スピードが大事。
何事も先手を打つことだ。
友のため 勝利のため
鋭敏に 真剣に動こう!
そこに歓喜が生まれる。
南条兵衛七郎殿御書 P1494
『たとへば朝につかふる人の十年二十年の奉公あれども君の敵をしりながら奏もせず私にもあだまずば奉公皆うせて還つてとがに行はれんが如し』
【通解】
たとえば、朝廷に仕える人が、十年、二十年と奉公しても、主君の敵を知りながら、主君に報告もせず、個人としても敵として怒ることがなければ、長年の奉公の功績も、みな消えてしまい、かえって罪に問われるようなものである。
名字の言 勝負の行方は25人のテストジャンパーに託された 2021年12月11日
1998年の長野冬季五輪のスキージャンプ・ラージヒル団体。ひどい吹雪で競技は一時中断された。1本目を終えて日本は4位。中止か、再開か——25人のテストジャンパーが試験飛躍することになった▼続行の条件は全員がジャンプを決めること。誰かが失敗すれば、日本は4位でメダルを逃す。勝負の行方が委ねられる中、恐怖と戦いながら飛んだ彼らは次々と着地に成功。メンバーの一人は「目に見えない"タスキ"のようなものが伝わってくる感覚があった」と。無事に2本目が再開され、日本は大逆転で金メダルに輝いた▼山口県の壮年は、母が信心していたものの「自分は関係ない」と25年以上も入会を拒んでいた。そんなある日、母が介護施設に入るため、部屋を整理することに。仏壇の引き出しの中で見つけたのは、30通もの手紙だった▼書かれた年月も差出人も違う。だが、どの文面にも母の幸福を願う言葉がつづられていた。目頭を熱くした壮年は、昨年1月に入会。入会記念勤行会には手紙の送り主たちの笑顔があった▼表面には見えない"つながり"が、人の心を変え、幸のドラマを生むことがある。明日まで本年最後の「励まし週間」。未来へ希望の松明をつなぐ励ましを広げよう。
寸鉄 2021年12月11日
「題目計りを唱うる福計るべからず」御書。日々の真剣な祈りが幸福の源泉
墨田の日。師弟の縁深き庶民の王国。わが地域に模範の友情の大連帯築け
高齢者の孤立が益々大きな課題と。日々、語らいを広げる多宝会は社会の宝
大掃除は防災対策の機会にも。倒れ易い家具、頭上の収納、可燃物等を点検
パワハラの根底には価値観の違いや対話不足があると。意識変革の潮流を
☆桂冠詩人40周年 勇気の舞 凱歌の行進 第18回 女性部の友へ〈下〉
新しき女性の世紀は来りぬ!
壮大に生き抜く
未来のある信仰の人には
わが道の彼方に
香気が漂いゆく
わが城が待っている。
貴女の永遠の生命が
そして優しさと
純粋な信仰の生命が
正義の善の風を浴びながら
病める魂の人びとを
偉大な妙法の力で
包容する姿は
まさしく人間の天使だ。
◆◇◆
私たちは
魂の壮麗なる
幸福と勝利の金字塔を
一日また一日と
築いているのだ。
そこには
歓喜の歌が流れ
私自身が栄えゆく
永遠の芸術の生活が並ぶ。
快活に
来る日も また来る日も
日光が輝き
星の光が
我を飾ってくれる。
胸が燃ゆる
躍り進んでゆく
私の彼方には
あの陽光に包まれた
青春の日々を走り切り
戦い勝った喜びの満足が
そして生き抜く力が
希望の中に込み上げてくる。
私は
いかなる苦難の
宿命があったとしても
断じて
私の道から逃げない。
それが
人間としての
正しい歩みであるからだ。
あのデンマークの作家
アンデルセンの童話にも
「気を落としてはいけません!」
「うなだれていたって
何にもなりゃしません」と
語られている通りである。
満月の夜
そうだ!
三日月の日も
あるではないか。
常に常に
同じ姿ではない。
同じ幸福ではない。
すべての不幸を
すべての幸福に
変えゆく法理が
仏法だ。
私の人生は
自分自身への
最高の贈り物と
思っている。
◆◇◆
ああ あまりにも
大きな天の仕事を続けゆく
刻一刻の あの姿!
