自分らしく自信満々と
仏縁を広げゆこう!
真心の言葉と振る舞いは
友情と幸福の種となり
やがて必ず実を結ぶ。
曾谷殿御返事 P1065
『白馬のなくは我等が南無妙法蓮華経のこえなり、此の声をきかせ給う梵天帝釈日月四天等いかでか色をましひかりをさかんになし給はざるべき、いかでか我等を守護し給はざるべきとつよづよとをぼしめすべし』
【通解】
白馬がいななくのは、我らが唱える南無妙法蓮華経の声である。この唱題の声を聞かれた梵天、帝釈、日月、四天等が、どうして、色つやを増し、輝きを強くされないはずがあろうか。どうして我らを守護されないはずがあろうかと、強く強く思われるがよい。
名字の言 魚は足がはやい? 2021年4月15日
「この魚は足がはやいから」と言って、母親がいそいそと台所で調理を始めた。それを聞いた幼い娘は目を丸くしている。「そのお魚さん、足が生えてるの?」▼駆けっこやマラソンを思い浮かべたのだろう。「足がはやい」という言葉には「食物の鮮度が落ちるのが早く、傷みやすい」との意味もある。「商品の売れ行きがよい状況」を表す際にも用いる。「足」を辞書で引くと、"ものごとの流れや変化""人の行動"を表現する語句でもあるようだ▼「妙法蓮華経」の五字を人間の五体に即して解釈すると、「経」は「足」に当たる。日蓮大聖人は「足は経なり」(御書716ページ)と仰せである。広宣流布のために歩くことが、法華経を持つことになると拝せよう▼もちろん「経」は足を動かすことだけではない。法を弘めるための全ての行動が「経」である。電話や手紙で友と心を結び、励ますこともしかり。大切なことは「具体的な実践」があるか否か。広布に尽くした分だけ、自身が尊極の妙法の当体として輝くのである▼歳月は人を待たず、季節は足早に過ぎていく。仮に思うに任せぬ状況であろうと、時間を腐らせてしまってはもったいない。「わが人生は常に今日が旬」と決め、挑戦の一日を生き生きと!(之)
寸鉄 2021年4月15日
「一身一念法界に遍し」御書。必死の祈りは通ず。「立正安世界」の大目標へ
神戸の日。常勝不屈の魂で今こそ希望の船出を!地域に励ましの大光拡大
幼児が液体芳香剤を誤飲する事故相次ぐ。管理は子の目線で。未然に防げ
金払えば優先接種できる—各地で不審電話。詐欺に騙されるな。声掛けを
公明党は誰一人取り残さない社会へ尽力—教授。生命と平和守る政策更に
〈社説〉 2021・4・15 連載「法華衆の芸術」が好評
◇近世絵画を開花させた信仰の力
今年1月から始まった本紙の連載「日蓮大聖人御聖誕800年慶祝 法華衆の芸術」(高橋伸城執筆、月曜日付12面・月2回)に、大きな反響が寄せられている。
「コロナ禍で自粛生活が続き、暗い気分になりがちですが、記事を読み、心の栄養になりました」
「"本物の芸術作品"には、数百年の時が過ぎても人の心を打つ力があるのでしょう」
本連載のねらいは、大聖人を慕った法華衆の絵師や職人らと、その作品を取り上げつつ、日本の美術史を辿り直そうというもの。毎回、一人の芸術家の生き方やエピソードを紹介するとともに、作風や画題について解説している。
安土桃山時代に活躍した、日本美術史に輝く最大画派の天才絵師・狩野永徳、そのライバルだった長谷川等伯、今も国際的に人気が高い「琳派」を確立した江戸期の画家・尾形光琳、日本が世界に誇る芸術家・葛飾北斎……。「法華衆と名画の関わりが、これほど深いとは知りませんでした」との読者の声も多数届いている。
その一方、欧州在住の読者からは「『日本の仏教というと、禅でしょう』という反応によく出合います」とあった。
国内外を問わず、日本の芸術作品が禅の影響を強く受けていると思う人は少なくないだろう。だが実際には、中・近世の美術史の中で重要な役割を担った流派、名作を遺した芸術家には、日蓮仏法の信者が多かった。
静嘉堂文庫美術館館長の河野元昭・東京大学名誉教授は、自身のブログ「饒舌館長」の中で「日蓮宗を抜きにして近世絵画を語ることはまったく不可能」と論じ、その理由について考察を加えている。
「日蓮の自己矜持とそこから生まれた現実対決的姿勢が、芸術家に必須の自由と自在を担保したのかもしれない」と。
河野・東大名誉教授はさらに、大聖人の革新性・革命的精神に着目し、「伝統的様式や表現に唯々諾々としたがう退嬰的精神から、彼らを解放した可能性も考えられてよいであろう」と綴っている。
古今東西の卓越した芸術作品には、作家の信仰心や豊かな精神性があふれている。
今回の連載は、豊潤な魅力をもつ日本の芸術文化を振り返りながら、思想と精神の力がひらく"アートの可能性"について考える契機ともなろう。
☆創価小学校入学式への池田先生のメッセージ
一、新1年生の皆さん、入学おめでとう! 創価の学びの城へ、ようこそ!
