2021年1月22日金曜日

2021.01.22 わが友に贈る

混迷の時代にこそ
生命尊厳・万人尊敬の
仏法の哲学が光る。
諦めの無明を打ち払い
輝く未来を共に開こう!

可延定業書 P986
『命と申す物は一身第一の珍宝なり一日なりともこれを延るならば千万両の金にもすぎたり』

【通解】
命というものはわが身にとって第一の珍宝である。たとえ一日であっても寿命を延ばすならば、千万両の金にもまさるのである。

名字の言 被爆し、やけどの痕が残った指で 2021年1月22日
「アメリカの良心」とたたえられたノーマン・カズンズ博士の自宅を、ある友人が訪ねた折のこと。友人の妻が背中の痛みを訴えた。この時、博士の養女であるシゲコ・ササモリさんが指圧をほどこした▼ササモリさんは13歳の時、広島で被爆。10年後、ケロイド治療で広島から渡米した。しかし指には、やけどの痕が残り、右手の小指と薬指は曲がったまま。その指で、夫人に指圧するササモリさんの姿を見て、友人は涙が止まらなかった▼ササモリさんは自身の被爆体験を、さまざまな場で語ってきた。かつてアメリカ創価大学で開催された「平和の文化」シンポジウムで、「戦争が始まってしまえば、みんな被害者。アメリカの兵士にも戦争の犠牲者がいる。だから、私はアメリカのことを恨んでいません」と▼この言葉を語るまでに、どれほどの心の葛藤があっただろう。加害・被害の恩讐を乗り越える努力を積み重ね、同じ人間として、核兵器の非人道性を直視する。それが、恒久的な世界平和を建設する出発点となる▼きょう、「核兵器禁止条約」が発効する。後世、核兵器の「保有」から「廃絶」への大きな転換点といわれる日にしなければならない。そのために「地球益」に立脚した「行動の連帯」を足元から広げたい。(澪)

寸鉄 2021年1月22日
"核禁条約"発効。人類の生存権を脅かす絶対悪—原水禁宣言の精神が具現
「今日蓮等の類は不軽なり」御書。自他共に仏性あり。希望灯す励ましを
「高知青年部の日」。魁の闘志は赤々と。祈り、智慧湧かせ勇気の対話を拡大
マスクの正しい着用で感リスク低減。鼻を隠す、裏表確認など基本を徹底
長時間の座位姿勢は疾病の危険増。在宅勤務時は適度に運動取り入れ賢く

☆四季の励まし 「偉大な目標」が人間を偉大に 2021年1月17日
◇池田先生の言葉
目標をもつ時、
未来の大空に太陽は輝き、
美しき希望の虹がかかる。
人生に目標があれば、
歩みの一足一足に
力があふれる。

偉大な人間だから
偉大な仕事を成し遂げ
られるのではない。
偉大な目的を目指すから、
人間は偉大になれる。

創価学会が目指す
根本の目的は何か。
それは、
人類の幸福と平和である。
自他共に
生きていること自体が
愉快で、楽しいという
境涯を開いていくことだ。
「広宣流布のため」という
最も偉大な目標に
向かって進めば、
その人自身が偉大になる。
大きな目標が、
大きな希望となる。

広宣流布は
前代未聞の大業であり、
道なき道を開き進む
労作業である。
その道を切り開くには、
人を頼むのではなく、
皆が自発・能動の信心で、
一人立つことである。
自らが目標を定め、
主体者となって取り組む
活動には歓喜がある。

昨日の自分と比べて、
今日の自分は進んだか。
先月の自分と比べて、
今月の自分は進んだか。
去年の自分と比べて、
今年の自分は進んだか。
自分と他人とを
比べるのではなく、
自分の
過去と現在と未来の前進を
比べることである。

歴史とは、
新しい一歩一歩の
積み重ねである。
遙かな未来も
「今」という
一瞬から始まる。
「今」が旅立ちの
第一歩となる。
永遠なる平和絵巻を
織りなすには、
胸中に
勇気の太陽を輝かせ、
希望の虹を描いて
「今」を勝つことだ。

【写真説明】緑の芝生とプラタナスの木々が陽光に映える。首都ロンドンから西へ36キロ。イギリス王室の居城・ウィンザー城の南側の城門の前に立つと、一本の道が真っすぐに延びていた。1991年(平成3年)6月、池田大作先生がシャッターを切った。
池田先生は同国を訪問した折、国家指導者や各界の識者らと相次いで会談し、友情と信頼の絆を結んだ。そして、その合間を縫って、同志のもとへ足を運び、渾身の励ましを送った。
「一対一の対話」こそ、あらゆる差異を超え、分断から結合へ進む「平和への大道」である。師が示したこの道を、私たちも朗らかに進もう。「広宣流布」という偉大な目標に向かって——。

☆広布史アルバム� 楽土・北九州
◇時代建設の先駆者たれ
<九州の使命は永遠に「先駆」である。その九州にあって、広布勝利の黎明を告げてきたのが、北九州の友だ。
1983年(昭和58年)12月8日、池田先生は北九州文化会館(現・北九州平和会館)での勤行会で訴えた>

御本尊には無量無辺の功徳と絶大なる力があられる。また、妙法は、宿命転換と所願満足への大法である。ゆえに何があっても、信心は一歩も退いてはいけない。ひたすら御本尊に南無し奉り、唱題を重ねていくことだ。
御書に「地獄の苦みぱっときへ」(1000ページ)と仰せのごとく、たゆみなき信心さえあれば、かならず宿業を消し、宿命を転換し、所願満足の人生に入っていけることは間違いないのである。それを確信し、つねに一歩前進の潔き信心であっていただきたい。
(中略)純粋にして真剣な、清新にして躍動の信心を、忘れないでいただきたいのである。

<21世紀が開幕した直後の2001年(平成13年)1月、先生は随筆に、北九州の友への深い期待を記した>

一九〇一年(明治三十四年)二月の五日、現在の福岡・北九州の八幡に、新たな世界を錬成し、新たな世紀を動かす、灼熱の炎が燃え始めた。
この日、溶鉱炉に火入れが行われ、有名な「八幡製鉄所」の操業が開始されたのである。この真っ赤にたぎる溶鉱炉の中から、近代化を急ぐ二十世紀の日本が、唸りをあげて回転していったといってよい。
終止符を打つことのない、この怒濤のごとき作業に、敢然と立ち向かい、飛躍の戦いは始まった。「先駆」の二字は、北九州の歴史に、鋭く刻印されたのである。
(中略)今、「戦争の世紀」の鞭を打つ悲鳴を超えて、人類は、「対話と共生の世紀」へ、「平和の世紀」へ、大きく舵を取り始めた。
その時代建設の先駆として、熱血の魂と鋼鉄の信念で、生き生きと立ち上がったのが、わが北九州の同志である。

<今、北九州の友が目指す「広布の山」は、学会創立100周年の2030年。その初陣を飾る本年は、長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」の発表から40周年の佳節を迎える。
「先駆の中の先駆」の誇りに燃え、北九州の友は、きょうも「誓願の師弟旅」を朗らかに進む>