人生は「桜梅桃李」。
誰かと比べるよりも
昨日の自分に勝とう!
日々 決意新たに
勇猛精進の歴史を!
種種御振舞御書 P921
『病の起りを知らざる人の病を治せば弥よ病は倍増すべし』
【通解】
病気の原因を知らない人が病気を治療すれば、いよいよ病気は倍増するであろう。
名字の言 英国の作家・スティーブンソン「生きる力をくれる日本の英雄」 2020年7月22日
「彼のような魂の持ち主は、不遇によって打ち砕かれたりはしない」——今から140年前、英国の作家・スティーブンソンが、文学雑誌に日本人の伝記を書いた。タイトルは「ヨシダ・トラジロウ」。すなわち幕末の思想家・吉田松陰である▼スティーブンソンが松陰を知ったのは、英国に留学していた松陰の門下生・正木退蔵と出会ったことに始まる。正木が語る松陰の人生に、彼は深い感銘を受けた。伝記を書いた後、友人への手紙に「生きる力を与えてくれる日本の英雄の話」と記している▼正木が松下村塾に入門したのは十代前半。在籍した期間は、わずか数カ月という。だが、松陰という人格に触れた感動は、時を経て色あせるどころか、言葉も風習も違う異国の作家の心をも動かした(よしだみどり『知られざる「吉田松陰伝」』祥伝社)▼精神的な触発に、出会う回数は関係ないのかもしれない。たった一度の出会いでも、短時間の語らいでも、人生を変えることがある。その歓喜と感動は、時間や空間を超えて広がっていく▼学会には、池田先生の励ましを、生涯の宝とする多くの友がいる。師弟の原点に常に立ち返り、挑戦を重ねる——求道の心が燃えている限り、いかなる不遇や逆境にも、決して負けることはない。(嶺)
寸鉄 2020年7月22日
人間革命の挑戦こそ真の民主主義を築く力—博士民衆が主役の時代を創出
鼓笛隊の日。試練の時も希望の連帯広げる平和の天使。健康と勝利あれ!
一言の励ましで何という結果がもたらされるか—詩人。一瞬一瞬に心込め
外出自粛で親子関係円満になった—4割。有意義な語らいで和楽の土台に
ストレスをバネにできる人は幸福度も高い—研究負けじ魂を燃やして前へ
☆四季の励まし 御書を開けば希望が輝く 2020年7月12日
【写真の説明】笛吹市にある学会の山梨教学研修センター。その上空に、七色の虹が輝く。1999年(平成11年)9月、池田大作先生がカメラに収めた。
この2年前、池田先生は同センターを初訪問。「立正安国論」を拝しつつ、日蓮大聖人の御精神のままに正義の対話をと呼び掛けた。
7月16日は、大聖人が時の実質的な最高権力者・北条時頼に「立正安国論」を提出された日である。本年で、760年の歴史を刻む。
立正安国論に曰く、「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を祷らん者か」(御書31ページ)——あなたは、一身の安泰を願うなら、まず世の静穏、平和を祈るべきである、と。御書根本に、社会の安穏を祈り、友の心に希望の虹をかけていこう。
◇池田先生の言葉
人間が生きるには、
人との協調や気遣い、
また、礼儀やマナー、
支え合い、助け合いが
不可欠である。
その心を育むには、
人間をどう捉えるか
という哲学が必要である。
まさに、
それを教えているのが
仏法なのである。
御書には、
病苦や生活苦、
家族の看病や介護、
愛する人と別れる悲しみ、
親子の葛藤、
仕事・職場の圧迫等々、
千差万別の試練に直面した
門下への励ましが
満ち溢れている。
御書を開けば、
御本仏の
大生命の赫々たる陽光を
浴びることができる。
どんな不幸も、
どんな宿命も
勝ち越えていける勇気が、
智慧が、希望が
限りなく湧いてくるのだ。
御書を拝せば聡明になる。
心が美しくなる。
その一文字一文字は、
日蓮大聖人の
師子吼であられる。
一文でも、一節でもいい。
声に出して拝読し、
生命に
刻みつけていくことだ。
私も青年部時代の
激闘の中で、
日々、御書を開き、
日記などにも
要文を抜き書きした。
御書には、
魂の滋養が満ちている。
教学を学ぶ人は、
「哲学者」である。
哲学とは、よりよく生きる
「智慧」である。
戸田先生は
「仏法で学んだことは、
どしどし口に出して
話しなさい。
そうすれば、
やがて身につくものです」
と語られていた。
教学は、どこまでも、
「実践の教学」であり、
「広宣流布の教学」である。
正義を学び抜き、
生涯不退の原点を
築いていただきたい。
〈社説〉 2020・7・22 きょう「鼓笛隊の日」 2020年7月22日
社会に希望弾むメロディーを
生命が躍動するメロディーとリズム。清新かつ華麗な舞——。
きょうから7・22「鼓笛隊の日」を記念する演奏動画が聖教電子版で視聴できる。これは、全国の隊員が各人の自宅等で学会歌メドレーを演奏し、その模様を収めた動画を合わせて一つに編集されたもの。またメンバーは、配信された動画に合わせて自宅で演奏・演技することで、"鼓笛隊総会"の意義をとどめる。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、練習や会合は中止に。一人一人が個人練習に励みながら、今できることに挑戦している。あるメンバーは友人へ、心に刻んだ聖教新聞の記事などをSNSで送っている。またある友は、かつてないほど真剣な祈りに挑戦し、転職を勝ち取った。"鼓笛姉妹"は、縁する一人一人に希望を届けようと奮闘する。
そんな彼女たちは、小説『新・人間革命』を何度も読み返してきたという。
1956年(昭和31年)9月、鼓笛隊の初出動の模様を聞いた山本伸一は期待を寄せた。「いつか、世界一になればいいんだ。鼓笛隊は、必ずそうなる。私は確信しているよ。(中略)世界一になるには、なんのためかという、崇高な目的が必要だ。目的があいまいであれば、自分の本当の力を出し切ることはできない」(第14巻「使命」の章)
さらに79年(同54年)、第3回鼓笛隊総会に出席した伸一は呼び掛ける。「皆さんの美しい演技の裏には、どれほど厳しい修業があり、根性と忍耐をもって技術を磨き、挫けずに前進してきたことか。人生もまた、美しい開花の裏には苦闘がある」(第30巻<上>「雌伏」の章)
師の心に触れた友は、「読むほどに、鼓笛隊の使命の大きさ、池田先生の真心が響き、何度も胸が熱くなりました。今は、演奏に込めるべき心を確かめ、磨く大切な時間です」と前を向く。
メンバーと同世代で、白血病と闘う競泳女子の池江璃花子選手。今月、病の公表後初めて練習を公開した。「もしかしたらもう元には戻れないという気持ちもある」との不安とともに、「病気の人たちにも、ここまでまた強くなれるんだよということを知ってもらいたいし、中途半端なまま水泳を終わらせたくない」と(「毎日新聞」7月3日付)。その負けない心に胸を打たれる。
なぜ、鼓笛隊の演奏が人々の心に響くのか——。それは、さまざまな悩みに直面しながらも、広布のため、前へ、前へと進もうとする不屈の心が燃えているからではないだろうか。目の前の"一人を励ましたい"という慈悲の心を胸に尊き青春を歩む友たちが奏でる妙音は、社会に希望のファンファーレを轟かせる。