2021年12月25日土曜日

2021.12.25 わが友に贈る

会合運営・会館警備など
広布を陰で支える皆さま
この一年 ありがとう!
「かくれての信」に
無量の福徳は燦然と輝く。

一生成仏抄 P384
『衆生の心けがるれば土もけがれ心清ければ土も清しとて浄土と云ひ穢土と云うも土に二の隔なし只我等が心の善悪によると見えたり』

【通解】衆生の心がけがれれば、その住む国土もけがれ、心が清ければ国土も清いと説かれるように、浄土といい穢土といっても、国土に二つの隔てがあるわけではない。ただ我らが心の善悪によって浄土とも穢土ともなるのである。

名字の言 目には見えないサンタの贈り物 2021年12月25日
独りぼっちのねずみがいた。12月24日の夜、家の外には迷子になったサンタの姿が見えた。一緒にプレゼントを配った別れ際、「おまえさんのねがいごと、かなえてやらんとな」と2組のスケート靴と地図をくれた。絵本『クリスマス・イブのねがいごと』(岩崎書店)で描かれた一シーンである▼地図をたどった先に、小鳥の家があった。「ひょっとして、ぼくがおほしさまにおねがいしたともだちって、きみ?」と小鳥もびっくり。ねずみと小鳥は仲良くスケートで遊んだ。サンタの贈り物は、目には見えない「友情」だった▼広島県の男子中等部員に警察署から「感謝状」が贈られた。今月11日、塾の帰りに「道に迷った」という認知症の高齢者と遭遇。小まめに休憩を取りながら、寒い中、警察署まで同行した▼「これまで"目に見えないもの"を、たくさん教えてもらいましたから」と彼。周囲に励ましを広げる両親、友の幸福を祈る祖母——家族の生き方から学んだ"思いやりの心"が今回の行動につながったと、朗らかに語った▼日蓮大聖人は「心の一法より国土世間も出来する事なり」(御書563ページ)と仰せだ。心は見えない。だが、支え励まし合う心と心の交流から、自他共の笑顔輝く社会は築かれる。

寸鉄 2021年12月25日
「経を持つ人を捨て給う仏あるべしや」御書。苦境の友よ絶対勝利の祈りで
中大阪の日。一人への励ましから飛躍は始まる!常勝源流の友よ先陣頼む
歴史を学び史観を養え—恩師。民衆が時代を創る。青年は最前線で光る将に
変異株防ぐため基本対策徹底を—専門家。決して甘く見ず。食事の場でも
家庭での食中毒増加。流行の低温調理で不十分な加熱多し。推奨時間厳守

〈社説〉 2021・12・25 コロナ禍の中で奮闘する妙護G
◇共生の世紀を築く"先頭走者"
新型コロナが猛威を振るう中、最も対応に苦慮してきた職種の一つが介護・福祉業界だろう。
施設には、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患がある利用者が集う。日頃の業務では食事や排せつ、入浴の介助などがあり、接触を避けるのは難しい。
多くの利用者が共同生活を送る施設では、クラスター(感染者集団)の発生を防ごうと、さまざまな対策を講じてきた。マスク着用や消毒、換気などの基本的な感染対策に加え、面会の制限や定期的なPCR検査に加え、防護服着用などを実施する施設もある。
その渦中でも「一人一人の幸福のために」と、男子部の妙護グループをはじめ、介護・福祉に携わるメンバーは奮闘している。
大阪の特別養護老人ホームで働く男子部員は、少しでも感染リスクを減らすため、家族とも食事を別にするなど、対策に努めてきた。
「日々変化する状況の中、『命』をお預かりする仕事。だからこそ今という時を大切にしたい」と、入所者の表情や食事の取り方など、細かな変化を見逃さず、ケアマネジャーを通じて家族に伝える。感染状況が落ち着いてきた秋ごろには、対策を徹底した上での対面の面会を提案。入所者と家族が久しぶりの再会を果たし、喜ぶ姿に安堵した。
東京の知的障がい児・者福祉施設で働く男子部員は、うまく自己表現ができずに暴れてしまう利用者への対応で悩んだ。祈って考えると、"生きづらさや寂しさ、周囲への不信感を抱えているのではないか"と気付く。
利用者の心に寄り添い続けると、次第に信頼関係が深まった。暴れることがなくなって笑顔が増えていった。「"困っている人"を誰も置き去りにしたくない。"私が一番の理解者になろう"と心掛けています」
池田先生は語っている。「人を支えることによって、自らの生きる力も増していくのです。どこまでも"共に生きる"ことです。介護とは"命で命を支える"究極の人間性の振る舞いではないでしょうか」
「支援する側」と「支援される側」が固定された一方通行の関係性ではなく、共に前を向くなかで人生を学び、喜ぶ笑顔に感謝の心で寄り添う妙護グループの友。共生の世紀を築く"先頭走者"に心からのエールを送りたい。

