一年の計は元旦にあり!
真剣な祈りこそ
わが人間革命の源泉だ。
黄金の自分史の建設へ
朗々たる勤行から出発!
兄弟抄 P1088
『心の師とはなるとも心を師とせざれ』
【通解】
心の師となることはあっても、自分の心を師としてはいけない。
名字の言 「VUCAの時代」に問われるもの 2021年1月1日
「変動性・不確実性・複雑性・曖昧性」の英語の頭文字を取り、現代は「VUCAの時代」といわれる。次の一年を予測することすら難しい時代だ。昨年の元日、今の世界の危機を誰が予測し得ただろう▼未来への見通しを立てることが困難な時、社会は不安に覆われる。だが、未来は予測が決めるわけではない。「今、どうするか」の先にある。大いなる希望を抱き、前へ進む。その行動が未来を創造する▼「元朝に 祈るアジアの 広布かな」。60年前の1961年(昭和36年)元日、池田先生は詠んだ。この年、先生は初のアジア訪問へ。それは、日蓮大聖人の「仏法西還」、恩師・戸田先生の「アジアの民に 日をぞ送らん」との悲願を実現する平和旅であった▼このインド訪問時、同国にメンバーは一人もいなかった。先生はガンジス川のほとりで、未来を見据えた。「無数の地涌の菩薩を出現させてみせる」——と。その誓いに呼び出されたかのように今、インドの大地には幾十万の地涌の陣列が誕生している▼「希望・勝利の年」の幕が開けた。コロナ禍によって、「利他」「連帯」という普遍的な価値を社会の礎とする、新たな時代への転換を迫られている。この一年を、人類の宿命転換を成し遂げる元年に——その決意で祈り出発したい。(芯)
寸鉄 2021年1月1日
さあ万代の広布へ勝負の10年。自分が主役の気概で堂々と!誓願抱き進め
山に山をかさね波に波をたみ—御書。嵐は誉れ。題目第一の勇者は負けず
「婦人部」「男女青年部」結成70周年。師弟直結の人材城こそ希望の砦なり
本年で本紙創刊70周年。全読者の皆様に大感謝。励まし送る紙面充実誓う
あす「箱根駅伝」の号砲。走者よ悔いなく。われらも勝利の頂へダッシュ!
☆池田大作先生が「新年の歌」
大聖と
共に師子吼の
わが創価
人類高め
平和の宝処へ
妙法の
三変土田の
大光を
あの街この国
地涌の我らは
時は今
万事を頼む
愛弟子よ
勝って築けや
青年の大城を
二〇二一年 元旦
本年は、学会創立100周年に向かう「勝負の10年」の初陣となる一年。
一人一人が人間革命の実証を打ち立て、地域社会に善友の連帯を広げながら、「広宣流布」即「世界平和」の潮流を大きく起こしていこう!
立正安国の旗を掲げて勇猛精進の一年に池田先生と対談したトインビー博士は、文明の興亡と高等宗教の誕生の関係を明かした独自の史観で、歴史学に巨歩をしるした。
いわく"全ての文明の盛衰は、環境の大きな変化などの「挑戦」に、いかに「応戦」するかで決まる"と。そして人類の危機を救う可能性を持つ高等宗教として、東洋の大乗仏教に注目した。
翻って現代に目を向ければ、世界規模での感染症の流行、気候変動による災害の激甚化等、人類は今、幾多の試練に直面している。
こうした未曽有の挑戦に、どう応戦していくのか——先行き不透明な時代にあって、「創価の連帯こそが、社会を支える力」(ノーベル平和賞受賞者・エスキベル博士)、「創価学会の存在は、世界にとって大きな希望」(東京大学・市川裕名誉教授)等、192カ国・地域に広がる人間主義のネットワークに期待が高まる。
日蓮大聖人の御聖誕800年など、幾重にも意義深き節目を刻む本年。全世界の同志と共に、立正安国の旗を掲げる我らの祈りと勇気の師子吼で、社会に「希望」を送り、人類の宿命転換という「勝利」へ勇猛精進する一年にしていきたい。
大白蓮華巻頭言2021年1月号 人間尊敬の師弟旅を勇敢に!
