晴れやかな本部幹部会・
婦人部希望総会を視聴し
勢いよく出発しよう!
栄光の「5・3」から
さらなる勇気の前進を!
開目抄下 P231
『順次生に必ず地獄に堕つべき者は重罪を造るとも現罰なし一闡提人これなり』
【通解】
順次生に、かならず地獄へ堕つべき悪業の因縁をもっているものは、現世に重罪をつくっても現罰がない。一闡提人はこれである。
名字の言 青年が20年間、大切にしている「しおり」 2021年4月24日
その昔、嵐が来ると植木屋の親方は得意先の庭を見て回った。嵐の後には瓦職人が手掛けてきた家々の屋根の無事を確かめに歩いたという▼それは顧客への義理立てではなく、「自分の仕事に対する誠意」と評論家の長谷川如是閑は記した。心と行動が強く結び付く「誠意」は仕事というより生活全体で養われる精神だ、とも(『くらしの伝統』主婦の友社)▼ある青年は手作りのしおりを大切にしている。20年前、創価大学に進学する際、未来部育成を担当していた青年部の先輩から贈られたものだった▼その先輩は家庭の事情で大学進学を断念した。"ならば、わが地域から英知の人材を送り出そう"と未来部員を励まし、成長を祈った。「役割だから」ではなく、「純粋な信念ゆえ」だろう。その行動は担当者を終えた後も続いた▼先日、青年が先輩と久方ぶりに再会をした。手には、あの日のしおり。そこには先輩の自筆で「民衆に学び続ける人は、行き詰まらない」との池田先生の言葉が。実は、励ましてきた後輩たちの頑張る姿に学んだ先輩も、一念発起し、働きながら創価大学の通信教育部を卒業していた。師の言葉通りに生きる先輩の実証が、今も皆を励ましていた。誠意が光る人生は美しい。(城)
寸鉄 2021年4月24日
「此を去って彼に行くには非ざるなり」御書。今、ここで勝つ為の仏法なり
常勝大阪・師弟誓願の日。徹底した激励に関西魂は脈動!鉄壁の人材城築け
日毎に今日より進んだ者となれ—詩人。われらは心新たに人間革命の道を
ネット中傷の投稿者開示が容易に—改正法成立。言葉の暴力許さぬ社会に
公明推進の高等教育無償化で進学率上昇と。格差埋める政治を押し進めよ
☆御書の旭光を 第21回 聖教は未来を照らす光
〈御文〉
『梵音声一切経と成って一切衆生を利益す、其の中に法華経は釈迦如来の書き顕して此の御音を文字と成し給う仏の御心はこの文字に備れり』(四条金吾殿御返事、1122ページ)
〈通解〉
梵音声(仏の声)が一切経となって一切衆生を利益するのである。その中でも法華経は、釈迦如来の御志を書きあらわして、釈迦如来の御音を文字となされたのであり、仏のお心はこの文字にそなわっている。
〈池田先生が贈る指針〉
仏典の文字は、万人を救う仏の祈りの結晶である。この妙なる文字の力を体現するのが、我らの聖教新聞だ。
創刊70年、「活字の力」で逆境に打ち勝つ勇気を送り、「映像の力」で人類を結ぶ民衆運動の真実を伝えてきた。
乱世なればこそ、生命力と笑顔あふれる聖教を掲げ、未来を照らす価値創造の智慧の光を!
☆「世界を照らす太陽の仏法」に学ぶ 第1回 一念の変革
新企画「紙上教学研さん『世界を照らす太陽の仏法』に学ぶ」では、各地のリーダーが、御書の御文と、「大白蓮華」に連載された池田先生の講義を教材に、勝利への要諦を語ります。第1回は、「一念の変革」をテーマに塩出総広島長が登場します。
◇三世諸仏総勘文教相廃立
『心の一法より国土世間も出来する事なり、一代聖教とは此の事を説きたるなり此れを八万四千の法蔵とは云うなり是れ皆悉く一人の身中の法門にて有るなり、然れば八万四千の法蔵は我身一人の日記文書なり、此の八万法蔵を我が心中に孕み持ち懐き持ちたり我が身中の心を以て仏と法と浄土とを我が身より外に思い願い求むるを迷いとは云うなり此の心が善悪の縁に値うて善悪の法をば造り出せるなり』(御書563ページ16行目〜564ページ1行目)
◇池田先生の講義から
自分が行動しても、それが本当に世界をよりよく変えられるのだろうか?
自分の力だけでは、何もすることができないのではないだろうか?
