妙法は最高の生活法だ。
自他共の繁栄へ
現実を変革していく力が
この信心にはある。
それが先師の確信なり!
報恩抄 P329
『極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか』
【通解】
極楽での百年の修行の功徳は、汚れた、この国土での一日の修行の功徳に及ばない。正法・像法時代の二千年間の弘通は、末法の一時の弘通に劣るであろう。
名字の言 「子どもの幸福こそ第一」 2021年6月6日
「真心をもって尽くせば、子どもたちの姿が一幅の名画のように見える瞬間が必ず来るよ」。長野県のある男子部員は小学校教員として駆け出しの頃、教育部の先輩からそう教わった▼彼は昨年度まで3年間、担任として同じクラスを受け持った。当初は課題が山積みだった。クラスになじめない子、学校に行けない子……。何とかしなければと焦り、もがく日々が続いた▼そんな彼を支えたのが、先の先輩の言葉。"卒業式までに全員が笑顔で通える学級を目指そう"と、毎朝毎晩、一人一人の健康と成長を真剣に祈った。どんな時も明るく接し、よく話を聞くように心掛けた。迎えた卒業の日。教室に広がる児童たちの笑顔は、名画のように美しかった▼昨年度の国連児童基金の調査によれば、子どもが幸福感を得るには、経済的豊かさや身体的健康の度合いだけでなく、「精神的な充足」の影響が大きいという。周囲が「一個の人格」として尊重し、向き合う姿勢をもってこそ、子どもは幸福を実感できよう▼6月6日は創価教育の父・牧口常三郎先生の生誕150周年。国家主義の教育に抗し、「子どもの幸福こそ第一」「子どもの生命こそ尊極」と訴えた先師の心が広がれば、世界はもっと平和に、美しくなる。
寸鉄 2021年6月6日
牧口先生の生誕150周年。立正安国の闘争こそ学会の原点。魂継ぐ誇り高く
荒川が猛追。逞しき庶民の底力に勝るものなし!執念で切り込み大逆転を
関東女性部の日。敢闘の太陽ありて首都圏の勝利は盤石。さあ友情拡大へ
「やってみよう」と主体的に頑張る人は幸福度高いと。挑戦の一歩ここから
偽報道を拡散する人ほど見破る能力を過信—調査慢心排し出所の確認必ず
☆不二の旅 第10回 池田先生と総東京�
◇一騎当千の師子たれ!
池田先生が各方面の友に贈ったスピーチや指針を、各地での激励の写真と共に掲載する「不二の旅」。第10回は総東京�を紹介する。
・山梨最高協議会で同志を励ます。"大目的に生き抜く人生を"と望んだ(2007年9月、山梨教学研修センターで)
・杉並の友との勤行会で、ピアノを演奏。いかなる試練の烈風にも負けず、信心根本にまい進しようと励ました(1977年8月、杉並文化会館〈当時〉で)
葛飾文化会館の開館記念勤行会で指導。「10人の本当の友人をつくっていこう! そこに実質的な広宣流布がある」と訴えた(1977年4月)
・1986年3月、先生ご夫妻が板橋文化会館(当時)を訪問。同志と共に板橋広布の栄光と発展を祈念し、"団結固く進もう"と述べた
・練馬の友と記念撮影。"勇気と自信に満ちあふれた前進を"と呼び掛けた(1973年1月、練馬区内で)
・21世紀を担いゆく人材に——世田谷第1回「創価同窓の集い」で一人一人に慈愛の眼差しを向けて、温かく声を掛ける(1988年8月、東京池田記念講堂で)
・第1回「江戸川青年平和文化祭」での熱演をカメラに収める。「信心の横綱」の誇りに燃える友が堂々たる演技を(1985年9月、創価大学で)
・勝って見(まみ)える師弟ほど深く幸福なものはない——勝利の笑顔が輝く八王子の同志を激励(1981年7月、創価大学で)
◇総東京の友に贈った指針
愛する同志のためならば、どこへでも駆けつけて、誠心誠意、尽くし抜いていく。
広布の戦においては、自分が一切の責任を担う。そして、断じて勝って結果を出す。
それが学会のリーダーの伝統である。
名誉でもない。お金でもない。
会員のためである。広宣流布のためである。私は、ただ、それに徹してきた。
だれになんと言われようとも、戸田先生の言われた通り、学会精神で戦ってきた。師弟の精神で生きてきた。同志愛の心で進んできた。
だから勝ったのだ。
学会精神は、戦う魂にこそ脈動する。
◇
「勝利」とは「幸福」の異名であり、「幸福」とは、「戦い勝つこと」である。
「戦い勝ち抜く人」こそが、菩薩であり、仏である。
「信心」は、「勝利」と「幸福」のためにある。
妙法を根本に、祈り、戦い、進んでいくかぎり、断じて行き詰まりはないのである。
◇
仏法では「声仏事を為す」(御書708ページ)と説く。
声が大事である。
学会は常に、この「声の力」で勝ってきた。
いくら心で素晴らしいことを思っていても、それだけでは、相手には分からない。
黙って笑顔を浮かべているだけでは、伝わらない。
ゆえに、大事なのは、心の思いを言葉に表していくことだ。
◇
「師弟」には、偉大な力がある。
それは、引力のように正義の方向へ、勝利の方向へ、人間革命の方向へと引っ張ってくれる。
「師弟」に生きる人は強い。断じて、勝っていける。
私は、師弟の道に徹しゆく本物の「師子」をつくりたい。
一騎当千の力のある師子を育てたい。
いかなる嵐にも微動だにしない、正義の師子を、一人でも多く育てていきたいのだ。
それが今の私の願いである。
(総東京代表協議会<2005年4月>でのスピーチから抜粋)