なんと涙が溢れんや。
そこに
永遠の心乱れぬ美があり
人として無限の
恐ろしいほどの美がある。
新しき太陽とともに
新しき女性の世紀は来りぬ。
女性の世紀とは
女性の幸福と
平和の権利を
勝ち取りゆく
生活の勝利だ。
運動の勝利だ。
活動の勝利だ。
前進の勝利だ。
生き抜く勝利だ。
一家の勝利だ。
仏の御聖訓の通りに
絶対に間違いのない
その正道を歩みゆく
私たちの前途は
幸福と勝利に
充ち満ちているのだ。
☆希望の指針——池田先生の指導に学ぶ 女性部(上)
◇あなたにしか歩めない人生の道がある
連載「希望の指針——池田先生の指導に学ぶ」では、女性部の新出発を祝して、指導・激励を掲載します(全2回)。今回は『女性に贈る 100文字の幸福抄』(主婦と生活社、2012年刊)から、珠玉の言葉を紹介します。
◇あいさつ
人を傷つける心ない言葉が
氾濫している現代だからこそ、
思いやりのある言葉を
かけ合うことを大切にしたい。
その第一歩は、「あいさつ」である。
始めは硬い表情でも、あいさつから笑顔が生まれ、
心の通った対話が広がる。
◇笑顔
「笑う」という言葉は、
古くは「咲う」とも書いたという。
笑顔は、人間が咲かせることのできる花である。
お金があってもなくても、
家族にも、友人にも、
惜しみなく贈ることのできる
幸せの花が笑顔である。
◇ありのまま
どんな時代を生きようとも、
その人には、その人にしか歩めない
人生の道がある。
ありのままの心の発露でいい。
ささやかに見える目標でも、
そこに近づこうと努力することが、
自分にしか歩めない充実の道となる。
◇母への感謝
「母への感謝」を忘れた時、
人は傲慢になる。
大切な「何か」を見失ってしまう。
そのままではやがて、
不幸の方向へと進んでいくことになる。
「母への感謝」をもち続ける人は、
正しく、心豊かな人生を歩んでいける。
◇鏡
心は不思議である。心は微妙である。
こちらが悪い感情を抱いていると、
相手にもそれが伝わっている。
こちらが笑顔の思いで接すれば、
相手にも微笑みの心が宿る。
相手はいわば、
自分にとっての鏡のような存在である。
◇新たな活力
新たな社会の希望の活力は、
女性のソフト・パワーである。
女性の知恵が発揮されれば、
職場であれ、地域であれ、
創造性が漲り、調和が図られていく。
女性が安心して伸びやかに働ける社会を
皆で作っていくことが大切である。
◇春遠からじ
長い人生、体調を崩して一休みする時もある。
思うようにいかぬことが幾つも重なる時もある。
それでも少しずつ前へ、
「春遠からじ」と自分自身を信じて進む。
一歩また一歩と!
その地道にして不屈の歩みそのものが
「幸福の道」である。
◇喜び
愚痴は「心のさび」といえるかもしれない。
心がさびつくと、
生命の回転が鈍くなり、固まってしまう。
本来ならば、できるようなことも、
できなくなってしまう。
喜びこそが、生命を回転させる
「心の潤滑油」である。
◇友情
この人生、友情をこそ、私は信ずる。
友情をこそ、誇りとする。
相手を人間として、
心から「好きだ」という感情は、
いわば魂と魂の交響であり、
人間性の精髄に通じる。
そこには他の何ものも介在する余地がない。
◇桜梅桃李
桜は桜、梅は梅と、
そのままの姿で最高に美しい。
人間も同じで、誰一人として使命のない人はいない。
希望さえ失わなければ、
その人でしか、もちえない、
最高の輝きを放ちながら、
自分らしい人生を送ることができる。
◇女性の力
命を慈しむ心、
愛する家族を守ろうとする時に発揮する
女性の力は偉大である。
女性の慈愛が賢明な勇気となって、
家庭だけでなく、広く社会に開かれていった時、
世界の平和構築は
必ず大きく前進するであろう。
◇一生涯の美
自分の個性を鍛え上げた人は美しい。
すぐ消えてしまう「一時の美」ではなく
ずっと続く「一生涯の美」である。
その人は他人をうらやまない。
他人を妬まない。
その人自身の心が
夏の高原の青空のように晴ればれとしている。
◇結婚
結婚したら幸せで、
結婚しないと不幸なのか。
決して、そうとは言えない。
急き立てられたり、あせる必要もない。
結婚するかしないか、いくつで結婚するか。
それで、人生が決まるのではない。
幸福を決めるのは「心」である。
◇慈悲
自分が縁する人を、
心から慈しみ大事にしていく。
この現実生活での振る舞いに、
本当の慈悲は光ってくる。
どれだけの人から慕われ希望を贈り、
どれだけの人の心に深く刻まれていくか。
人生の真価は、ここにあるといってよい。
◇太陽
太陽は毎日、
自らの軌道を繰り返し昇る。正確に進む。
そして、生きとし生けるものすべてに
慈光を贈り育んでいる。
日々の生活も、同じ行動の繰り返しかもしれない。
しかし、その中にのみ、
真実の幸福は創り上げられていくのである。
◇聞き上手
聞き上手は、人間関係を円滑にする。
そのコツは、相づちである。
まず「うんうんと、うなずく」こと。
そして「最後まで話をさえぎらない」こと。
「私の気持ちをわかってくれている」
その信頼感こそが、
心を開かせるからだ。