☆希望の指針——池田先生の指導に学ぶ 女性部(下)
◇幸せを生み出す泉はあなたの中にある
連載「希望の指針——池田先生の指導に学ぶ」では、女性部の新出発を祝して、指導・激励を掲載します。今回は小説『新・人間革命』から、珠玉の言葉を紹介します。

◇幸福
真実の仏法は、やがていつか、どこかで幸福になることを教えているのではありません。今、この場所で幸福をつくり出していくための法です。その幸福を生み出していく力は、あなた自身の胸中にある。それを引き出していくのが信仰です。
(第6巻「宝土」の章、38ページ)

◇唱題の力
御本尊は、大慈悲の仏様です。自分自身が願っていること、悩んでいること、希望することを、ありのまま祈っていくことです。
苦しい時、悲しい時、辛い時には、子どもが母の腕に身を投げ出し、すがりつくように、「御本尊様!」と言って、無心にぶつかっていけばいいんです。御本尊は、なんでも聞いてくださる。思いのたけを打ち明けるように、対話するように、唱題を重ねていくんです。やがて、地獄の苦しみであっても、嘘のように、露のごとく消え去ります。
(第11巻「開墾」の章、138ページ)

◇体験
人生の波浪を乗り越えた体験は、人間の凱歌の証である。それは、広宣流布の確かなる軌道を進みゆく人の、頭上に輝く栄冠といえる。ゆえに、常に広布の大道をわが行路と定め、一つ一つの活動に、宿命の転換をかけ、全力で挑戦していくことだ。
(第7巻「萌芽」の章、150ページ)

◇知恵
人間が社会で生き抜くうえで大切なのは知恵だよ。
広宣流布も、人生も、勝利していくためには知恵が必要だ。知恵を出すには、旺盛な責任感、使命感をもって、題目を唱え、強い生命力を涌現しながら、考え抜いていくことだ。
(第7巻「早春」の章、248ページ)

◇時代とともに
学会の根本精神は、どんなに時代が変化しても、変わってはなりません。その根本精神とは、万人の幸福を実現するために、生涯、何があろうが、学会から離れず、広宣流布の尊き使命を果たし抜いていく心です。しかし、活動形態などは、時代とともに、また、世代によって、当然、変化していかなくてはならない。時代も、人の感性も変わってきているんですから。
(第25巻「人材城」の章、318ページ)

◇女性が主役
女性は、常に戦争の最大の被害者であった。女性の幸福なくして、人類の平和はない。女性が輝けば、家庭も、地域も、社会も輝く。ゆえに二十一世紀は、女性が主役となる「女性の世紀」に、しなくてはならない。
(第13巻「北斗」の章、160ページ)

◇親の姿
子どもは、日々、親の姿、生き方を見て、信仰への理解と共感を深めていく。ゆえに、親自身が、いかなる困難にも負けない強さや明るさ、人への思いやりなど、人格の輝きを増していくことが大切であり、それが、仏法の偉大さの証明となる。
(第12巻「新緑」の章、91ページ)

