2021年1月6日水曜日

2021.01.06 わが友に贈る

変化の時代に挑む
受験生とご家族に
温かなエールを!
勝利と健康を祈念し
栄光の春へ共に進もう!

上野殿御消息 P1527
『一切衆生の恩を報ぜよとは、されば昔は一切の男は父なり女は母なり然る間生生世世に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなり』

【通解】
一切衆生の恩を報じなさいというのは、三世の生命からみれば、過去世には、今日の一切の男性は父であり、一切の女性は母であったからである。そこで、このように、生々世々に、皆、恩ある衆生であるのだから、「皆が仏になってほしい」と願うべきである。

名字の言 日本画家・東山魁夷のまなざし 2021年1月6日
手押し車で歩く道すがら、婦人は地面に落ちた花を拾って、家に飾る。土に汚れたツバキ、茎の折れたタンポポなど、誰も気に留めないような花も大切に生けている▼身長が低く、言葉の発達も遅れて育った。いじめに遭った。差別もされた。苦しかった青春時代。信心と出あい、自分の中にも尊極の仏界の生命があることを知った。「踏まれても、負けない人生を楽しく生きてきました」と婦人。現在は病や障がいと闘う人に尽くす日々を送る▼ありふれた山も、生きている呼吸を感じれば、十分に制作の対象になる——そう記したのは、日本画の巨匠・東山魁夷だった。彼いわく、風景を描くためには、自然をよく見なければならない。だが、それだけで終わりではない。山、海、川、平原、都会……。風景はどこにでもある。大切なのは、そこに息づく美しさを見いだす心を持つこと▼巨匠は、表現する技術の前に、描く側の内面を強調した。「心を深めるということは到達点のないことで、私たちの一生をかける問題であろう」と(『東山魁夷自選画文集』集英社)▼心が自在ならば、世界は美に満ちている。心を磨くことを忘れない人は、ありふれた日常にも美しさを見つけ、人生を彩り豊かに変えられる。希望の泉はわが胸中にある。(将)

寸鉄 2021年1月6日
御書「山谷曠野皆寂光土」今いる所で今いる同志と勝つ!この誓い胸に出発
異体同心の心は信ずる心—戸田先生。まず祈りを合わせる。これ常勝の要
創価班「師弟誓願の日」。広布の全責任担う雄よ!全軍を鼓舞する前進頼む
コロナ変異種も防御策は変わらず—専門家。3密回避・マスク等を心して
新年の挨拶装うウイルスメールに注意。見知らぬ相手の添付文書は開くな

〈社説〉 2021・1・6 「希望・勝利の年」が開幕
◇「体験の花」咲かせる一年に
学会創立100周年への出発となる「希望・勝利の年」が開幕した。今年は男子、女子、婦人の各部が結成70周年、壮年部が結成55周年と、幾重にも意義深き佳節を迎える。
また、3月11日には、東日本大震災から10年の歩みを刻む。被災地では震災の教訓を風化させることなく後世に伝える取り組みが進んでいる。
大白蓮華1月号に収録されている池田先生の講義「世界を照らす太陽の仏法」には、「同志の体験こそ創価学会の永遠不朽の宝であり、大法弘通の推進力」とつづられている。
この一年、偉大な師匠と共に戦う喜びと感謝を胸に、人生勝利の体験の花を大いに咲かせていきたい。
池田先生は昨年夏、2030年に向けた10年間について「人類の『宿命転換』を、断固として成し遂げていくべき勝負の時」との指標を示した。
だが「勝負の10年」が開幕した今、コロナ禍に対し、世界が一丸となって立ち向かう「苦闘」が続く。
誰もが変化と困難を免れない中でも、そこに希望を見いだし、新たな価値をいかに創造するかが問われている。
本年は初代会長・牧口常三郎先生の生誕150周年となる。学会創立には、大災害の中で生まれた師弟の歴史があった。
第2代会長・戸田城聖先生は22歳の若き日、大学進学の学費を工面するため、教員を辞めて生命保険の外交員として働き始める。
だが戸田先生の教育への情熱と才能を惜しんだ牧口先生は、幼稚園の一室で私塾を開くように勧めた。幼稚園の地主と直接、交渉したのも牧口先生だった。
こうして戸田先生は、会社に勤めながら小さな塾を始めたのである。
こうした中、1923年(大正12年)9月、戸田先生は東京・京橋での仕事中、関東大震災に遭う。
しかし、この甚大な被害を及ぼした震災が大きな転機となった。保険会社を退職し、10月には震災で休んでいた塾を再開。本格的に教育に取り組むようになり、「時習学館」と名付けた。
翌年には木造2階建てを新築。この学びやが、後に師の教育学の偉大さを証明する「実践の場」となり、師弟共戦の大舞台となっていったのである。(『評伝 戸田城聖(上)』第三文明社など参照)
池田先生はかつて、「一番の試練の時に、一番の偉大な価値を創造していく。これが、変毒為薬の妙法を体した創価の師弟である」と語っている。
逆境をはね返す勇気の前進が、希望の未来を開く。
「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」との『人間革命』の主題を胸に、眼前の課題に挑んでいきたい。

