2021年8月22日日曜日

2021.08.22 わが友に贈る

未来部は一人ももれなく
「法華経の命を継ぐ人」。
君にしか果たせない
偉大な使命がある!
信心根本に勉学第一で!

法門申さるべき様の事 P1268
『総じて日蓮が弟子は京にのぼりぬれば始はわすれぬやうにて後には天魔つきて物にくるうせう房がごとし、わ御房もそれていになりて天のにくまれかほるな。のぼりていくばくもなきに実名をかうるでう物くるわし、定めてことばつき音なんども京なめりになりたるらん、ねずみがかわほりになりたるやうに鳥にもあらずねずみにもあらず田舎法師にもあらず京法師にもにずせう房がやうになりぬとをぼゆ、言をば但いなかことばにてあるべしなかなかあしきやうにて有るなり』

【通解】
総じて日蓮の弟子は京に上ると、初めのうちは(初心を)忘れないようであるが、後になると天魔がついて正気を失ってしまう。少輔房のようなものである。三位房、あなたもそのような姿になって諸天に憎まれないようになさい。京に上って、いくらも経ってないのに、実名を変えたということであるが、狂っている。きっと言葉つきや発音なども、京なまりになったことであろう。ねずみがこうもりになったように、鳥でもなくねずみでもなく、田舎法師でもなく京(みやこ)法師にも似ていず、少輔房のようになってしまったと思われる。言葉は、ただ田舎言葉でいるがよい。(どっちつかずなのは)かえって見苦しいものである。

名字の言 徹底して"猫の立場"に立つ動物写真家 2021年8月22日
自分も猫になったような気分になる。東京富士美術館で開催中の写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き」を見た▼動物写真家の岩合さんは、徹底して"猫の立場"に立つ。猫が嫌がることは決してしない。猫と目線を合わせるため、地べたに這いつくばってカメラを向ける。「ネコが主人公なのだから、ネコの立場になって考える」ことが信条という(『ネコを撮る』朝日新書)。同じ目線に立つことの重要性は人間同士も同じ。まして上下関係になりがちな大人と子どもであれば、なおさらだ▼本紙を愛読してくださるある教育者は、池田先生が子どもと向き合う姿を収めた写真を見るたびに感銘を深くするという。「膝を折って子どもの目の高さに合わせておられる。子どもより低い時もある。子どもを尊敬しているからこそ、自然とあのような振る舞いになるのでしょう」▼御書には「鏡に向って礼拝を成す時浮べる影又我を礼拝するなり」(769ページ)と。尊敬は尊敬を生み、軽蔑は軽蔑を生む。子どもと思って下に見てはならない。後継者の育成といっても、その根本は相手を「宝の人」と見ることだろう▼「未来部躍進月間」(31日まで)も大詰め。学会創立100周年の主人公たちと成長の夏の総仕上げを!

寸鉄 2021年8月22日
まず勝つと決める事だよ—戸田先生。さあ下半期。皆で必勝の祈り合わせて
御書「弱兵を先んずれば強敵倍力を得る」。幹部が勇敢に拡大へ!範示す時
一日を短き一生と見よ—内村鑑三。栄光の未来は今の勝利に。挑戦の魂で
心の健康保つ鍵は人との交流—研究。会えずとも電話・オンライン上手に
妊婦の接種は時期問わず勧めると医学会。命守る選択を。嘘に惑わされず

☆学ぼう「黄金柱の誉れ」Q&A 第18回 率先垂範の使命
今月24日は、池田先生の入信74周年の記念日であり、「壮年部の日」です。私たち壮年部の使命について、壮年部指導集『黄金柱の誉れ』から池田先生の指導を紹介します(指導集140ページから143ページを抜粋)。

●率先垂範の使命
〈広宣流布の「柱」〉
広宣流布という壮大なる建築の柱は壮年であると、伸一は確信していた。日蓮大聖人の時代、在家の中心となって活躍していたのは、いずれも壮年信徒であるからだ。
たとえば、鎌倉の中心人物であった四条金吾が、竜の口の法難で、殉死の覚悟で大聖人のお供をしたのは、四十歳ごろである。そして、極楽寺良観の信奉者であった主君の江間氏を折伏し、所領を没収されるなどの迫害が打ち続くなか、果敢に戦い抜いたのは、四十代半ばからである。(中略)
この壮年たちが、今こそ立ち上がろうと、勇猛果敢に戦い、同志を励ましていったからこそ、大法難のなかでも確信の柱を得て、多くの人びとが、信仰を貫き通せたにちがいない。
壮年がいれば、皆が安心する。壮年が立てば、皆が勇気を燃え上がらせる。
壮年の存在は重い。その力はあまりにも大きい。
(小説『新・人間革命』第10巻「桂冠」)

〈笑顔と安心を届ける存在〉
我ら創価家族には、世界一の太陽の母たちと共に、何と頼もしい「おやじさん」「おじさん」が光っていることか。
大切な同志のため、宿縁の地域の方々のため、仕事で疲れていても、一軒また一軒と歩き、笑顔と安心を届けてくれる。
とりわけ、支部長、地区部長、ブロック長をはじめ、最前線の壮年リーダーたちが、広宣流布という民衆の安全地帯の拡大をいかに担い、支えてくださっているか。(中略)
万事において体当たりで苦難と戦い、「信心即生活」「仏法即社会」の道を切り開いているのが、わが壮年部の戦友たちなのである。
(『随筆 民衆凱歌の大行進』)

〈地域に励ましのネットワークを〉
壮年は、一家の大黒柱である。社会の黄金柱である。人生経験が豊富で、社会の信頼を勝ち取ってきた壮年が、地域建設に立ち上がる時、広宣流布は大きく加速していく。
日蓮大聖人御在世当時を見ても、富木常忍、大田乗明、曾谷教信らの壮年信徒が、門下の中心となり、地域広布を担ってきた。
壮年が、率先垂範で広宣流布を推進していってこそ、学会の重厚な力が発揮され、社会に深く根差した運動を展開していくことができるのだ。たとえば、学会の最前線組織である各ブロックに壮年の精鋭五人が集い、団結のスクラムを築くならば、地域を支える堅固な新しい柱が立つ。その柱が林立すれば、地域社会に、未来を開く創造と励ましのネットワークを広げることができよう。
(小説『新・人間革命』第28巻「広宣譜」)