◇人生哲学
生きることは、宿命との戦いです。宿命の問題を解決していく道は、生命の大法である仏法による以外にない。その意味からも、教学を学び、幸福への人生哲学を、しっかりと身につけていただきたい。
(第29巻「常楽」の章、116ページ)

◇人材の育成
先輩と後輩が共に活動するなかで、後輩は、折伏・弘教、個人指導などを習得していく。"共戦"という実践なくして、本当の人材の育成はない。
(第27巻「求道」の章、337ページ)

◇誓願の祈り
広宣流布のために、"健康になります。健康にしてください""経済革命します。経済苦を乗り越えさせてください""和楽の家庭を築きます。築かせてください"と祈りに祈り、学会活動していくのである。広布誓願の祈りは、仏、地涌の菩薩の祈りであり、それゆえに諸天を、宇宙の一切を動かしていく。
(第29巻「常楽」の章、35ページ)

◇鍛えの青春
自分を不幸にするものは、他者ではない。時流でも、運命でもない。自身の弱さである。
希望をいだけず、勇気を奮い起こさず、あきらめてしまう。そして、無気力や自暴自棄に陥り、他人を恨み、自分をも嫌悪する魂の脆弱さが、自身を不幸にしてしまうのである。
ゆえに、幸福の人生を歩みゆくためには、青春時代に、徹して自身の魂を鍛え上げることが、何にも増して重要になるのである。
(第14巻「使命」の章、160ページ)

◇今日より明日
どこまでも御聖訓に照らして自己を見つめ、昨日の自分より今日の自分を、今日の自分より明日の自分を、一歩でも磨き高めようと挑戦していくなかに、人間革命の道があるのだ。そこにのみ無量の功徳があり、福運を積みゆくことができるのだ。
(第2巻「勇舞」の章、185ページ)

☆「人間革命」の希望の大航路へ——各部代表者会議 原田会長が出席
第11回各部代表者会議が22日、原田会長を中心に、東京・信濃町の広宣会館(学会本部別館内)で行われた。
池田大作先生はメッセージを贈り、大勝利の1年を飾った各部・各グループ、なかでも12・22「統監部の日」を迎えた同部の緻密な広布推進の労に感謝。御本仏は常に「かくれての信」を御照覧であるとたたえた。
さらに、創価大学の建設に携わった友と"船の機関部は人目につかないが、機関が止まれば船は動かない。誰が見ていようがいまいが、頑張って最高の大学を創ろう"と語り合った思い出を述懐。
学会においても、創価の運動を陰で支え担う同志は「広宣流布」即「立正安国」の大船の機関部であり、日本と世界の平和・文化・教育の大船の機関部であると力説した。
そして、明「青年・飛躍の年」へ、一人一人が地涌の菩薩の本領をいよいよ発揮し、御書根本のチームワークで、「人間革命」「一生成仏」という希望の大航路を、一段と力強く人類に示していこうと呼び掛けた。
最後に、御書新版に新たに収録された富木殿への御聖訓を拝読。
「あなたの真心のほどは、全て法華経に申し上げました。必ず十羅刹があなたを守護されることは疑いのないことでしょう。尼御前(富木殿の夫人)の健康のことを、私(大聖人)が案じていると、お伝え申し上げてください」(御書新版1343ページ、通解)
この一節を同志とその家族に贈りたいと述べ、「明年も心一つに、創価の大船は勝ち進もう!」と呼び掛け、メッセージを結んだ。
原田会長は、「勝負の10年」の緒戦を勝ち抜いた全同志の奮闘に重ねて感謝するとともに、1、2月のスタートダッシュが明年の勝利を決すると強調。池田先生が「二月闘争」で示された通り、「明確な目標の設定」「リーダー率先の行動」「一対一の励まし」で、広布の水かさを増していこうと訴えた。
また長谷川理事長、谷川主任副会長、佐口牙城会委員長、石田創価班委員長があいさつした。