2021年4月18日日曜日

2021.04.18 わが友に贈る

未来部は一人ももれなく
世界の大いなる希望だ。
苦難の時代を勝ち越えて
勇気を広げる宝の人だ。
皆で最大のエールを!

三三蔵祈雨事 P1468
『夫れ木をうえ候には大風吹き候へどもつよきすけをかひぬればたうれず、本より生いて候木なれども根の弱きはたうれぬ、甲斐無き者なれどもたすくる者強ければたうれず、すこし健の者も独なれば悪しきみちにはたうれぬ』

【通解】
木を植える場合には、大風が吹いたとしても、強い支えがあれば倒れない。もともと生えていた木であっても、根が弱いものは倒れてしまう。たとえ、ふがいない者であっても、助ける者が強ければ、倒れない。少々強い者であっても、独りであれば、悪い道では倒れてしまう

名字の言 男子ゴルフの松山英樹選手が帰国後に語った言葉 2021年4月18日
ゴルフファンならずとも、快挙に喝采を送ったに違いない。男子ゴルフのマスターズ・トーナメントで松山英樹選手が初優勝。日本男子初のメジャー制覇を成し遂げた興奮は、なお冷めない▼マスターズへの初挑戦は10年前。東日本大震災が発生した直後だった。当時、松山選手は大学生。キャンパスのある仙台市が被災し、出場辞退も考えた。だが多くの励ましに背中を押され、参戦を決意。アマチュア選手として最高の成績を収め、ゴルフ人生の転機をつかんだ▼帰国後の会見で松山選手は語った。「10年前、大変な時に送り出してくれたという感謝の気持ちは忘れていません」。10年の経過が早いのか遅いのかは分からないが、東北の皆さんにいい報告ができて良かったと、震災から10年1カ月の日(11日)の優勝を笑顔で振り返った▼「感謝の心」は人を大きく成長させる。試練に直面した時、自らを支える力ともなる。反対に、その心を失ってしまえば、いつか行き詰まる。恩を忘れない生き方が人間を強くする▼「この人生における疑う余地のないただひとつの幸福は、他人のために生きることである」(小沼文彦訳編)とは、文豪トルストイの言葉。"誰かのため"との一念から未来は開かれる。(仁)

寸鉄 2021年4月18日
学会の家族の如き絆は健全な人間育む土壌—学者共に励まし、共々に成長
「師子の声には一切の獣・声を失ふ」御書。語った分正義は拡大。情熱込めて
運命を打開できる仏法だ—恩師。苦しい状況ほど題目。必勝の智慧ここに
大学会の日。青春の誓いは生涯貫いてこそ。使命の舞台で広布前進の劇を
相手の印象は表情や声の調子で決まると。今日笑顔忘れず爽やかに挨拶

☆池田先生と共に 希望・勝利の師弟旅 高き志で新時代を創れ 2021年4月10日
この4月20日、我らの聖教新聞は、晴れて創刊満70年を迎える。
「智者とは世間の法より外に仏法を行ず」(御書1466ページ)と説かれる通り、聖教は、「信心即生活」「仏法即社会」という真の「智者」の言論を、いよいよ正確に明快に、そして勇敢に誠実に世に送りゆくのだ。
正しい情報で、皆の命を守りたい。一人でも多く、安心と勇気を届けたい——。この一念を込めて、青年部は気鋭の医学者との会議を重ね、聖教で発信してくれている。世界の識者からの深い啓発の寄稿も、感謝に堪えない。
智勇冴える、わが学術部の論陣も、また見事である。
そして、日々献身してくださっている「無冠の友」の皆さま、通信員、拡大に奮闘される新聞長をはじめ、全国・全世界の宝友に心から御礼を申し上げたい。
本当にありがとう!
◇ ◆ ◇
青年の志が歴史を動かす。春4月、新たな出発をした若人たちの勇舞がすがすがしい。
戸田先生が18歳の時に綴られたエッセーの一節に——なぜ、汝は青年か?と聞かれたら、「望み」があるから!と答えたい、とある。
先生は、誰よりも青年として、一生涯、遠大な「望み」を貫き通された。そして、こよなく青年を愛され、誰もが大いなる希望を抱き、高き志を果たせるように導いてくださったのである。
師の熱情の結晶というべき「青年訓」は、聖教新聞が創刊されて半年後の1951年10月、第17号に発表された。
「新しき世紀を創るものは、青年の熱と力である」——その源泉となることこそ、先生が聖教へ託された「望み」であったのだ。
先生は終生、語り続けた。
「広宣流布の大事業は、新しい時代に応じた、新しい熱と力が、不可欠なのだ! それには、青年が立つことだ。青年の力を信ずることだ」と。
◇ ◆ ◇
日蓮大聖人は、若き南条時光へ、ひときわ多くのお手紙を送られ、薫陶された。「智者」の道、「賢人」の道、「師子王」の道を示していかれたのである。
三世の生命観から「一切衆生の恩」を明かされて、「生生世世に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなり」(御書1527ページ)と教えられたこともある。
今、男女青年部の友が聖教新聞・電子版を活用しつつ、民衆の幸福と社会の安穏を祈って、「立正安国」の対話を積み重ねている。そして、幸と平和の仏縁を結んでいることを、どれほど御本仏は喜んでくださることであろうか。
◇ ◆ ◇
現代は、若者が希望や志を持ちにくい社会と憂慮されている。その中で同世代と地域に信頼の輪を広げ、一人一人の小さな声に耳を傾け、大きく糾合して、時代を変えゆかんとする創価の青年の挑戦は、何と尊く、何と力強いことか!
あの「青年訓」に示されたごとく、「忍辱のよろいを著、慈悲の利剣をひっさげて」、朗らかに前進してくれ給えと、私は祈り見守っている。