信心は勇気だ。
「現実の壁」「臆病の壁」
を打ち破ろう!
いよいよの決意で
共に栄光の明日へ!
南部六郎殿御書 P1374
『若し菩薩有りて悪人を将護して治罰すること能わず、其れをして悪を長ぜしめ善人を悩乱し正法を敗壊せば此の人は実に菩薩に非ず、外には詐侮を現じ常に是の言を作さん、我は忍辱を行ずと、其の人命終して諸の悪人と倶に地獄に堕ちなん』
【通解】
もし菩薩がいて、悪人をかばって、その罪を罰することができないで、そのために悪を増長させ、善人を悩乱させて、正法を破壊させるならば、この人は実は菩薩ではない。(この人は)外に向かっては、いつわりあなどって、常に、次のように言うであろう。「私は忍辱の行をしているのです」と。この人は死後、諸々の悪人とともに地獄に堕ちるであろう。
名字の言 釈尊の十大弟子が目指したもの 2021年4月1日
新入会の友との語らいは、こちらも信心の姿勢を見つめ直すなど、決意を新たにする有意義な機会でもある。先日は電話で、こんな質問をされた。「釈尊の十大弟子が本領を発揮する分野が、よくぞ、ダブりませんでしたね」▼智慧第一の舎利弗、神通第一の目連……。確かに10人の弟子の類いまれな資質は、皆それぞれに異なる。ただ、舎利弗と目連は、釈尊の代わりに説法を務めるほどの実力もあった。それでも説法第一は富楼那である▼"なぜだろう"と思い、調べてみた。一説では、弟子たちは最初から役割分担を決めたり、得意分野に特化したりして精進したのではない。"釈尊の教えをどう表現するか"を目指して全身全霊で修行する中、各自が抜きんでた力をつけたといわれる▼「無上道」という言葉を思う。仏法の精神を広め、師の心を正しく伝えようという目標を掲げ、その成就に向けて最大限に努力していく。この時、自身の才能の芽は一気に伸び、人生は大きく開花する。池田先生は「永遠に、黄金の、これ以上ないという『無上道の幸福の人生』を歩んでいけるのが、創価の世界である」と▼いよいよ新年度。広布に生きてこそ、本当の自分らしさと実力を発揮できる——この気高い志で新たな使命の舞台へ躍り出よう。(城)
寸鉄 2021年4月1日
さあ新年度!生まれ変わった心で進もう。目標を明確に、清新な祈りから
女子部の拡大期間開始!真心で結ぶ福智の連帯。颯爽と励ましの語らいを
学会の根本は団結の二字—戸田先生。力は倍増。心一つに対話の最前線へ
感染リスク高まる場面—9割の人が理解と。緩みない対策で再拡大を防止
30年以内の大地震発生の確率、各地で上昇。最悪の事態想定し備え万全に
〈社説〉 2021・4・1 つながることの大切さ
◇幸福感は人から人へ伝わる
昨年2月に入会した男性から、本紙「声」欄に印象的な投稿を頂いた(昨年11月22日付)。入会の経緯は、こうだ。その男性は、ある学会員と一緒に、経営難で悩む共通の知人の元へ励ましに行った。その場で"わが事"のように熱心に語る学会員の姿に触れ、話を聞いていた知人以上に感動。後日、「俺に信心させてくれ」と申し出たというのである。
飲食店を経営しているその男性は、入会後、地域の同志が旧知の間柄のように声を掛けてくれることに刺激され、自身の接客の姿勢を改めた。その結果、「お店の雰囲気が変わったね」と客から喜ばれるようになり、コロナ禍の中でも売り上げを減らさず頑張れているという。
昨年8月に入会した女性は、再就職の活動をしていたある日、オンラインでの座談会に参加。すると参加したメンバーから、家族のような温かい励ましの言葉が。勇気を得た女性は見事、再就職を勝ち取る。この女性からの投稿は、「(学会家族の)皆さまに、そして、このような素晴らしい学会を築かれた池田先生に感謝をお伝えしたいです」と締めくくられていた(3月28日付)。人とのつながりが一段と大切になっていると実感する。
著名なニコラス・A・クリスタキス博士らの研究によれば、幸福感は「友人の友人の友人」にまで影響を及ぼすのだという(藤原武男著『医学からみた「幸福は人に伝わる」』潮出版社、クリスタキス著『つながり——社会的ネットワークの驚くべき力』講談社参照)。
私たちの幸福感は自然のうちに言葉や表情、行動の中に表れる。それが影響して私たちの友人の幸福感が高まる。そして、その友人を通じて、「友人の友人の友人」にまで幸福感が伝わっていくことが、科学的に研究されているのである。
法華経の随喜功徳品には「五十展転の功徳」が説かれている。法華経の説法を聞いて歓喜した人が、別の人にその話を伝え、聞いたその人が、次の人に自身の歓喜を語る。そうして50人目の人が聞いた功徳も絶大であるという法理である。
日蓮大聖人は、その法理に触れ、「随喜する声を聞いて随喜し」(御書1199ページ)と述べている。仏法で説く生命触発の法則は、先端医学の研究とも深く響き合っているといえよう。