広宣流布は、久遠元初より木来永遠に前進しゆく師弟旅である。来る年来る年、新たな地涌の友を招き寄せ、さらに強くスクラムを組み、明るく賑やかに進むのだ。
法華経二十八品の最終章に、無量百千万億の種種の音楽を奏でつつ大勢の仲問と駆けつけたのが、普賢菩薩である。普賢菩薩は遅れて来たことを収り返すような意気込みで、師と仰ぐ釈尊に誓いを立てた。
「閻浮提の内に、広く流布せしめて、断絶せざらしめん」
世界広布の誓願を、師はこの上なく喜び讃えられた。そして最後に、普賢をはじめ弟子一同に留められたのが、「当起遠迎、当如敬仏」の八字だったのである。すなわち、妙法受持の人を大切に守護し、「当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし」との遺誡である。
日蓮大聖人は、この「当起遠迎、当如敬仏」の教えを「最上第一の相伝」とされ、「釈尊八箇年の法華経を八字に留めて末代の衆生に譲り給うなり」(P781)と仰せである。
釈尊そして御本仏からの「最上第一の相伝」を、そのままに実践し抜いてきたのが、我ら創価の師弟の誉れだ。
「貧乏人と病人の集まり」との揶揄をむしろ誇りとし、宿命と戦い大法を弘める健気な庶民を最大に敬ってきた。
とともに「一切衆生に仏性あり」(P1382)との大確信に立って、あらゆる差異を超えて「人問尊敬」の対話を貫き、平和・文化・教育の次元で人類を結んできたのだ。
法華経の真髄が脈打つ学会と世界広布に生きる。その時、自他共に最極の生命を開き、無量の功徳を生み出せる。功徳は、自らの行動そのものから発し広がるものだ。
一九五一年(昭和二十六年)の一月六日、戸田先生は事業の最大の窮地にあって、私に一切の後事を託された。
「私の、この世に生まれた使命は、また君の使命なんだよ」「強く、強く、一緒に前へ進むのだ!」
この師弟の覚悟から全てを打開し、第二代会長就任の五月三日を飾って七十年。全世界の"山本仲一"たちと「普く賢い」英知を地球社会にいよいよ光らせゆくのだ。
感激の
同志と共に
春の曲
普賢の智慧で
闇を晴らして
☆2021年 主な学会史
「大阪の戦い」65周年
「山口開拓指導」65周年
<1〜2月>
アジア初訪問60周年
<3月5日>
壮年部結成55周年
<4月20日>
聖教新聞創刊70周年
<5月3日>
戸田城聖先生第2代会長就任70周年
<5月5日>
「創価学会後継者の日」制定45周年
<5月19日>
創価学会常住御本尊記念日70周年
<6月6日>
牧口常三郎先生生誕150周年
<6月10日>
婦人部結成70周年
<7月11日>
男子部結成70周年
<7月19日>
女子部結成70周年
<8月5日>
「母」の歌発表45周年
<9月26日>
米ハーバード大学での初講演30周年
<10月>
欧州初訪問60周年
<11月28日>
「魂の独立」30周年
<12月10日>
長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」発表40周年
☆〈学ぼう 1月の学会史 2021〉
◎1・1 小説『人間革命』連載開始
1965年(昭和40年)元日、池田大作先生が法悟空のペンネームでつづった小説『人間革命』の連載が聖教新聞紙上で開始。93年2月11日に連載回数1509回(全12巻)で完結。続編の『新・人間革命』は2018年9月8日、6469回(全30巻)で完結した。
※参考資料=小説『新・人間革命』第9巻「衆望」/VOD【広布史】「小説『人間革命』の執筆」
◎1・2 池田先生が男子部の第1部隊長に就任
1953年(昭和28年)1月2日、25歳の池田先生が男子部の第1部隊長に就任。翌54年3月までに、部員数を当初の4倍近くにまで拡大した。
※参考資料=『新・人間革命』第17巻「民衆城」
◎1・10〜15 雪の秋田指導
1982年(昭和57年)1月10日からの6日間、池田先生は障魔の嵐に耐えた秋田の同志のもとへ。渾身の励ましを送り、正義の勝ち鬨を上げた。
※参考資料=『新・人間革命』第30巻〈下〉「勝ち鬨」
◎1・14 「さんふらわあ7」号で四国の同志が師のもとへ
1980年(昭和55年)1月14日、第1次宗門事件の渦中、四国4県の代表約800人が客船「さんふらわあ7」号に乗り、池田先生の待つ神奈川を訪れた。同年5月にも2度、訪れている。
※参考資料=『新・人間革命』第30巻〈上〉「雌伏」
◎1・15「中等部結成記念日」
1965年(昭和40年)1月15日、中等部結成を記念する集いが全国で行われた。
※参考資料=『新・人間革命』第9巻「鳳雛」
◎1・25 「大阪事件」無罪判決
1957年(昭和32年)7月3日、池田先生は参議院大阪地方区の補欠選挙における選挙違反という事実無根の容疑で不当逮捕された。15日間に及ぶ獄中闘争の後、7月17日に出獄した。4年半の法廷審理を経て、62年1月25日、大阪地裁の無罪判決が出た。同年2月8日、検察は控訴を断念し、無罪が確定した。
※参考資料=『新・人間革命』第5巻「獅子」/VOD【広布史】「信心しきった者が勝つ」
◎1・26「SGIの日」
1975年(昭和50年)1月26日、グアムに世界51カ国・地域の代表が集まって開かれた第1回「世界平和会議」で、「SGI(創価学会インタナショナル)」が発足。池田先生はこの日に寄せ、83年から毎年、記念提言を発表している。
※参考資料=『新・人間革命』第21巻「SGI」
◎1・28 アジア初訪問60周年
1961年(昭和36年)1月28日、池田先生は、東洋広布を熱願していた第2代会長の戸田城聖先生の思いを胸に、アジアを初訪問。2021年1月で60周年となる。
※参考資料=『新・人間革命』第3巻「仏法西還」「月氏」「仏陀」「平和の光」
♪「希望・勝利の年」が開幕! 明けましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。(^^♪