2021年12月27日月曜日

2021.12.27 わが友に贈る

◇今週のことば
「希望」の大連帯を築いた
「勝利」の全宝友、万歳!
福徳は無量無辺なり。
みなが「青年」の翼を広げ
「飛躍」の新春を爽快に!
2021年12月27日

日興遺誡置文 P1618
『未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事』

【通解】
未だ広宣流布が成就しない間は、身命を捨て、力の限り妙法を弘めていくべきである。

名字の言 「いのち」を脅かす三つの危機 2021年12月27日
批評家の若松英輔氏が「現代における『いのち』の危機は、必ずしも迫害というかたちをとらない」とつづっている。さらに「いのち」の危機として、次の三つを挙げている▼まず、自ら選び取ったわけではない強いられた「孤独」。次に、希望を絶たれた状態である「絶望」。最後に、誰の目にも触れずに孤独と絶望を抱えるほかない「孤立」である▼反対に「他者とのあいだにあるとき、『いのち』はその輝きを増す」と氏は指摘する。他者のために全身で何かに参与することで「『いのち』は強められる」と(『沈黙のちから』亜紀書房)▼長引くコロナ禍にあって、孤独や孤立の深刻化が危惧されている。会いたくても、周囲の状況がそれを許さない場合もある。福岡出身のある壮年は、今年も年末の帰省を断念した。その代わりに、元日は親族をオンラインでつなぎ"ファミリー勤行会"を行う予定だ。「勤行の後は、皆で新年の抱負を語り合い、にぎやかに出発します」と▼池田先生は、「たとえ会えなくても、電話の一言で、目の前の壁が破れることもある。一通の置き手紙が、その人の人生を変える場合だってある」と。知恵を絞り、工夫を重ねて、他者と心を通わせる年末年始としたい。

寸鉄 2021年12月27日
「一日もいきてをはせば功徳つもるべし」御聖訓。感謝の祈りで本年を完走
深く偉大な信心に立てば全てが開ける—戸田先生 誓願に生きる人生は無敵
創価大学が一般入試出願受付。受験生よ頑張れ!悔いなき挑戦の冬休みを
除雪中の事故に注意。作業時は家族、近隣の方等、複数人で。命綱の装着も
宗門の謀略で学会は団結し大発展—学者。C作戦から31年。正邪は明白に

☆通信員指導集「輝く創価の言論城」 池田先生の「発刊に寄せて」
◇希望の言葉を世界まで! 我らの聖教魂は永遠に
本紙創刊70周年の本年、通信員指導集『輝く創価の言論城』(非売品)が発刊された。ここでは、池田先生の「発刊に寄せて」の全文を掲載する。