私たちの広布の活動は、人とつながっていく行動である。もちろん、コロナ禍の今、相手がどのようなつながりを求めているかを尊重することが重要だ。その上で、対面でも、オンラインでも、電話でもかまわない。自分自身から一歩踏み出して、つながっていく。その一人立つ勇気の行動から、"自他共の幸福"が生まれ、広がっていくことを銘記したい。
☆第白蓮華巻頭言2021年4月号 聖教は歓喜踊躍の旗印なり
恩師・戸川城聖先生は。九五一年、会長就任に先立ち聖教新聞の創刊に着手された。読者をして歓喜踊躍せしめずにはおかぬ紙面をと、師子奮迅の陣頭指揮であった。その中で、先生と私が師弟して拝した御聖訓がある。
「法華経という経は、随自意といって、仏の御心を説かれたのである。仏の御心は素晴らしい心であるから、たとえ、よく知らない人であっても、この経を読み奉れば利益は計り知れないのである」(P1591、趣意)
御本仏のお心を体し、全民衆を幸福へ導く慈悲、邪悪を正す勇気、さらに、信心即生活・仏法即社会の智慧を漲らせていくのが聖教新聞なりと、先生は示された。
そして、仏法史上も未曽有の新聞を、若き熱と力で創り上げよと、青年に託されたのである。
以来七十星霜−−。今や世界の姉妹紙誌は九十に及び、聖教電子版には二百六カ国・地域からアクセスがある。
壮大な一閻浮提広布の推進力にして、地涌の世界市民の平和・文化・教育の大連帯を結ぶ旗印の新聞である。
日蓮人聖人も釈尊も、必ずや喜んでくださるであろう。
古今束西の言論の先達たちも喝采しているに違いない。
真実を蔑ろにし、人間を傷つけ、社会を撹乱する現説があまりに蔓延していることが憂慮される世相だ。
「日蓮仏法をこころみるに道理と証文とにはすぎず、又道理証文よりも現証にはすぎず」(P1468)である。
万般において、�文書・記録などの証拠があるか、�道理に適い普遍妥当性があるか、そして�現実の人生・社会の上で確固たる実証があるかが問われねばならない。
聖教新聞の誇りは、妙法の文証・理証・現証という三証を峻厳に重んじていることだ.なかんずく生命尊厳の蘇生の体験が光り、人間主義の勝利の笑顔が輝いている。
偉大な「無冠の友」をはじめ共戦の宝友の献身ありて聖教は世界市民の精神を潤す大河となった。一滞の水も大河と共に不滅の命を宿す。一日一日、聖教と共に、我らの人間革命の物語を綴り、人類の未来へ希望と勇気を!
聖教は
歓喜踊躍の
旗印
友へ社会へ
蘇生の息吹を
☆学ぼう 4月の学会史 2021
◎4・2「第2代会長・戸田城聖先生命日」
1958年(昭和33年)4月2日、第2代会長の戸田城聖先生が広布の一切の願業を成就し、58年の尊い生涯を閉じた。戦後の焦土に一人立ち、初代会長の牧口常三郎先生の遺志を継いで、学会の再建と75万世帯の折伏を達成した戸田先生。その偉大な足跡は、広布史に不滅の光彩を放っている。※参考資料=小説『人間革命』第12巻「寂光」「新・黎明」、『新・人間革命』第4巻「春嵐」
◎4・2 創価大学開学50周年
1950年(昭和25年)11月、戸田先生は自らの会社が経営不振に陥るなどの窮地にあったが、池田大作先生に、創価大学の設立の希望を語り、その実現を託した。池田先生は師の構想の実現に全生命を注ぎ、71年4月2日に創価大学が開学。本年で50周年となる。85年の同日には、人間主義の哲学を根底にした社会に有為な女性リーダーの育成を目指して、創価女子短期大学が開学した。※参考資料=『新・人間革命』第15巻「創価大学」/VOD【池田先生の行動と軌跡 平和・文化・教育運動】「創価大学〜創立者と創大生〜」
◎4・2「第2総東京の日」
幾重にも意義を刻む4月2日は、「第2総東京の日」に定められている。
◎4・8「関西の日」
1956年(昭和31年)4月8日に行われた大阪・堺2支部連合総会が淵源。池田先生の指揮のもと、1万1111世帯の弘教と、「まさかが実現」の勝利史を刻む「大阪の戦い」は、この日が発火点となった。本年は65周年。※参考資料=『人間革命』第10巻「跳躍」/VOD【広布史】「"まさか"が実現 大阪の戦い」
◎4・14 池田先生が第3代会長就任の要請を受諾した日
1960年(昭和35年)4月14日、池田先生は再三にわたる会長就任の要請を受諾。当時の思いを「ご恩を返す時が来た。日本の歴史、世界の歴史を創りゆく戦いを、同志と貫くのだ」とつづった。※参考資料=『人間革命』第12巻「新・黎明」
◎4・20 聖教新聞創刊70周年
1951年(昭和26年)4月20日、聖教新聞が発行部数5000部、旬刊2ページ建てで創刊。65年7月に日刊化し、71年1月から現在の日刊12ページ建てに。聖教電子版には世界206カ国・地域からアクセスがあるなど大きく発展した。※参考資料=『新・人間革命』第10巻「言論城」、第14巻「大河」/VOD【広布史】「世界中に希望の光を——人間の機関紙・聖教新聞」
◎4・28「立宗の日」
1253年(建長5年)4月28日、日蓮大聖人が32歳の時、末法の全民衆を救う根本の法である「南無妙法蓮華経」を唱え、立宗宣言した。※参考資料=『人間革命』第6巻「七百年祭」