勝負は「勢い」で決まる。
「かしこへ・おしかけ・
ここへ・おしよせ」
「誠実」と「執念」の対話で
新たな広布の開拓を!
法蓮抄 P1044
『十号と申すは仏の十の御名なり十号を供養せんよりも末代の法華経の行者を供養せん功徳は勝るとかかれたり』
【通解】
十号というのは、仏の十の御名である。十号の仏を供養するよりも、末代の法華経の行者を供養する功徳は勝れると書かれたのである。
名字の言 過酷な条件がダイヤモンドを生み出す 2021年6月26日
宝石の王者・ダイヤモンドは「地下からの手紙」といわれる。同じ炭素でできた鉛筆の芯などは黒くてもろいのに、なぜあれほど美しく強い結晶になるのか▼ダイヤモンドは、地下100キロ以上の深いところで極めて高い温度と圧力によって生成される(砂川一郎著『宝石は語る』岩波新書)。その過酷な条件が、無上の輝きと、天然物質で最高級の硬さを生み出す▼仏典にも金剛(ダイヤモンド)という言葉がよく出てくる。例えば、仏の智慧のことを「金剛智」、仏身のことを「金剛身」、釈尊が己心に襲いかかる魔を打ち払って悟りを開いた場所は「金剛座」という。このように、何があっても壊されない尊極な生命や境地を最高の宝石に譬えている▼これまで取材に携わる中で、絶体絶命の"人生の難局"を乗り越えた友に何度もお会いしてきた。その多くが、過酷ともいえる苦闘時代をこう述懐する。「必死に戦ったあの日々が、一番充実していた」「あの時、強い自分に変われた」。そう語る友の表情は皆、一様に輝いていた▼苦難に挑み、乗り越えてこそ「苦労は宝」となる。それを身をもって実証し、幸福を勝ち取った友が、広布の庭のここかしこにいる。素晴らしき信行錬磨の結晶である。
寸鉄 2021年6月26日
「いよいよ信心をいたさせ給へ」御書。立正安国の誓い燃やして不退の前進
豊島が不屈の反転攻勢!日本中の同志が大声援!猛然と攻め込み大逆転へ
中野が疾風怒濤の勇進!我らの総攻撃の時は今!民衆の包囲網強め凱旋を
迅速に味方を集合し雷の如く—英雄の常勝哲学。戦いは先手必勝!心一つ
国際麻薬乱用撲滅デー。若者誑かす悪縁増。社会全体での対策強化が急務
☆不二の旅 第12回 池田先生と東海道
◇正義の心を燃やせ
池田先生が各方面の友に贈ったスピーチや指針を、各地での激励の写真と共に掲載する「不二の旅」。第12回は、正義の師子吼が脈打つ東海道を紹介する。
・「静岡は見事に勝ちました!」——第1回静岡合唱友好祭での"勝利宣言"は、破邪顕正に先駆する友を鼓舞した(1991年10月、浜松アリーナで)
・1979年1月、静岡文化会館(当時)での新年勤行会では、代表が前年11月に発表された「静岡健児の歌」を合唱。池田先生は「静岡はこの歌を歌って前進しよう!」と呼び掛けた
・伊豆広布40周年記念の集い。日蓮大聖人と日興上人、牧口先生と戸田先生が不惜身命の闘争を貫いた地で、"師弟の絆"について語った(1987年11月、伊東平和会館<当時>で)
・1980年12月、横浜の山下公園で未来部員と共に。「勉強、頑張るんだよ」「親孝行するんだよ」「21世紀は君たちの時代だよ。私は、待っているからね」——師の正義の魂は今、共戦の同志の胸に赤々と
・「正義」なるがゆえに、断じて勝たねばならないという、強靱なる不退の一念を——長編詩「正義の旗 平和の心」発表の2日後、第1回神奈川県支部長会で友を励ます(1988年6月12日、神奈川文化会館で)
・1991年12月、東京の大田池田文化会館で開催された第1回川崎文化音楽祭。"偉大なる目標に向かって、偉大なる人生を生きる、偉大なる幸福の人に"と望んだ
◇東海道の友に贈った指針
日蓮大聖人の仏法の真髄は「進まざるは退転」である。
広宣流布へ前進また前進——そのために、リーダーは心を砕くことだ。間断なく手を打ち続けていくことである。
戸田先生も、牧口先生も、一面から言えば、本当に、口やかましかった。
「こんなに細かいことまで」と皆が思うほど、神経をめぐらせた。
基本に徹し、よき伝統を守ることだ。それをないがしろにすると、あとで困る。崩れていく。
よき伝統というのは、皆が納得し、安心するものである。正しい指導をたもっていける。
◇
言葉が力である。言葉が心である。
しゃべることだ。黙っていてはいけない。
相手のことを知っていればいるほど、会話は弾む。ゆえに、相手を知る努力を惜しまないことである。
そのうえで、あとは自分らしく、誠実に語っていけばいいのである。
◇
私も、さまざまな人と対話を重ねてきた。イギリスのチャールズ皇太子、アン王女、アメリカのキッシンジャー国務長官、キューバのカストロ国家評議会議長、ゴルバチョフ元ソ連大統領、中国の周恩来総理……。
立場はどうあれ、皆、同じ人間である。こちらから心を開き、信義を尽くせば、必ず分かり合える。
その一点に立って、私は、懸命に、友情の橋を懸け、平和の礎を築いてきた。
「世界平和」といっても、一対一の人間と人間の信頼から始まる。それが私の変わらぬ信念である。
◇
皆さま方は、妙法という不滅の太陽を胸に抱いた、「善の中の大善」の闘士である。
ゆえに、いかなる悪も、不幸も、すべて打ち破って進んでいくことができる。
そのためにも、強盛に祈り抜いていくことだ。学会活動に励むことだ。
正義の心を燃やして、勇敢に戦い抜いていくことだ。
(「神奈川・静岡合同協議会」〈2006年1月〉での池田先生のスピーチから抜粋)