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報恩抄 P314
『「法華経を讃むると雖も還て法華の心を死す」等云云、此等をもつておもうに法華経をよみ讃歎する人人の中に無間地獄は多く有るなり』
【通解】
「法華経を讃むるといえども、かえって法華経の心を死す」等と。
これによって、つくづくと思うのは、むしろ法華経を読み法華経を賛嘆する人々の中に、かえって無間地獄におちる人が多くあるのである。
名字の言 ハスの一種「中日友誼蓮」が誕生した逸話 2020年7月5日
間もなく見頃を迎えるハスの一種に、「中日友誼蓮」がある。1963年の秋、中国で中日友好協会が発足。この時、植物学者の大賀一郎博士は、同協会の名誉会長に就任した郭沫若氏に、「大賀ハス」の実を贈った▼博士の真心を、氏は喜び、「大賀ハス」は北京や杭州など、中国の10カ所で植栽された。その後、ハスは中国内で中国古代蓮と交配され、「中日友誼蓮」と名付けられた新品種が誕生。66年に、その種が中国から日本に届けられた▼「ハスは平和の象徴なり」が、大賀博士の信念だった。中国にハスを贈った際、その言葉を認めた書も届けている。日中関係の先行きが見えない中、ハスの花は両国間の友好を願う人々の心を結ぶ希望でもあった▼中国・周恩来総理の先祖といわれる思想家・周敦頤は、「愛蓮の説」という文に記している。「蓮の淤泥より出でて染まらず、清漣に濯われて妖ならず」(蓮の花は泥の中から出ても泥に染まらず、清らかなさざ波に洗われても妖しい美しさがない)▼泥中に根を張り、清らかに咲く蓮の花のように、困難な現実にも諦めず、理想を求めて強く、気高く生きていく——法華経が説く「如蓮華在水」の法理のままに、平和と幸福の花を咲かせる人生ほど、美しいものはない。(芯)
寸鉄 2020年7月5日
学会の強みは青年が支えていること—恩師。さあ青年の月から友情を拡大
宮城女性の日。不撓不屈の信心!勇気の励まし!婦女一体で地域に希望を
「娑婆世界は耳根得道の国なり」御書。故に一本の電話も大切に。大誠実で
志があれば努力への刺激に—作家。立正安国の理想を胸に。祈りから出発
生活習慣病患者の2割がコロナ恐れ、通院自粛と。自己判断せず医師に相談
☆みんなで学ぶ教学 第8回 難を乗り越える信心
◇試練に打ち勝ち境涯を開こう
今回の「みんなで学ぶ教学」は「難を乗り越える信心」がテーマです。日々、仏道修行に励む中で、"なぜ"という窮地に立たされることがあります。幸福になるために信心に励んでいるのに、どうして試練に直面するのでしょうか。さて、なにやら上機嫌なカツヤさんがいます。
カツヤ ユタカ支部長! 仏法対話に挑戦しようと決意していたのに、なぜこんなことに……。
ユタカ カツヤくん。それはショックだよね。気持ちは分かるよ。でも、そんなことでせっかくの決意を失ってはいけないよ。
私も"もっと広宣流布のために頑張ろう"と決意した直後、突然病気で入院することになって、同じように思ったことがあったなあ。
カツヤ ユタカ支部長でも「信心しているのに、なぜ」と思ったことがあるんですね。
ユタカ もちろんあるさ。でも、先輩や同志の励ましで、"絶対に負けられない"と毎日真剣な唱題に挑戦するようになったんだ。今は治って前よりも元気だし、病気のおかげで信心の確信が深まったと感じているよ。
カツヤ そんなことがあったんですね。でも、どうして頑張ろうと思った時に邪魔されるんですか?
ユタカ それを仏法では「魔」というんだ。信心を実践し、自身の生命を変革しようとしている人には、それを阻もうと「魔」が競い起こるんだ。
御書に「行解既に勤めぬれば三障四魔紛然として競い起る」(御書1087ページ)とあるように、信心が深まると「三障四魔」というさまざまな障害が必ず現れる。
試練に直面したということは、カツヤくんが前進しているということなんだ。
カツヤ そうなんですか? 三障四魔は、3と4で7種類あったりするんですか?
ユタカ 鋭いね! 「三障」とは「煩悩障」「業障」「報障」のことで、「障」とは、障り、妨げということなんだ。
「四魔」には「陰魔」「煩悩魔」「死魔」「天子魔」があるんだ。「魔」とは、仏道修行者の生命から、輝きを奪うはたらきのことだよ。
カツヤ なんか全部、強そうですね……。
ユタカ 例えば、インターネットの動画に夢中になって勤行を忘れたり、上司や家族に信心を反対されて不安になったり、さまざまな形で現れるんだよ。
カツヤ えー。なんか負けそうです。
ユタカ 大事なことは、魔を魔と見破ることだよ。日蓮大聖人は「難来るを以て安楽と意得可きなり」(同750ページ)と仰せなんだ。
信心に励んでいる時に起こる難は、例えるなら、自転車に乗っていて、長くて急な坂道に遭遇するようなものだよ。でも、その坂を登り切った時に、見晴らしの良い景色が広がる。心がぱっと明るくなるだろ。苦難の坂を登り切ることで、境涯を大きく開いていけるんだ。
やがては、どんな坂でも登っていける力が付く。何があっても人生を楽しんでいくことができるんだ。
カツヤ 最近、自転車で通勤しているので、実感があります。「難」が起きたとしても、乗り越えればいいんですね。
ユタカ そうだね! "勤行しようかな""学会活動をがんばろうかな"という時に、それを妨げることが起きたら、まずは「三障四魔だ!」と見破っていくことだよ。そして「成長している証し」と、負けずに信心に挑戦していこう。
池田先生は「正しいからこそ、苦難がある。戦うからこそ、悩みも大きい。その試練を乗り越える中で、一段と境涯が開かれる」と指導されているよ。
カツヤ 「対話は諦めよう」と思った今が、成長のチャンスなんですね! さっそく決意の唱題をしようと思います。
ユタカ すばらしいね。じゃあ"同盟唱題"しようか!
☆質問BOX 家族や周囲から信心を反対されます。 2020年6月27日
【質問】家族や周囲から信心を反対されます。
【回答】
親しい人から反対されるのはつらいものです。しかし、反対されるということは、"自分のことを真剣に思ってくれている"と考えることもできます。親しい人からの批判や反対のほとんどは、創価学会に対する無認識から生じた、誤解によるものです。
大事なことは、自分自身が信心によって成長することです。その中で"消極的な自分が積極的に変わった""思いやりをもって行動できるようになった"という「人間革命」の姿が、必ず周囲の誤解を解いていきます。それこそが本当の意味で、家族や友人を大切にすることになります。
池田先生は「決して焦ることはない。まず、自分が立派に成長する姿を見せて、安心してもらうことだ」と語っています。
真心が家族や友人に伝わるよう、焦らず日々の学会活動に挑戦していきましょう。