ご家族の皆さま、晴れの門出を心からお祝い申し上げます。
教員の先生方、職員の方々、人類の宝である未来からの使者を、どうか、よろしくお願いします。
友情を! 読書を! 世界へとつづく「虹の橋」をかけよう
一、皆さんは希望の太陽です。大空にかかる七色の虹のように、きょうから始まる小学校生活で、大きな大きな「虹の橋」をかけていってください。
一つめは「友情で光る虹の橋」です。
わが創価小学校は、仲よく、はげましあう友情の学びやです。
「おはよう」「ありがとう」と明るく元気に声をかけ合いながら、共に成長していってください。
二つめは「読書から広がる虹の橋」です。
よい本は宝箱です。ワクワクするような宝ものがつまっています。本に親しみ、楽しい心の冒険をしながら、ゆたかな知恵を広げていきましょう。
三つめは「世界へとつづく虹の橋」です。
皆さんが将来、はばたく舞台は全地球です。
自由に世界中の人と、心をむすんで平和をつくるために、勉強をがんばり、身体もきたえていってください。
一、虹は、雨がふったあとにあらわれます。つらいことがあっても、"負けじ魂"の太陽をかがやかせる人に、「勝利の虹の橋」はかかります。
私は、皆さんの健康と成長を祈り、一人一人の挑戦を見守っていきます(大拍手)。
☆創価学園入学式への池田先生のメッセージ
一、東京校は第54期生、関西校は第49期生の皆さん、春爛漫の創価教育の大城にようこそ! 本当におめでとう! 最優秀の英才を育み、送り出してくださったご家族の方々に、心から感謝とお祝いを申し上げます。
私の心を心とする先生方、職員の方々、新年度も、よろしくお願いいたします。
◇ゴルバチョフ氏 人生の要とは自分自身の力と使命を信じること
一、創価学園で学ぶということは、それ自体が、若き世界市民として地球社会の最高峰の知性と良識から大いなる期待を寄せられている誉れの青春であります。
世界を分断した冷戦を終結させ、20世紀を変えたロシアのゴルバチョフ元ソ連大統領も、学園生との出会いを宝とし、皆の活躍を楽しみに見守られています。
今日は、ゴルバチョフ氏との語らいを振り返りつつ、新入生の皆さんに「21世紀を変える英知のダイヤと輝け!」と申し上げたい。
ゴルバチョフ氏と私の10代は、第2次世界大戦の最中でした。氏は家族を支えて働くため、2年間も学校に通えず、休学の期間が終わっても「学校にはもう行かない」と決めたといいます。
その時、お母さんは何も言わず、苦労して、たくさんの本を集めてきてくれました。
ゴルバチョフ少年は、その本を手に取ると思わず引き込まれます。次々と読み進める中で、「学びの心」が燃え上がり、気づけば学校へも戻り、向学と探究の青春を歩み始めていったのです。
氏は、青年たちにエールを送っています。
「人生の要とは何か。
それは自分自身の力と使命を信じることにあります」と。
わが学園生は一人ももれなく、ダイヤモンドのように、最も強く最も美しく光る生命を持っています。その自分自身の限りない「力」と「使命」を揺るぎなく信じていただきたいのです。
落胆したり、自信をなくしたりする時もあるでしょう。しかしダイヤも、実は鉛筆の芯などと同じ炭素でできています。それが、大地の奥深くでの厳しい圧力や高温のもとで透明な眩い結晶となり、無数の原子が固く一つに結ばれて、比類なき宝石となっていくのです。皆さんの尊き貴き生命も同じです。
◇時代を変える英知と負けじ魂のダイヤたれ
一、さあ、今日から、壮大なる学問の世界に挑み、「英知のダイヤ」を!
何があっても怯まず、何度でも立ち向かって、「負けじ魂のダイヤ」を!
さらに、世界一の創価の学友たちと励まし合い、切磋琢磨して、「青春王者のダイヤ」を、思い切り輝き光らせていってください。
そして、皆さんが担い立つ21世紀を、断じて「平和と人道の世紀」へと大転換していただきたいのです。
終わりに、新緑あふれる「武蔵野の哲学者の道」「交野の一本道」を共に歩みゆく思いで、未来の一切を信じ、託しゆく学園生の健康と大成長を祈って——
人類の
希望と光れ
学園生
君の英知で
平和の明日を
と贈り、祝福のメッセージとします(大拍手)。