手洗い・消毒・マスク着用
身体的距離の確保など
感染予防の基本を徹底!
大変な時だからこそ
友への励ましは一段と!
四条金吾殿御返事 P1143
『苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ』
【通解】
苦を苦と悟り、楽を楽と開き、苦楽ともに思い合わせて南無妙法蓮華経と唱えきっていきなさい。これこそ、自受法楽ではないですか。ますます強盛な信心をしていきなさい。
☆先生の指導
「法楽」とは、生きていること自体、存在していること自体に具わる確固たる安楽です。妙法と一体の大いなる生命力を満喫し、楽しむのです。自分自身が妙法の楽しみを受ける自受法楽の道は、この唱題以外にないと仰せなのです。
このような意義をもつ唱題行において、絶対に忘れてはならないことは、「妙法蓮華経とは自分自身のことである」という一点です。
この一点を忘れたら、いかに題目を唱えても、大聖人の教えられた唱題行とはかけ離れたものに陥ってしまいます。
名字の言 「今が知恵の出しどころ!」。ある壮年の挑戦 2021年4月25日
自動車修理工場を営む壮年宅に伺った。時節柄、大変な経営状況かと案じていたが、「いやー、史上最高に忙しい毎日ですよ」と順調そうなので、ほっとした▼聞けば"感染症に負けじ"と唱題に励み、以前にも増して顧客や友人・知人と、こまやかに連絡を取るようになったという。感染防止対策を講じながら相手と会い、電話やSNSでも「最近どうですか?」「何でも言ってください」と誠実に"御用聞き"を重ね、迅速に対応した。すると仕事が倍増したそうだ▼「うちは大企業のような資金はありませんが、小回りと気配りは負けません。今が知恵の出しどころ!」。意欲満々の笑顔に元気を頂いた▼同じ日、飲食店に入ると、近くのテーブルにいた二人連れの会話が聞こえてきた。「コロナで、どうにもこうにもならん」「誰か、何とかしてくれんかな……」。単純な比較は禁物だが、同じ試練に直面しても、心一つで捉え方は百八十度変わると感じた▼人生は、いつか、どこかで、誰かが幸せにしてくれるものではない。どんな苦境にあっても、強く祈り、勇気を出して挑戦を重ねれば、活路は開ける。ピンチさえチャンスに転じていける。「変毒為薬」の信仰の尊さを、改めて実感した一日だった。
寸鉄 2021年4月25日
相手に耳を傾ける会長の姿は対話の模範—博士。聞き上手こそ絆結ぶ一歩
江戸川「師弟勝利の日」。「信心の横綱」の誇り高く東京凱歌へ!突破口開け
生きた言葉の響きには心に染み入る力が—詩人。一本の電話も精魂込めて
各地で配達員永年表彰。尊き献身に深謝!朝一番の言論戦に福徳は燦然と
国連記念日。人類の連帯が危機克服の鍵。我らは足元から共生の思潮拡大
☆第3回本部幹部会・婦人部希望総会 池田先生のメッセージ
◇「女性の希望の世紀」を朗らかに 世界第一の桜梅桃李のスクラムで
◇学会は「女性の幸福勝利」こそ第一なり
一、わが婦人部・女子部の結成70年の偉大なる歴史を昇華して、颯爽と「女性部」の誕生、誠におめでとう!(大拍手)
日蓮大聖人は、「一代聖教の中には法華経第一・法華経の中には女人成仏第一なり」(御書1311ページ)と仰せであります。
ゆえに、我ら学会家族には、母たち・女性たちの「幸福勝利」こそ第一なり、であります。
戸田先生は、しみじみと語られました。
「いったい世界のどこに、民衆のために憂え、21世紀から末法万年尽未来際の世界を論じている女性がいるだろうか。あなたたちは、久遠の約束のもとに、選ばれて、ここにいるのだ」と。
御本仏が一切を御照覧であり、牧口・戸田両先生も見守っておられます。
どうか、安心して、いよいよ明るく誇り高く、いよいよ仲良く朗らかに、世界第一の「桜梅桃李」のスクラムを組んで、「女性の希望の世紀」すなわち「生命尊厳と平等そして平和の世紀」を創り光らせていってください。
◇創刊70年「世界の聖教」への発展に感謝 価値創造の言論革命を一段と
一、1951年4月20日、戸田先生は第2代会長就任に先駆けて、聖教新聞を創刊され、「民衆そして青年による言論革命」の鐘を打ち鳴らされました。
創刊満70年に当たり、尊き「無冠の友」をはじめ、聖教を支え、担い、広げてくださっている全ての方々に、心より御礼を申し上げます。
日本中、世界中の人に読ませたいとの師弟の祈りが結集して、今や聖教電子版は、じつに世界206カ国・地域というロマンあふれる広がりとなっています。
