ねるから、試合で結果を出すことができる。

カツヤ 確かに、企画書を作るには多くのことを調べなければならないし、職場の同僚とも連携をとっていかないといけないです……。さまざまなことに配慮し、着実に進めることが求められます。

ユタカ 地道な取り組みが大事なのは、信心においても同じだね。
日蓮大聖人は「行学の二道をはげみ候べし。行学たえなば仏法はあるべからず」(新1793・全1361)とつづられているんだ。学会活動も、絶え間ない「行学の二道」に励むことが根本になるんだよ。

カツヤ 「行学の二道」とは、どのようなことでしょうか。

ユタカ カツヤくんがすでに実践していることだよ。
「行」とは、仏法を行ずること。勤行・唱題、そして折伏に挑戦することだね。「学」とは、御書根本に大聖人の仏法を学んでいくことなんだ。
この「行」と「学」は、どちらか一方が欠けてもだめなんだ。「行」と「学」の両輪を絶え間なく回転させていくからこそ、「信」が深まり、自身に具わる可能性を開く「人間革命の道」を、真っすぐに進んでいくことができるんだよ。

カツヤ なるほど。

ユタカ 唱題や研さんは、とても地味なことかもしれない。でも、地道に「行学の二道」に励む中で、自身を大きく飛躍させていけるんだよ。
私も実は、もう一度しっかり御書を学ぼうと決意して、時間を見つけては1ページずつ拝読しているんだ。もうすぐ御書の半分以上を読了することになるよ。

カツヤ 忙しい中でも挑戦しているんですね。

ユタカ 大聖人の御確信に触れて、祈りにも力が入り、信心に臨む姿勢も変わってきたと実感しているよ。"友人に仏法の素晴らしさを伝えたい"との気持ちが、いっそう込み上げてくるんだ。"行学のリズム"が定着したから、仕事にもより意欲的に取り組めるようになったよ。

カツヤ 最近、ユタカ支部長の姿に、生命力がみなぎっていると感じていた理由が分かりました。

ユタカ 池田先生は「御書には無限の希望がある。勇気が湧き、未来がある。人生勝利の智慧が湧き、確信が深まり、戦う心が燃えてくる。ただ御書を身で拝してこそ、いかなる不可能をも可能にしゆく利剣を持つことができるのだ」とつづられているんだ。
「行学の二道」こそが、人生の"飛躍台"となっていくことは間違いないよ。
カツヤくんの企画するプロジェクトが実現するよう、祈っているね。

カツヤ ありがとうございます。着実な"行学のリズム"で、前に進んでいきます!