読書は人生の財産だ。
良書に親しもう!
「学ぼう」との姿勢から
前進の活力が生まれる。
向上の日々を共々に。
曾谷入道殿許御書 P1039
『伝教大師の云く「讃する者は福を安明に積み謗ずる者は罪を無間に開く」等云云、安明とは須弥山の名なり、無間とは阿鼻の別名なり』
【通解】
伝教大師は「讃する者は福を安明に積み謗ずる者は罪を無間に開く」等と言っている。ここに言う安明とは須弥山のことである。「無間」とは阿鼻地獄の別名である。
名字の言 将棋の世界が教える"才能" 2021年8月3日
「将棋の世界はいま、歴史的な変革期にある」と語るのは、十七世名人の資格を持つ谷川浩司九段。その大きな要因がAI(人工知能)だという▼多くの棋士が将棋研究にAIを使うようになり、これまでの常識を覆すような指し手が誕生。約100年前の戦法が脚光を浴びるなど、あらゆる戦い方を研究することが求められるようになった▼その上で氏は「結局、毎日の積み重ねこそが勝負どころで帰趨を左右する」と訴える。実戦では事前の研究が役に立たない場合も多い。ゆえに、当たり前のことを怠らずに続けられるかどうか。才能とは一瞬のひらめきではなく、地道な努力を「自然に長期間続けることのできる力のことを指す」と(『藤井聡太論 将棋の未来』講談社+α新書)▼どんなに才能に恵まれた人でも、努力なしに成功はない。時代の変化を踏まえながら、なすべきことに全力を尽くす。まさに「努力し続ける力」こそ、変革期を勝ち抜く最も優れた才能といえよう▼「いったん決めたら、『続ける』ことである。目標を達成するまで、忍耐し、努力し続けることである。叩き続ければ必ず『勝利の扉』は開かれる」と池田先生は教える。自分を信じ、未来を信じて、さあ今日も挑戦の一歩を!
寸鉄 2021年8月3日
「煩悩の薪を焼いて菩提の慧火現前」御書。強盛な祈りで悩みを成長の糧と
ファミリー大会がたけなわ。未来の宝を創価家族の輪の中で育み伸ばそう
仏法の実践に励めば人間革命と宿命転換が可能—牧口先生。今日も一歩を
コロナによる孤立、あらゆる世代に広がる。心と心結ぶ声掛けを切らさず
ストレッチは健康維持に有効、毎日の積み重ねが重要と。夏の挑戦、地道に
☆四季の励まし 健康の智慧を 大満足の人生を 2021年8月1日
◇池田先生の言葉
健康で、長生きをして、
価値ある充実の人生を
楽しんでいくのが、
信仰の目的である。
健康は、
自らの智慧と
決心でつくるものだ。
聡明に自己を律し、
賢明な生活を心掛け、
自分自身の健康を
勝ち取っていただきたい。
健康を保っている
ということ、
それ自体が、勝利である。
適度な運動も大事である。
また、上手に休息をとる。
ゆったりと睡眠をとる。
疲れをためないよう
工夫することだ。
根本は、信心である。
「健康でありますように」と
毎日、御本尊に祈ることだ。
題目は、
宇宙根源のリズムであり、
仏の偉大な生命力の
根本である。
ゆえに、
妙法の大良薬を持つ人は、
一人ももれなく
「更賜寿命」して、
大満足の使命の人生を
存分に生き切ってほしい。
また、生き切ることが
できるのだ。
懸命に努力し、
もてる力を発揮する。
その時に人は
生きがいを感じる。
元気になる。
その意味で、
学会活動は、
最高の健康の道である。
今は病気の人も、
決して
弱気になってはいけない。
何があっても強気で!
すべてに意味があるのだ。
どんなことがあっても、
微動だにしてはいけない。
悠然と進むのだ。
生命は永遠なんだから!
暑い夏だからこそ、
白馬が
大草原を駆けゆくような
清々しい題目で、
生命力満々と、
きょうも
価値創造の行動を!
【写真説明】7月13日に、池田大作先生が都内で撮影した蓮の花。薄紅がかった白色の花びらが凜と咲き、涼しさを届けてくれる。
蓮華は、他の花々と違い、花と実が同時に成長する。ゆえに、仏法では、仏の生命を開く因も果も同時に具わる「因果倶時」の法理の譬えなどに用いられる。
御書には「浄き事・蓮華にまさるべきや」(1109ページ)と。泥沼の中でも高潔な美しさを失わない蓮のように、我らも苦難や無理解に負けず、自他共の幸福に尽くす生き方を貫いていきたい。
きょうから8月。張りのある勤行・唱題で生活のリズムを整え、心身共に健康第一で進みゆこう。
☆池田先生と共に 希望・勝利の師弟旅 未来を開く! 生命錬磨の夏 2021年7月27日
暑い夏にこそ、生命を磨き、人材を育て、希望の未来を開く。これが学会の伝統だ。
コロナ禍の今年も、各地で工夫し、真心を尽くして、創価ファミリー大会、また英語で寸劇を行う「E—1」や絵画展、作文・読書感想文のコンクールに取り組んでくださっている。
宝の未来部を励まし育んでおられる全ての方々に、最大に感謝申し上げたい。
御書に「物だねと申すもの一なれども植えぬれば多くとなり」(971ページ)と仰せだ。若き心の大地に良き種を蒔きゆく夏としたい。
◇ ◆ ◇
戸田先生は青年の「学ぶ心」を引き出し、そして「価値創造の力」を伸ばしてくださる人間教育者であった。
先生に師事し始めた19歳の時、私が雑記帳に書き留めたアメリカの哲人エマソンの言葉がある。
「何者も諸君を守護することは出来ない、独り誠実あるのみ、永遠に亙って誠実のみ」(※)
船が難破の危機に瀕しても、熟練の水先案内人が揺るぎなく「われと共に航する者こそ、陸地に達するなれ」と指揮を執るように、正義の信念に誠実に生き抜けと、エマソンは呼び掛けているのだ。
戦後の荒れ狂う社会の海原で、私は戸田先生という至高の精神の水先案内人に巡り合え、誠実を貫く正しき人生の道を教えていただいた。これほどの幸福はない。
そして今、大誠実の創価家族と共に切り開いてきた、平和・文化・教育の大航路を、21世紀の若き世界市民たちに託せることが、何よりの喜びである。
◇ ◆ ◇
未来部育成の先進のモデル地域が、堅塁・中部である。「E—1グランプリ」も中部から誕生した。
きょう7月27日は「中部の日」である。淵源となる45年前の記念幹部会では、御書を拝して、永遠に善知識の団結で広宣流布の大願に進みゆくことを皆で誓った。
「総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり」(御書1337ページ)
この時、6項目の指針を再確認し合った。
�勤行は朗々として正確
�指導、弘教は慈悲
�教学は日々の努力
�座談会は体験中心
�会合は8時半厳守
�組織は人間の和
——である。
◇ ◆ ◇
創価の「人間の和」は、法華経に説かれる「清涼の池」の如く地域社会に希望と安穏と活力をもたらすオアシスそのものだ。
皆、聡明に健康第一で、未来部の友と一緒に、一歩また一歩、成長し前進して、誓願の天地に地涌の生命力を満々と漲らせていこう!
※エマソンの言葉は柳田泉訳「代表偉人論」、『世界大思想全集21』所収、春秋社、現代表記に改めた。