何ものにも紛動されない
不動の自己を築くのが
日蓮仏法の真髄だ。
今こそ信心の炎を燃やし
広布の道を進もう!
上野殿御返事 P1577
『仏の説いての給はく火に入りてやけぬ者はありとも大水に入りてぬれぬものはありとも大山は空へとぶとも大海は天へあがるとも末代悪世に入れば須臾の問も法華経は信じがたき事にて候ぞ』
【通解】
仏が説いて次のように言われた。たとえ火に入っても焼けない者があろうと、大水に入っても濡れない者があろうとも、大山が空へ飛ぶ事があろうとも、また大海が天へ上がるようなことがあろうとも、末法の悪世に入れば、たとえ少しの間でも法華経を信ずる事は難事なのであると。
名字の言 SGIと出あった著名な看護師 2021年4月23日
人間を信じ抜く——この姿勢を貫くことがどれほど困難か。長年、紛争地帯で医療活動を行った著名な看護師の半生がつづられた『クレア・バーチンガー自伝』(潮出版社、西田佳子訳)を読み、痛感した▼著者のバーチンガーさんは、戦場で負傷者を搬送するため、敵対する双方の司令官と何度も停戦交渉をした。親しく接すれば、誰もが家族を愛し、思いやりがあり、平和を望んでいることが分かった▼それが戦争で、言語に絶する残酷な経験をするうちに、人間が信じられなくなり、"暴力の実行者"と化してしまう。この連鎖を根本から断ち切る道は一体、どこにあるのか▼「光に満ちた世界への扉が開かれたような感じ」。SGIと出あった感動をバーチンガーさんはそう表現する。万人に仏性があると説き、どんな負の感情も智慧と慈悲に転じる仏法の哲理と実践。人の内面を変革し、やがて社会をも変えていく人間革命の連帯。それが池田先生のリーダーシップで世界に広がっている。この事実を知り、「私のなかにあった絶望が希望に変わった」と▼今ほど、互いの差異を超え、平和の道を開く方途が求められている時はない。「地球民族主義」を掲げて日々、友情と信頼を広げる私たちの使命は大きい。(実)
寸鉄 2021年4月23日
「法華経の兵法」で進め。"いざ"という時こそ強き祈りで。不退の信心貫け
三重県婦人部の日。女性の世紀の先頭走者!今日も元気で希望の声を発信
東京・北区栄光の日。創価の北極星はいつも煌々!智慧と勇気で断固勝利を
良書は世界への扉。読めば夢が広がる。心を育む。きょう「子ども読書の日」
「変異株」にも基本が有効と。3密回避、手洗い、マスクで互いの命守ろう
〈社説〉2021・4・23 きょうから「こどもの読書週間」
◇"私の本"を見つける応援を
新年度が始まって3週間が過ぎた。新しい生活が始まった子どもたちも、環境に慣れつつあるかもしれない。
『魔女の宅急便』で知られる作家の角野栄子さんは、小学1年生の子や孫に買ってあげるなら、ぜひ薦めたいものがあるという。それは「本棚」だ。
小さなものでいい。自分で読んで、好きになった"私の本"を一冊ずつ入れていく。時がたつにつれて本棚の内容は変わるが、本当に大事に思う本は残っていくもの。「その人の、その時が、その本の中に入っている」「成人になる頃には、自分だけの本棚ができあがっているはずだ」と(『「作家」と「魔女」の集まっちゃった思い出』、角川書店)。思いが詰まった本を集めた本棚は、かけがえのない宝箱となろう。
きょうから「こどもの読書週間」(5月12日まで)。変化の多い、先の見えない時代だからこそ、読書を通して、子どもたちに、自分で考え、自分なりの答えを見いだす力を養ってほしい。
昨年の第9回「きぼう作文コンクール」の読書感想文部門で入賞した少女部員。彼女が選んだ本は、リサ・クライン・ランサム著『希望の図書館』(松浦直美訳、ポプラ社)。戦後のアメリカで、母を亡くし、差別に苦しむ黒人の少年が、自分と同じ名前を持つ黒人の詩人の言葉と出合い、勇気を得て、成長していく物語である。
