「其の国の仏法は貴辺に
まかせたてまつり候ぞ」
今いる地域や職場で
友情と信頼を広げよう!
「幸福責任者」の誇りで!
御義口伝巻下 P801
『御義口伝に云く此の菩薩は法華弘通の菩薩なり故に卅四身を現じて十界互具を顕し給い利益説法するなり』
【通解】
御義口伝には、次のように仰せである。
この妙音菩薩は法華弘通の菩薩である。このゆえに、三十四身を現じて、法華経の哲理たる十界互具をあらわし、衆生を利益し、説法するのである。
名字の言 聞かせどころは「小さな声」で 2021年4月9日
当代きっての浪曲師・三原佐知子さんの口演を聞いた。三味線を伴奏にして独特の"節"と"語り"で演じる浪曲。舞台での三原さんの声を聞いていると、物語の登場人物がフッと浮かび上がるような臨場感に包まれる▼三原さん曰く。「大切な聞かせどころは、あえて『小さな声』で演じることが多いんです」。"聞かせどころ"なら、大きな声で演じてもよさそうだが、理由を聞いて納得した。小さな声で語り歌うと、聴衆が聞き逃すまいと耳を澄まし、神経を集中させる。大きな声以上に、高い技術を駆使する時もある▼座談会で、今年100歳になる婦人が体験を語っていた。入会して57年。家族の大病や夫との死別など幾つもの風雪を乗り越えて今、信心を継いだ子、孫、ひ孫に囲まれ、和楽の幸せをかみ締める▼「コツコツ、コツコツ、信心を頑張った人には、飛び切りあったかい春が来るんですよ……」。静かに語る確信の言葉から、信仰に生きる喜びが、じわっと伝わってきた▼御聖訓に「和らかに又強く両眼を細めに見・顔貌に色を調へて閑に言上すべし」(御書1280ページ)と。時節がら大きな声は控えるべきだろうが、言葉に真心と確信を込めれば、たとえ"小さな声"であっても、相手の心に大きく響く。そんな対話を心掛けたい。(誠)
寸鉄 2021年4月9日
東西創価学園で入学式。不屈の挑戦王たれ!若き知勇の俊英を世界は待つ
各国で進む御書研さん。教学力は日々の積み重ねに。一節でも声に出して
世間は評判、仏法は勝負—恩師。青年よ信念貫け。使命の舞台で勝ち進め!
大気汚染が遠因の死者、世界で年700万人。手遅れになる前に、対策に総力
ファッションで大麻に手を出す若者多しと。全てを破壊する甘言に要警戒
〈社説〉 2021・4・9 あす「女性の日」
◇時代を底流から動かす力
長年、紛争地帯で看護師として奮闘してきたクレア・バーチンガー博士は、ある司令官から「なぜあなたのような優しい女性が、変化を起こせるのだと思いますか?」と問われた。
彼女は「水ほどに甘く、優しく、やわらかいものはありません。でも、水には山を動かすだけの力があります」と語り、「変化を起こすのに小さすぎる存在なんて、ないのです」(『クレア・バーチンガー自伝』西田佳子訳、潮出版社)と強調した。
75年前の1946年(昭和21年)4月10日——太平洋戦争の敗戦後初となる衆議院議員の総選挙が行われ、女性が初めて参政権を行使。約1380万人の女性が投票し、39人の女性国会議員が誕生した。このことを記念し、4月10日は「女性の日」に制定されている。
先日、世界経済フォーラムが発表した男女平等の達成度に関する報告書によると、日本は調査対象156カ国中120位で、G7(主要7カ国)で最下位となっている。
初の女性参政権の行使から40年以上前の1905年(明治38年)、女性のための通信教育を行う「大日本高等女学会」が設立される。牧口先生は、その中心者だった。同会は創立から4カ月後には会員が1万人に達している。
牧口先生は、同会を「教室を備へざる高等女学校」とし、意欲がありながらも学ぶことができない女性の教育に尽力。自ら編集・発行人となり教材『高等女学講義』を刊行し、広く教育の機会を提供していった(『評伝 牧口常三郎』第三文明社を参照)。
牧口先生が主幹を務めた同会の雑誌「家庭楽」第1号には、「これからの女子に教育の少いほど不幸はありません」と記されている。
池田先生は「『男女平等』とは、単に、女性が男性と平等の権利を勝ち取ることだけではあるまい」と指摘する。
そして「それは、軍事・経済力などの『ハード・パワー』に対し、女性が、文化や情報・智慧に象徴される『ソフト・パワー』によって、賢明に、伸び伸びと、そして忍耐強く、時代を底流から動かし、変革していくことではないだろうか」(『新・女性抄』潮出版社)とつづった。
