◇今週のことば
「冬は必ず春となる」
励ましの陽光を
同志に友人に届けよう!
忍耐の大地には
友情と信頼の花が。
2021年1月11日
佐渡御書 P959
『今謗法の酔さめて見れば酒に酔る者父母を打て悦しが酔さめて後歎しが如し歎けども甲斐なし此罪消がたし、何に況や過去の謗法の心中にそみけんをや』
【通解】
いま、正法誹謗の酔いがさめてみると、あたかも酒に酔った子が父母を打って喜んでいたのが、酒の酔いからさめてその行為を嘆いているようなものである。だが嘆いても意味がない。この謗法の罪は消えがたいのである。まして、久遠の昔から心中深く染まった謗法の罪はなおさらである。
名字の言 漢字文化研究の白川静氏が最も好んだ「遊」の字 2021年1月11日
小学校時代の楽しい思い出に「中休み」がある。授業の合間に設けられた20分の休み時間だ▼チャイムが鳴ると、校庭に勢いよく飛び出した。ドッジボール、サッカー、鬼ごっこ、大縄跳び……よくもあそこまで全力で遊んだものである。休み時間といっても、むしろ体を動かす時間であり、「遊び時間」と呼ぶ方がぴったりだ▼「遊」は、漢字文化研究の大家・白川静氏が最も好んだ一字だった。人間が遊ぶ印象の強い字だが、氏によれば、神の「出遊」に用いられていた字だという。本来動かざるものが動くという、厳かな意義だ。「遊は絶対の自由と、ゆたかな創造の世界である」と(『文字逍遥』平凡社)▼法華経には「遊」の字が数多く見られる。「遊行するに畏れ無きこと師子王の如く」「宝車に乗って四方に遊び」等々。「師子遊戯世菩薩」もいれば、「如来の神通遊戯」も説かれる。そして寿量品には「衆生所遊楽」と。人は、遊び楽しむためにこの世に生まれた。池田先生は言う。「どんな状況にあっても、"楽しみ"をつくっていける——その人こそ、幸福である。そうなるための信仰なのである」▼心は自由。祈りも自在だ。生命力が強ければ、苦難の環境も「遊楽」の舞台となる。価値創造の毎日を楽しく、たくましく!(之)
寸鉄 2021年1月11日
学会員は会長と共に進める事に誇りを持つべき—識者。共戦の道、悔いなく
「成人の日」おめでとう!創立100周年の主役は君。山本伸一の如く歴史開け
危難が優れた魂をつくる—文豪。"あの時があったから"と言える前進を今
テレワークで孤立や不安感じる人が増加と。求められる絆。地道に声掛け
偽報道を信じた—75%。巧妙故に拡散前に情報源認。悪意に加担するな
☆きょう「成人の日」 池田先生がメッセージ
一歩一歩進もう! 世界平和の大理想へ
わが新成人の皆さん、新たな門出、本当におめでとう!
21世紀の夜明けとともに、この地球に躍り出てきた皆さんこそ、人類の試練の闇を照らし晴らしゆく「希望・勝利」の太陽です。
使命が深いゆえに、今、学業や仕事、生活や就職などの苦労も、さぞかし多いことでしょう。
しかし、勝つために生まれてきた「地涌の菩薩」の皆さんです。私は、一人一人に届けと強盛に題目を送り、「断じて負けるな!」とエールを送っております。
日蓮大聖人は、厳然と仰せになられました。
「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし」(御書1190ページ)と。
どうか、若くして世界第一の希望と勇気の大哲学を持った皆さんは、「苦楽ともに思い合せて」(同1143ページ)題目を唱え、「師子王の心」を取り出して、どんな苦難にも負けない、価値創造の青春を飾っていってください。
そして、「広宣流布」即「世界平和」という最も偉大な理想を掲げて、良き友と励まし、切磋琢磨し合いながら、「生命尊厳の世紀」を創り開きゆく、誓いの力走を貫いていただきたいのであります。
結びに、今年、生誕満150年を迎える、創価の父・牧口先生の言葉を贈ります。
「地上を踏み占めて、一歩一歩進め」と。
ご家族の皆さま方にも、くれぐれもよろしくお伝えください。
愛する宝の皆さんに——
健康と安穏あれ!
成長と勝利あれ!
☆2030年へ 後継の正義の走者に贈る
Toward 2030 To My Young Successors, the Torchbearers of Justice
◇未来を照らす「希望の太陽」たれ
Be Suns of Hope Illuminating the Future
「希望・勝利の年」の開幕です。
御書には「太陽がひとたび東の空に昇れば、世界の空は全て明るくなる。太陽が大いなる光を備えているからである」(※)と。
時代も社会も不安の闇が深まる今、どんな困難にも負けない希望の光は、どこにあるのか。それは、皆さん自身の生命の中にあります。題目を唱えるたびに、勇気の太陽が皆さんの胸中に赫々と昇りゆくのです。
曇りの日も雪の日も、太陽は自らを燃焼させ、光を放ちます。同じように心が悩みの雲に覆われ、苦難の吹雪に見舞われても、自分らしく、ありのままに輝いていけばよいのです。負けじ魂の太陽は、大変であればあるほど輝きを増して、周囲も明るく温かく照らし晴らせるのです。
さあ、新春の旭日とともに、勢いよく勝利の未来へ出発だ! 「希望は我にあり!」と。
※御書883ページにある一節の現代語訳(趣意)です
☆池田大作先生の2030年へ 希望の王子・王女に贈る
◇伸びゆく喜びと誇りを胸に!
「希望・勝利の年」、おめでとう!
みんなの笑顔こそ「希望」であり、みんなの成長こそが「勝利」です。
地球も、太陽を中心に新しい一年の回転を始めました。みんなも「これをやろう」「こうなりたい」など具体的な目標を決めて、前進していこう!
ぐんぐんと伸びていくことは、楽しく誇らしい。あきらめそうになっても、題目を唱えると、大宇宙を動かす力と同じ力が自分の生命にみなぎり、「必ずできる」と勇気がわいてきます。
「僕は勝った!」「私もできた!」と、希望そして勝利の一年であれ!