2021年1月1日金曜日

2021.01.02 わが友に贈る

新聞休刊日

法華行者逢難事 P965
『各各我が弟子たらん者は深く此の由を存ぜよ設い身命に及ぶとも退転すること莫れ』

【通解】
おのおの我が弟子であろうとする者は深くこのことを承知しておきなさい。たとえ大難が身命に及んでも退転してはならない。

☆新春あいさつ 原田稔会長
◇「創価の善の連帯こそ社会の希望」
世界の友と「生命の世紀」を勝ち開くための10年が、いよいよ始まります。
「希望・勝利の年」の開幕、おめでとうございます。
21世紀となって、はや20年。時代はますます大きく、急速に変化しています。こうした時に広宣流布を進めるうえで大切なことは何か。
かつて池田先生はご指導くださいました。
「(学会は)時代を見通し、迅速に手を打ち、休みなく行動してきた」「あらゆる状況の変化に、電光石火のスピードで対処し、勝って勝って勝ち抜いてきた。だからこそ、世界中から賞讃され、期待される"平和と文化の大連帯"を築きあげることができたのである」と。
先生のもと、時代の変化という挑戦に勇んで応戦し、学会は世界192カ国・地域に同志の連帯を広げてきました。創立100周年までの「勝負の10年」、この先見の叡智と電光石火の行動を、実践の中で受け継ぐことこそ、我ら池田門下の使命であります。
先生は、こうも語られました。
「希望あるところ、勝利あるところに、自然と人は集まる」と。
御書に「仏法と申すは勝負をさきとし」(1165ページ)と仰せのごとく、「断じて勝つ」との信念なくして、「私は勝った」との勝利の実証なくして、本物の「希望」は生まれません。どこまでも題目を根本に、まず自らが勝ち、その歓喜の姿で周囲に希望を送ってまいりたい。その一人一人の人間革命の実践が必ずや善の連帯を広げ、人類の宿命転換に直結すると確信します。
さあ、この一年、わが希望、わが勝利で、地域を、社会を、明るく照らしゆこうではありませんか。

☆永石貴美子婦人部長
◇「慈愛の陽光で友を照らしゆこう」
お元気な池田先生、奥さまと共に、学会創立100周年への出発ができ、こんなにうれしいことはありません。
1963年(昭和38年)の1月、35歳になられたばかりの先生は「人類の希望の大道を開く」との決意で、アメリカ、ヨーロッパ、中東、アジアと、世界一周の平和旅に出発されました。
アメリカでは、広布に走る女性リーダーが、まだメンバーも少なく、まるで太平洋の水をスプーンですくっているようなもどかしさを感じていました。
「先生、アメリカは広いんです……」と言うと、先生は、"仏法の宇宙大の大きさから見れば、庭先のようなものだ。大事なことは、自分の境涯の革命だよ"と言われました。彼女は、"そうだ、私の境涯が狭く、小さいために、現実の厳しさに負けていた"と、目の前の霧がすっと晴れたといいます。
かつて池田先生はつづられました。「地道な、また、ひたぶるな祈りと行動は、一国そして世界の宿命をも転換しゆく偉大なる力となる」と。
婦人部結成70周年を迎える今、先生がまき続けてくださった希望の種が、世界中で笑顔の花となって咲いています。
私たちの使命は、一人でも多くの人の心を、希望の陽光で照らし、どんな苦難や絶望の闇をも晴らしていくことです。
御書に、「悲母をば大地に譬へたり」(1311ページ)とあるように、母の力は「大地」の力です。大地が草木を茂らせ、花を咲かせ、果実を実らせるように、創価の母は、宝の青年を、後輩たちを、慈愛で包み、大切に伸ばし、希望の未来を開いていこうではありませんか。
さあ! 希望と勝利輝く一年の出発です。今日も元気で、朗らかに、仏縁を広げゆく使命の道を歩み抜いてまいりましょう!

☆志賀昭靖青年部長
◇「師弟誓願の青年が新時代を開く」
学会創立100周年への開幕を告げる本年は、「新たな青年学会建設の10年」の船出であり、男女青年部結成70周年の佳節を迎える重要な一年です。
世界広布の歴史は、池田先生と共に、常に青年が戦いの先頭に立ち、勝利の突破口を開いてきました。それが学会青年部の誉れの伝統です。
コロナ禍という未曽有の危機にあっても、世界の青年部は広布の歩みを止めることなく、昨年、"必ずや人類の宿命転換を成し遂げる"との決意で「世界青年部総会」を開催。五大州130万人以上の友が誓いに燃えて「永遠の師弟旅」を開始しました。
本年、青年部は「新・人間革命」世代プロジェクトを掲げ、一人一人が広布の闘争の中で小説『新・人間革命』を学び深め、師弟の精神を心肝に染めて、新たな栄光の歴史を築いてまいります。
池田先生は「必ずや世界広宣流布を成し遂げてみせる!——この誓願に地涌の青年が一人立つところ、いずこであれ、『人間革命』と『宿命転換』の新たな劇が幕を開ける」とつづられました。
青春の全てを懸け、恩師・戸田城聖先生をお守りした池田先生の心を継ぎ、"我こそ「新時代の山本伸一」なり"との強き自覚で、共戦の弟子の陣列を幾重にも広げていきたい。困難な時代だからこそ、創価の哲学がいやまして輝く時であると確信し、今こそ縁する全ての人に勇気と希望を送る対話に大きく打って出ます。
創立100周年の峰を目指し、絶対勝利の信心を燃やして、「新・人間革命」世代の大行進を堂々と開始してまいります。