この揺るぎない哲理で、先生は一貫して女性の力に光を当て続けている。
創価学会は婦人部・女子部を中心に内外の女性への励まし運動に徹するとともに、これまでにアンケートや平和の文化と女性に焦点を当てた展示など、草の根の活動を各地で展開してきた。
日々の生活に根差した地道な民衆運動こそ、社会変革の王道であると銘記したい。
☆四季の励まし 創価桜の大道を朗らかに 2021年4月4日
◇池田先生の言葉
偉大な師匠をもてる人は
幸福だ。
「師弟」とは、
親子以上の、
人間の究極の絆である。
そこには策もない。
要領もない。
本当の生きた魂と魂の
触発であり、交流である。
戸田城聖先生と共に、
私はいつも歩んでいる。
私の頭からは、
瞬時たりとも、
師の面影が消えない。
永遠に、
師とは一体である。
永遠に、
師弟は不二である。
私の人生は、
恩師に捧げた人生である。
恩師ありて、
今の自分がある。
本当に幸せだ。
この師弟の道を、
まっすぐに
走り抜いてきたゆえに、
すべての労苦は今、
世界一の栄誉となって、
満開の桜のごとく
花開いている。
「創価」とは、
また「創華」である。
それは、
遙かな万年の未来へ、
人類平和と
価値創造の人華の園を
広げていくことだ。
万人が、苦悩と不幸の
冬を乗り越え、
人生の勝利の春を
謳歌しゆくことだ。
わが創価の宝の城は、
御聖訓のままの
苦難を生き抜き、
勝ち抜いてきた、
師弟の誇りと民衆の
歓喜の桜花で彩られた、
永遠の桜の城なのである。
我らの前には
「師弟の大桜」が咲き誇り、
晴れやかな「創価桜」の
大道が広がっている。
さあ、
正義と勇気の前進だ!
君たち、貴女たちよ、
対話の春を
舞いに舞いゆけ!
朗らかに、
自身の凱歌の花、
民衆の勝利の花を
咲かせよう!
【写真説明】桜に恩師を思う。不二の誓いが湧き上がる。これが、池田大作先生の真情である。桜花舞う1958年(昭和33年)4月2日、第2代会長・戸田城聖先生は、池田先生に広布の松明を渡し、58歳の生涯を閉じた。
東京が例年より早く桜に染まった3月下旬、池田先生は都内を回り、桜をカメラに収めた。写真は国立劇場(千代田区)の「ジンダイアケボノ」。東京・調布市の神代植物公園で誕生したことから、この名が付いた。ソメイヨシノよりも赤みが強く、伝染病にもかかりにくいことから、"新世代の桜"として注目を集める。
「4・2」から「5・3」へ、季節は巡る。舞う桜と共に、我らの新たな師弟旅、勝利劇が始まる。
☆創価大学創立50周年記念特集 祝福の声 米ハーバード大学名誉教授 ヌール・ヤーマン博士
◇対話と相互理解を重視人類に希望を贈る大学
20世紀は多くの暴力を経験しました。広島と長崎にもたらされた悲劇は、その最悪の惨事となって私たちの心に永久に刻まれています。
21世紀の今もなお、あらゆる場所で耐えがたい暴力と戦争と混乱が続く時代であり続けています。
全人類に希望を送りゆくことこそが、平和な世界を築く道です。それは、人や国、文化、文明の間で理解し合うことを可能にする、広範囲での対話によってのみ実現されることは明らかです。
創立者・池田SGI会長は、国連などに向けて長年発表してこられた力強い提言を通して、平和と対話、人間性、そして共感の文化を、あらゆる手段で促進してこられました。
また、会長が、多くの国の著名なリーダーたちと、今日の人類の喫緊の状況を巡り、重ねてこられた多分野での対話の功績も顕著であります。
創価大学は、こうした平和への理念と構想に密接に関連する、とても重要な機関です。
貴大学は、対話と相互理解の重要性を心得た希望あふれる世代を、日本をはじめ世界中につくることを目的に建学されたことは明らかです。それは仏教の根本的な視点であるだけでなく、世界中の偉大な宗教や精神文化にも共通するものです。
2015年に貴大学を訪問した折、馬場学長をはじめ、教職員や熱心で活気あふれる学生とお会いする光栄に浴しました。大学での式典に参加し、人類の大きな課題に立ち向かう教授陣と学生の情熱に触れ、私は、未来への計り知れない希望を抱きました。
創価大学の創立50周年という記念すべき節目にあたり、この偉大な大学の全ての関係者の皆さまと、今日の素晴らしい発展に貢献してこられた全ての人たちを祝福できることは、私のこの上ない喜びです。
教育と世界の平和のための、創価大学の崇高なる歩みが、永遠に続きゆくことを願ってやみません。