彼女は、この本が心を大きく広げてくれたとして、こうつづっている。「"本を読む大切な目的"に気が付いた。本を読むことは、自分の楽しみだけのためではない。人の心に寄りそえる、思いやりの心を深めていくためだ」と。
読書は自分では経験できないことを追体験でき、喜びや感動とともに、苦労や心の痛みにも触れることができる。それが心を豊かに耕し、精神の骨格を築いていく。
池田先生は語っている。「読書は『一生の財産』です。何ものにも代えがたい『心の栄養源』です。そして、読書は『万学の基礎』でもある。すべての学問の、基礎的な力を養うものとなるのです。読む力なくして、学問はありえません。読みぬく忍耐力なくして、学力の向上はない」
来る大型連休は、親子で読書に親しむ好機としたい。子どもたちが"私の本"を見つけ、"自分だけの本棚"をつくる応援をしよう。
☆不二の旅 第6回 池田先生と信越
◇不撓不屈の大城を
池田先生が各方面の友に贈ったスピーチや指針を、各地での激励の写真と共に掲載する「不二の旅」。第7回は、不撓不屈の魂で共戦の歴史を築いてきた、信越での激励行を紹介する。
・長野研修道場での青年部代表研修会で、参加者に温かな眼差しを注ぐ。この折、"「信濃ここにあり!」で勢いよく進もう"と望んだ(2008年8月)
・"水の信心"で信行学の実践を——松本平和会館の自由勤行会で同志を励ます池田先生(1982年8月、松本市内で)
・長野県総会で"信州人の伝統である「負けじ魂」を発揮し、勝利の人生を"と念願。4・26「長野の日」の淵源となった(1974年4月、長野市の長野市民体育館で)
・威風堂々たる人材城を築きゆけ——池田先生が長野研修道場でしたためた「人材の城」(1984年7月)
・新潟広布35周年を記念する新潟県総会・音楽祭で、池田先生が新潟県旗を手に。緑地に稲穂があしらわれ、中央には朱色で「勇気」の文字が(1991年5月、新潟池田文化会館で)
・"白鳥の湖"として知られる新潟の瓢湖(ひょうこ)で、居合わせた同志一人一人に声を掛け、激励する池田先生(1983年4月、現・阿賀野市で)
・池田先生が新潟の長岡会館を初訪問。豪雪地帯の労苦をねぎらいつつ、"厳しい環境でこそ強き人が育つ"等と期待を寄せた(1985年9月、長岡市内で)
・1983年に新潟の同志に贈られた「勇気」の二字。同年4月に池田先生が出席した新潟県総会が、4・14「新潟県の日」の淵源に
◇信越の友に贈った指針
正義を貫けば、迫害される。これが歴史の常だ。
その時に、知らん顔して戦わない。自分だけ、いい子になる。そういう、ずるい、だらしのない人間が、どれだけ民衆を苦しめてきたことか。
だからこそ私は、若い人を育てたい。青年から革命するのだ。
欺瞞と嫉妬と忘恩をはねのけ、同志のため、後継の友を育てるために、私は生きて生きて生き抜いていく。これが今の決心だ。
信越は、青年革命の模範となっていただきたい。
真実の師弟の歴史を叫ぶのだ。永遠に増上慢とは戦うのだ。それが日蓮大聖人の教えであるからだ。
信越の同志は、粘り強い。威張らない。傲慢がない。そこに偉大さが光っている。
晴れの日も、吹雪の時も、何があっても変わらずに、信義の道を誠実に歩んでいる。
恩師・戸田先生は、よく言われていた。
「仏勅をこうむって戦えば、仏の使いである。仏の使いは、仏と同じ力をもっているのである」
信越の皆さんは、この大確信に燃えて、わが生命の偉大なる仏の力を発揮し、広宣流布の師弟の大道を歩み抜いていただきたい。
戦おう! 正義を護るために。
いい人生を生きよう。私と一緒に!
「長野を見よ!」
「新潟を見よ!」
そう満天下に示しながら、堂々たる人材城を築いてもらいたい。
時は今だ。正義が勝つ新時代を開くのだ。「信越よ立ち上がれ!」と万感の期待を込めて叫びたい。
(信越代表者会議<2008年8月>でのスピーチから抜粋)