「努力」は決して
噓をつかない!
進学・進級した皆さん
伸び伸びと 粘り強く
学びと鍛えの青春を!
祈祷抄 P1351
『大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』
【通解】
大地をさして外れることがあっても、大空をつないで結ぶ者があっても、潮の満ち干がなくなっても、日が西から出ることがあっても、法華経の行者の祈りがかなわないことは絶対にない。
名字の言 「毎日が1年生」との清新な気持ちで 2021年4月8日
初めての登校なのだろう。大きなランドセルを背負った小学生が"春の道"をうれしそうに歩いていた▼「新しい御本、新しい鞄に。/新しい葉っぱ、新しい枝に。/新しいお日さま、新しい空に。/新しい四月、うれしい四月」(『金子みすゞ童謡全集』JULA出版局)――童謡詩人・金子みすゞさんの作品「四月」そのものの姿だった▼日本酒造りの最高責任者である杜氏も、酒造りを長年、経験しても「毎年が小学1年生」と自戒する。日本酒は米と水とこうじの組み合わせで造るが、米の出来ひとつ、水のおいしさひとつ、こうじ菌の状態ひとつで味は違ってくるからだ▼19歳から酒造り一筋の杜氏が語っていた。「何十年、杜氏をしているからと慣れきったような思い上がった根性では、とてもとてもできない。毎年が小学1年生のつもりで、そして、毎日毎日、気を抜かないで仕事を続けていくことが基本です。現状に満足しないで、絶えず研究心を持つことが一番大事じゃないかと思う」▼「毎日が1年生」との清新な気持ちで一日を出発したい。「さあ、きょうから!」「いよいよ、これから!」「今この瞬間から!」と、輝く未来を見つめて進む。これが仏法の説く本因妙の生き方である。心の持ち方で人生は百八十度変わる。(川)
寸鉄 2021年4月8日
「ゆるがぬ草木やあるべき」御書。強盛な祈りが勝利の源泉。諸天動かせ
関西の日。皆が仰ぎ見る師弟の錦州城は厳たり。常勝不滅の劇を今再び!
子どもの交通事故、42%は自宅から100メートル以内と。慣れた道でも用心徹底を
春の新聞週間。試練の今、希望と勇気送る機関紙。充実の紙面づくりに全力
公明の強みはスピードと実行力―識者。現場の声に即反応。実績で応えよ
☆池田先生のメッセージ
◇皆さんは出藍の誉れの旗手! 「決めて挑み、学び進む」青春を
一、わが創価教育の魂は、「従藍而青」(青は藍より出でて、而も藍より青し)であります。ゆえに創立満50年の4月2日を、「従藍而青」に輝く創大50期生・51期生、短大36期生・37期生、さらに留学生、通教生、大学院生の皆さんと共に飾れることこそ、創価教育の父・牧口先生と戸田先生への何ものにも勝る報恩そして凱歌の劇であります。晴れの入学、本当におめでとう!(大拍手)
宝の英才を送り出してくださったご家族の方々、誠にありがとうございます。
この「出藍の誉れの旗手」たちと共々に、教員の先生方、職員の方々、新たな十年への大前進を、どうか、よろしくお願いいたします。
一、本日のはなむけとして、一点、人類の新生の飛翔へ、「強き生命力」と「たくましき智慧」の翼を広げよ!と申し上げたい。
半世紀前の開学に際し、私は「天使と鍛冶職人」「天使と印刷工」の一対のブロンズ像を贈り、望みました。創大生は、民衆立の大学に最大の希望を寄せてくださっている尊き庶民と共に、天使の如く翼を広げ、栄光の大空へ羽ばたけ、と。
そして、その通り、民衆貢献、平和貢献のリーダー群を澎湃と送り出してきました。
だからこそ、世界最高峰の知性と良識も、我らの「平和のフォートレス(要塞)」に絶大なる信頼を寄せてくださっているのであります。
その一人が、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)の共同創設者で、世界的な心臓外科医のバーナード・ラウン博士です。「核兵器禁止条約」への流れをつくり、その発効を見届けられた博士は「生命を尊重し、苦しみや困窮、蔑みを受けた人々へ手を差し伸べる」(田城明訳『病める地球を癒すために』中国新聞社刊)指導者が続くことを期待してやみませんでした。
一、危機の時代に挑戦し、人類の新生の飛翔をもたらすのが、皆さんの使命です。
私の恩師・戸田先生は最晩年、青年に「人間力」とともに、もう一重奥深い「強き生命力」を磨くこと、そして「知識の門」を開いて「たくましき智慧」の本道に入り、民衆の幸福と平和のために価値を創造しゆくことを託されました。
どうか、春夏秋冬、詩情豊かな武蔵野の自然の大生命力が漲り、創造的生命と智慧の啓発に満ちた理想の学園共同体が光る、このキャンパスで、最良の世界市民の学友とスクラムを組み、思う存分に、「強き生命力」と「たくましき智慧」の翼を鍛え広げていただきたいのであります。
今日から始まる、かけがえのない一日また一日、「決めて挑み、学び進む」というリズムで、健康第一の充実の道を、報恩感謝の親孝行の道を、そして、青春歓喜の大勝利の道を、明るく朗らかに走り抜いていってください。
奇しき縁で結ばれた、わが愛する皆さんに――
出藍の
誉れの旗手よ
学び勝て
希望の春風
世界へ広げ
と贈り、私のメッセージといたします(大拍手)。
☆創価大学創立50周年記念特集 祝福の声 中日友好協会 唐家璇会長
◇平和への信念を堅持し両国の教育交流に尽力
創価大学創立50周年に際し、中国日本友好協会を代表し衷心よりお祝い申し上げます。
創価大学は中国人民の古き友人である創価学会名誉会長・池田大作先生が、自ら提唱し設立した大学です。創立から50年間、創価大学は先進的な教育観と建学の理念を堅持して、学びの力で人材を育成し、国の発展に貢献し、特色ある教育実践の道を歩んでこられました。
また、創価大学は池田先生のリーダーシップのもと、世界平和と中日友好への信念を堅持し、中日両国の青年交流、教育交流に尽力してこられました。日本の大学では最も早く新中国からの国費留学生を受け入れ、両国のために多くの優秀な人材、友好を築くための指導者を育成し、素晴らしい貢献をなされてきたことに、心から敬意を表します。
現在、世界は未曽有の大変化の時代を迎えており、特に100年に一度もない新型コロナウイルスの感染爆発と、世界経済の深刻な衰退が重なり、各国は大きな苦境に立たされ、国際関係にも複雑な影響を与えています。
各国が伝統的な、また非伝統的な挑戦に直面する中、国際社会はより密接に交流し、協力し合い、困難を乗り越えていく必要があります。中日両国は重要な友好的隣人として、模範的な役割を果たしていけるのではないでしょうか。
中日友好の基礎と力は民間にあり、未来の希望は青年にあります。両国の指導者は、新時代の要求に合致した中日関係構築に関する重要な認識を共有しております。両国各界、特に青年たちは、中日友好と運命共同体という意識を絶えず強め、両国の指導者の共通認識を創造的に実行し、両国関係がより高いレベルで持続的に発展していくよう推進していくべきです。
明年は中日国交正常化50周年を迎えます。創価大学の青年の皆さまが時代のチャンスをつかみ、栄光の伝統を宣揚し、さらに広い視野と心で、青春の情熱と智慧と力を発揮し、中日友好、アジアの平和、世界の平和のためにさらなる貢献をなされることを心から期待しております。
創価大学が、さらなる発展の歴史を築いていかれるよう、お祈り申し上げます。