こうした無力感や諦めを打ち破って、"世界を変える主役は、汝自身なり!"と、真実に目覚めるように教えたのが仏法です。
「総勘文抄」には、「心の一法より国土世間も出来する事なり」と仰せです。一念の変革によって、この現実世界を変えていけると明かされています。変えることができないように思える国も、世界も、所詮、人間の集まりであり、人間の心がつくってきたものです。
だからこそ、社会や国土の変革の起点は、人間自身の心の変革にあるのです。「我身一人の日記文書」ゆえに、全ては一人の人間革命から始まるのです。
(中略)
人間と人間を結ぶために何よりも大切なのは、対話を続けることです。私たちが、法華経の修行の鑑である不軽菩薩のように、目の前の一人また一人と、諦めずに対話を貫くことは、自身の仏性を呼び覚まし、相手の仏性を呼び覚ますことでもあります。
(『人間革命の宗教』から)
◇塩出大作 総広島長 世界を変える主役は、汝自身!
「妙法の/轟きわたる/広島に/右に左に/幸の花咲け」
かつて池田先生が詠まれたお歌です。草創の先輩方は、原爆で焦土となった広島の大地に、幸福の花々を咲かせながら、師と共に平和の楽土建設へ駆けてこられました。
私は信心強盛な両親のもと、3人兄弟の末っ子として育ちました。10歳の時、本部総会で来県された先生と、広島文化会館で初めての出会いを。最敬礼して未来部に接してくださる先生の姿が心に焼き付いています。広島は私にとって師弟の誓いの天地なのです。
池田先生は、国土変革の原理を明かされた「三世諸仏総勘文教相廃立」の一節を通し、一念の変革から現実世界を変えていけることを講義されています。今こそ、先生の指導を学び、友情の拡大へ勇んで行動していきましょう。
◇我が身の日記文書
御文では「心の一法」つまり、一念によって、さまざまな国土の相違が生じてくると教えられています。釈尊一代の膨大な教えも、結局はこのことを説いたものであり、全て釈尊の身に当たる法門であるから「我身一人の日記文書」と仰せになっているのです。
先生はこの御文について、「変えることができないように思える国も、世界も、所詮、人間の集まりであり、人間の心がつくってきたものです。だからこそ、社会や国土の変革の起点は、人間自身の心の変革にあるのです」と述べられています。
結婚後、3年ほどして授かった第1子が重い心臓病で誕生しました。手術の前日、池田先生から慈愛あふれるご伝言が。一心不乱に題目を唱え、学会活動にまい進しました。子は40日間闘い抜き、使命の人生を全うしました。当時は方面男子部長でしたが、この間、多くの同志が子どものために題目を送ってくれました。
こんなにも温かな人間の集いは、ほかにない!——この経験を通して、どこか"分かったつもり"になっていた学会の温かさを、心の底から実感。学会の世界を築いてくださった先生への尽きせぬ感謝があふれました。まさに自身の一念が変わった時、心の景色が一変したのです。命を懸けて、わが子が仏法の偉大さを教えてくれたのだと感じられてなりません。その後、誕生した次男は後継の道を真っすぐ進み、今年、アメリカ創価大学に進学します。
どんな人も無限の可能性を秘めた宝の人であると尊敬し、最後まで励まし抜く。こうした先生の命を削る激闘によって、自他共の幸福のために祈り、行動する麗しい連帯が育まれてきたのです。先生が築かれた創価の世界を断じて守り、広げていく——この思いが私の原動力となっています。
◇希望にあふれ広布開拓
創立100周年までの10年を決する勝負の本年。今度は弟子が立ち、立正安国と人間革命の実証を示す時です。
私たちが対話拡大に挑むに当たっても、先生が示された"一念の変革が地域を変える"との原理は同じです。
時に、"あの人は話を聞いてくれないのではないか"と躊躇することもあるでしょう。しかし、そこには、環境や世間の喧騒などに紛動されている「迷い」があります。その迷いを打ち破るのが誓願の一念を込めた題目です。自分の心一つで国土の変革をもたらせるとの哲理に立てば、全ては自らの境涯革命の戦いに帰着します。私たちこそ"地域の灯台""日本の柱"との自覚に立ち、"あの人にも、この人にも語りたい"と、心を広げれば、広布の舞台は限りなく広がっていきます。広島を平和の楽土へと変えることは必ずできるのです。
先生は講義の中で、次のようにも、つづってくださっています。
「自分の力だけでは、何もすることができないのではないだろうか? こうした無力感や諦めを打ち破って、"世界を変える主役は、汝自身なり!"と、真実に目覚めるように教えたのが仏法です」
本年は中国広布の源流である山口開拓指導から65周年。自らの未踏の原野を切り開く思いで、縁する全ての人に希望の語らいを広げ、平和を築く"師弟共戦の日記文書"を共々につづっていきましょう。
◇メモ
本抄は略して「三世諸仏総勘文抄」「総勘文抄」とも呼ばれる。
題号の意は、釈尊の教えの違いを立て分け、方便の教えを廃して法華経を立てることが三世の全ての仏の総意である、ということである。
本抄では、仏の内心の覚りをそのまま説いた法華経こそ、真実の教えであることが示されている。
今回学ぶ御文では、この仏の覚りから一切の諸法が現れてくることを、言葉をもって衆生に教えようとしたのが八万四千の法蔵であると御教示されている。