わが通信員こそ、陰徳陽報の「言論の闘士」であります。
わが通信員こそ、普く賢い「民衆の英雄」であります。
そして、我ら通信員こそ、生涯創造の「共戦の同志」なのであります。
この宿縁深き通信員の方々と心一つに、聖教新聞創刊七十周年の佳節を勝ち飾り、創価学会創立百周年へ従藍而青の言論戦を開始できることは、この上ない喜びであり、希望であります。
いまだかつてなき「民衆の機関紙」「人間の機関紙」たる聖教新聞を、飛躍させゆく鍵は何か。恩師・戸田城聖先生と私の真剣なる祈りと思索の結晶として、一九五四年(昭和二十九年)、誉れある通信員制度はスタートしました。
聖教の草創期にあって、最も献身的に支えてくださったのは、まぎれもなく通信員の皆様でありました。広宣流布の最前線の息吹をいち早く掴み、共に企画を練り、取材に走り、記事を書き、写真を撮る。その勇敢にして誠実な挑戦の積み重ねこそ、何ものにも代え難い聖教の熱となり、力となり、宝となってきたのであります。
聖教新聞は、通信員の不撓不屈の闘争なくして発展することは、決してありませんでした。これは、同じ通信員の誇り高き自負を持って執筆を続けてきた私が断言できる厳然たる事実であります。
家庭、地域、仕事、学会活動……多忙を極める毎日の中で、通信員の誓願を貫きゆくことが、いかに崇高な修行であるか。
まさしく、人知れぬ労苦と血のにじむような努力をいとわぬ「言論の闘士」たちの偉大な「陰徳」があればこそ、今日の世界的な聖教新聞の興隆という「陽報」があるのであります。そして、この「陰徳」は、皆様方の生命と一家眷属を三世永遠に包む「陽報」となって輝きわたることも、また間違いありません。
通信員が果たす使命は、時と共に、いや増して大きくなっております。電子版の充実もあり、現在、「世界聖教会館」を中心として全国の支社・支局が団結し、聖教新聞は五大州の隅々まで発信されています。皆様が懸命に取り組む一編の文章、一葉の写真、一本の動画が、希望の光、幸福の光、平和の光を、全世界へ放っていくのです。その一つ一つに触れ、「地方版の柱」であると同時に「世界に広がるセイキョウの柱」である皆様の尊き名前を拝するたび、私の心には尽きせぬ感動と感謝が込み上げてまいります。
聖教を「日本中、世界中の人に読ませたい」と熱願され、通信員の活躍を心から期待されていた戸田先生が、いかばかりお喜びでありましょうか。
「御義口伝」に、「此の法華経を閻浮提に行ずることは普賢菩薩の威神の力に依るなり、此の経の広宣流布することは普賢菩薩の守護なるべきなり」(御書七八〇ページ)と仰せの通り、世界広布は「普く賢い」菩薩の働きによって進みます。愛する郷土を照らす普く賢い「民衆の英雄」の英知が、そのまま地球社会の未来を晴らしていく時代に入っております。
とともに、普賢菩薩は「当起遠迎、当如敬仏」(法華経六七七ページ)という最上第一の相伝を託されます。「必ず仏の如くに法華経の行者を敬う可し」(御書七八一ページ)との御聖訓を聖教紙面で果たされゆく通信員の福徳は計り知れません。
御本仏・日蓮大聖人は打ち続く大難を、「山に山をかさね波に波をたたみ」(同二〇二ページ)と仰せです。我ら師弟は、この忍難弘通の道に連なり、「言論」と「対話」と「励まし」を武器として、幾多の難を共々に勝ち越えてきました。
御聖誕八百年を慶祝して発刊される『日蓮大聖人御書全集 新版』に、池上兄弟に送られた「兵衛志殿御返事」(一族末代栄えの事)が新たに収録されます。
その中で、賢者の信心と団結で乗り越え、凱歌の実証を示した兄弟と一族を最大に讃えられ、「このことは一代聖教をも引いて、百千まいにかくとも、つくべしとはおもわねども」と仰せになられています。
どれほど書いても書き尽くせない。どれほど讃えても讃え尽くせない——この御本仏のお心を拝しつつ、私たちはさらに、聖教の信念の一文字一文字を綴ってまいりたいと思うのであります。
末法万年尽未来際への世界広宣流布を展望するとき、私たちの言論闘争は、「いよいよ、これから」が本門の戦いであります。六十五歳で小説『新・人間革命』を書き起こした私も、ますます師弟不二の炎を燃え上がらせ、生涯創造の「共戦の同志」である皆様と共々に、黄金の日記文書を記し残していく決心であります。
日蓮仏法は地球の恒久平和への根本思想であり、実現への実践の方途を示しています。その「教科書」とも言うべき言論紙こそ、我らの聖教新聞です。正しき仏法を根本に、生命力満々と、人々の不安を打ち破る希望の言葉で、「安国」の実現へ、「安世界」の構築へ、今こそ力強く大前進しようではありませんか!
皆様には、気高き先輩から受け継いできた無敵の伝統と連帯があり、頼もしき後輩が限りなく明日へ続いています。
「正義の太陽たる通信員の聖教魂がある限り、創価の言論城は未来永劫に輝き続ける」——そう強く深く念じつつ、記念の句を贈り、発刊へのメッセージといたします。

通信員ありて
 創価と聖教
   輝けり

言論の
 師弟共戦
   金の日日

通信員こそ
 人間革命
   勝ち戦

二〇二一年八月二十四日 「聖教新聞創刊原点の日」に