☆「希望・勝利の年」開幕 創立100周年へ"広布の山"を登ろう!
2021年 6・10 「婦人部の日」70周年
2021年 7・11 「男子部結成記念日」70周年
2021年 7・19 「女子部結成記念日」70周年
2023年 6・10 「群馬県の日」50周年
2024年 2・16 「千葉の日」50周年
2026年 3・5 「壮年部結成記念日」60周年
2026年 6・6 「関東婦人部の日」25周年
2026年 9・22 「栃木広布原点の日」80周年
2027年 2月7〜12日 厳寒の茨城指導 40周年
2027年 5・8 「常勝埼玉師弟の日」20周年
2027年 6・30 「学生部結成記念日」70周年
2028年 関東各県 県歌発表 50周年
2030年 8・14 「関東の日」30周年
2030年 11・18 「学会創立記念日」100周年

創価学会創立100周年へ、勇んで"広布の山"を登りゆこう!——「希望・勝利の年」の2021年が晴れやかに開幕し、勢いよくスタートを切った関東の友。ここでは、2030年までに迎える埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の各県の、広布史の節目に合わせ、代表メンバーに抱負を語ってもらった。

◇新春あいさつ 中井関東長 大高婦人部長 太田青年部長 野中男子部長 齋藤女子部長 佐藤学生部長
明けましておめでとうございます。本年は学会創立100周年への、大事な10年の出発の一年です。まずは幹部率先の訪問・激励で1月をスタートダッシュしていきたい。そして「伝統の2月」から「3・16」へ勢いよく友好拡大に駆け、栄光の「5・3」を圧倒的な広布拡大で荘厳しましょう。
特に今年は、6・6「関東婦人部の日」を定めていただいて20周年です。かつて池田先生は関東の同志に、「『師子王の心』で、不滅の歴史を残していただきたい。『全世界の模範』になっていただきたい」と期待を寄せてくださいました。
さあ、青年を先頭に各県・各部が団結して敢闘精神を燃え上がらせ、歴史に残る連続勝利の一年にしていこうではありませんか。

☆創大駅伝部・榎木監督 箱根駅伝終了後のインタビュー
◇「誇れる準優勝。さらに強く」
——レースを終えた率直な思いは?

準優勝は誇れる結果だと思っています。まず、往路の優勝で勢いをつけてくれました。正直、優勝までは考えていませんでしたが、本当に選手たちが上を上をと目指してくれた結果です。そこは選手たちの成長を感じます。復路も、往路の2分の"貯金"を崩さないよう、前に前にという攻めの走りをしてくれた結果が、準優勝につながり、目標としていた総合3位をクリアできました。選手たちのおかげだと思います。

——最終10区では、小野寺選手が、苦しみながらも最後まで走り抜きました。

本人も一生懸命走っている中で、緊張などいろいろな要素があって、最後、体が動かなくなってしまいました。悔しい思いはあるかもしれないけど、"この悔しい思いをしたからこそ、今の自分があるんだ"と言えるような、これから先の競技生活を送ってもらいたい。ここで下を向くのではなくて、前を向いて進んでいこう——という話をさせてもらいました。

——就任2年目で総合2位の結果を残せたことを、どう捉えていますか。

私の指導というよりも、選手たちが純粋に"箱根に出たい""シードを取りたい""3位を目指したい"と真摯に取り組んでくれ、普段の苦しい練習に耐えてくれた結果が、選手たちの成長につながっていると思っています。

——準優勝校として新たな一年が始まります。

勝てるチャンスがある中で、最後、勝ち切れなかった。王者の駒澤さんには"優勝の味"を知っているという「経験の差」を感じました。選手たちの成長を願いつつ、強い創価大学をつくり直して、来年の箱根に挑戦したいと考えています。

——多くのスタッフやサポートメンバーをはじめ、関係者への思いは?

16人のエントリーメンバーを選出しましたが、それ以外の約3分の2の選手は箱根駅伝に出場できず、悔しい思いをしました。

その中でも、12月の試合で自己記録を更新する選手が多く出ました。箱根駅伝では、よく"ゼロ区"という言い方をしますが、箱根の前の、サポートに回った選手たちの活躍が、箱根を走った選手たちに勢いをつけてくれたと思っています。「次は、自分たちがこの箱根路を走るんだ」という強い気持ちで、来年の箱根に挑戦してほしい。今回のチームの成長の波に乗って、走れなかったメンバーが強くなってくれることを願っています。

また、8人のマネジャーの献身的なサポートのおかげで、選手たちは日々の練習ができています。彼ら彼女らの支えなくしては我々スタッフの仕事もできません。裏方に徹してくれるマネジャーたちに感謝の気持ちを伝えたいと思います。

——聖教新聞の読者にメッセージをお願いします。

皆さまのテレビの前でのご声援が選手たちに響いていたと確信しています。引き続き、応援をよろしくお願いします!