御聖訓には、妙法を弘めゆく文字の力、言論の力について——
「法華経の一字は、大地のようなものです。万物を生み出します。法華経の一字は、大海のようなものです。あらゆる川の流れを納めます。法華経の一字は、日月のようなものです。全世界を照らします。この法華経の一字が変じて仏となるのです」(同1263ページ、趣意)と記されております。
この壮大なる価値創造の力用を、わが地涌の青年部は、聖教新聞ならびに世界の姉妹紙誌と共に、一段と発揮していただきたい。
◇我らの「5・3」から凱歌の行進
一、今月の座談会では、日蓮大聖人の立宗宣言を偲び、諫暁八幡抄の一節を拝読し合いました。これは、創立の父・牧口先生が御書に線を引き、大切にされていた御金言であります。
すなわち——建長5年(1253年)4月28日の「立宗の日」から今月に至るまで「日蓮は、他事は一切ない。ただ妙法蓮華経の七字五字を日本国の一切衆生の口に入れようと励んできただけである。これはちょうど、母親が赤子の口に乳をふくませようとする慈悲と同じである」(同585ページ、趣意)と。
この大聖人の大慈大悲にして忍難弘通の大闘争を、そのまま現代世界に受け継いでいるのが、我ら創価学会の慈折広宣流布なのであります。
なかんずく、広布の母たち・女性たちが、自らの宿命と祈り戦いながら、悪口罵詈にも負けず、慈悲と勇気と忍耐で一人一人に太陽の仏法を語り切り、伝え抜いてきたからこそ、今日の平和・文化・教育の大連帯があることを、ゆめゆめ忘れてはなりません。
巡り来る5月3日「創価学会の日」「創価学会母の日」を期して、新生「女性部」と共々に、この学会精神の真髄を、今再び燃え上がらせ、妙法の大良薬の功力を、わが友にも、わが地域にも、わが国土にも満々と漲らせていこうではありませんか!
感激の同志と、異体同心、師弟不二の凱歌を断固と誓い合って、私のメッセージといたします(大拍手)。
☆聖教新聞創刊70周年 談話 原田稔会長
◇師弟の大闘争に貫かれた70年
かつて池田先生は語られました。
「私は、戸田先生から、十年間、徹底して、広宣流布の原理を教わった。師匠は原理、弟子は応用だ」
1962年(昭和37年)8月から始まった「御義口伝」講義で、私が学生部時代にいただいた、忘れ得ぬご指導です。
その12年前の8月、戸田先生は、若き日の池田先生に語られました。
「学会もいつか、なるべく早い機会に新聞をもたなければならんな」——50年(同25年)8月24日、戸田先生の事業が暗礁に乗り上げ、絶体絶命に陥る中で交わされたこの師弟の語らいが「聖教新聞創刊原点の日」の淵源となりました。
障魔の嵐の中で、師が示された「原理」。その見事な弟子の「応用」の実証こそ、"世界一の「教団の機関紙」"に発展した今日の聖教新聞です。
創刊から70年、誰よりも筆を振るい、詩歌や写真を提供し、紙面レイアウトから印刷・輸送・配達にまで心を砕き続けてくださった池田先生に、満腔の感謝をささげずにはいられません。
私自身、小説『人間革命』の連載が開始された時期に、担当記者をさせていただいたことは生涯の財産です。
その聖教に、池田先生の記事が掲載されない時代がありました。
忘恩と反逆の徒による陰険な画策によって、1年以上もそうした状況が続いた80年(同55年)7月26日、先生は神奈川の地で小説『人間革命』の連載再開を決断されました。先生は、当時の担当記者に言明されました。
「このままでは、学会員があまりにもかわいそうだ。多くの同志が『今の機関紙を見ても、何の希望も見いだせない。勇気も出ない』と言ってきている。大切な学会員を守る責務がある。元気を出せるように励ます責任もある。会員を絶対に守り抜くんだ。私は、断固として、矢面に立って戦う!」
この決然たる宣言から、先生は破邪顕正の言論闘争を再び開始され、邪悪の鉄鎖を断ち切り、世界広布の大道を切り開いてくださいました。
読者に希望と勇気を送る。会員を徹底して守り、励ます。正義のために矢面に立って戦う——先生が紙面を通して、示し続けてくださった「聖教魂」を、わが「原理」として、新しい時代に即して見事に「応用」することこそ、聖教の制作を受け継ぐ池田門下の絶対の責務である。そして、その責任を果たす先に、必ずや世界広布のさらなる躍進もあると確信しています。
読者の皆さま、「無冠の友」をはじめ、聖教に携わってくださる全ての方々に心から感謝し、創刊80周年へ、必ずや一層充実した紙面をお届けする決意です。