試練が人を強くする。
苦労が大きいほど
境涯は大きく広がる。
変毒為薬の妙法で
全てを人間革命の劇に!
日女御前御返事 P1244
『かかる御本尊を供養し奉り給ふ女人現在には幸をまねぎ後生には此の御本尊左右前後に立ちそひて闇に燈の如く険難の処に強力を得たるが如く彼こへまはり此へより日女御前をかこみまほり給うべきなり』
【通解】このような(尊い)御本尊を供養申し上げなさる女性は、今世では幸福を招き寄せ、後生には、この御本尊が左右前後に立ち添って、あたかも闇夜に明るい照明を得たように、また険しい山道で強力を得たように、あちらへ回り、ここに寄り添って、日女御前の周りを取り囲んで必ず守ってくださるでしょう。
名字の言 「百獣の王」と「百花の王」 2020年7月19日
「百獣の王」といえばライオンである。では「百花の王」は?▼答えは「牡丹」。その由来や歴史が、東京富士美術館で好評開催中の「Flower×Flower展」で紹介されている。日本では古来、屛風や陶器、武具などに「師子と牡丹」の組み合わせが描かれてきた。牡丹の夜露が、師子の唯一の弱点である「師子身中の虫」を退治する力を持っている――との言い伝えからだ。「師子に牡丹が加わることで、無敵の強さを持つ」とされてきたのである▼牡丹の花言葉の一つは「誠実」。辞書で意味を調べると、「私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること」とある。なるほど、忘恩や不義不正の「師子身中の虫」を退けて、師子と共に進む"気高き花"として牡丹が描かれるのも、合点がいく。牡丹は別名「富貴花」ともいう▼かつて池田先生ご夫妻は、女子部に美しい友禅画「牡丹」を贈った。その折、先生は「皆が友 皆が幸福 花盛り」との一句を添えた。「学会は師子の団体です」「女子部の皆さんが、一生懸命やってくださっているから、学会は勝ってきた」と語ったこともある▼〽今 師とともに 正義の心で 世界の女性に 平和の世紀を……(池田華陽会歌「華陽の誓い」)。女子部は皆が使命の華である。(之)
寸鉄 2020年7月19日
「いよいよ強盛に大信力をいだし給へ」御書。これ学会精神。題目また題目
女子部結成の日。広布の花の前進は創価の希望。華陽姉妹のスクラム固く
記念映像上映に感動の声続々。立正安国こそ使命。師と共に進む誉れを胸に
己をつくる努力は己にしかできぬ―宇宙飛行士。今だからできる挑戦を!
浸水被害は防災地図の想定エリアで発生と。続く長雨。避難経路等、再確認
☆四季の励まし きょう「女子部結成記念日」――全員が幸福の人生を 2020年7月19日
【写真の説明】赤、白、黄色……。ハイビスカスの花が、鮮やかに咲き誇る。先月27日、池田大作先生が都内でシャッターを切った。
アメリカのハワイ州では州花、マレーシアでは国花に指定され、"偉大な花"とたたえられるハイビスカス。見る人に希望と安らぎを与える。
きょう7月19日は、"創価の花"である女子部の結成記念日。池田先生はつづった。「広宣流布に生きゆく創価の乙女の命それ自体が、最も明るい『太陽』であり、最も浄らかな『蓮華』である。すなわち『華陽』そのものの生命なのである」
ハイビスカスの花言葉に「常に新しい美」と。さあ華陽姉妹と共に、新たな人間革命のドラマをつづり、信頼と友情の花を咲かせていこう。
◇池田先生の言葉
女性の声が朗らかに響き、
女性の智慧が
伸びやかに発揮される。
そこにこそ、
人類の文明の光はある。
今、私と妻の
何より心弾む喜びは、
日本中、世界中で、
花の女子部が
溌剌と躍動して、
平和と幸福の連帯を
広げてくれていることだ。
勇気ある信心の乙女が
一人立ち上がれば、
そこから
希望が生まれ、
喜びが生まれる。
家庭でも、
職場でも、
地域でも、
聡明な
福徳の女性がいれば、
未来へ
確かな繁栄の陽光が
輝いていくのだ。
幸福は遠くに
求めるものではない。
自分自身の
生命のなかにあることを
知らなければならない。
青春時代に、
この一点を深く深く
確信できるかどうかで、
人生の幸・不幸、
そして
勝敗は決まるのだ。
どうしたら、
女子部が
自信をもって力を発揮し、
伸び伸びと
進んでいけるか――
皆が心を尽くし、
智慧を出すのだ。
女子部を守り、
皆で応援していきたい。
広布の門を
開いてくれるのは、
この方々しかいない。
わが女子部の一人一人が、
今を生き抜き、
現在「この時」に
勝利することが、
一生を決定し、
未来永遠の勝利を
決定づけていくのだ。
幸福の博士!
日本一の女子部、万歳!
悔いなき青春を!
一人ももれなく
幸福の人生を!
〈社説〉 2020・7・19 きょう女子部結成記念日
2020年7月19日
教学が幸福の"芯"を築く
きょう女子部は、結成記念日を迎えた。1951年(昭和26年)7月19日。第2代会長・戸田城聖先生のもと、当時の学会本部に74人の女性が集った。
「女子部は一人も残らず幸福に」――戸田先生は、いかなる試練にも負けない自己を築き、崩れざる幸福を打ち立てるため、「女子部は教学で立とう!」と訴えたのである。
池田先生も、若い女性たちが仏法の最高峰を学び、自身の「芯」を確立する生き方を願い、励ましを送ってきた。その心を受け継ぐ華陽の友は、御書を繙き、励まし合い、幸福の拡大に努めてきた。
コロナ禍の影響で、行動が制限される今、生活や社会のあり方に変化が求められている。その中でも、多くの女子部員が"教学第一"の永遠の指針を胸に、「女子部オンライン講義」をはじめ、工夫を凝らしながら活動を展開している。
その柱となっているのが、「池田華陽会御書30編」の読了運動である。
長崎総県女子部は、"一人でも多くの友が御書に親しんでほしい"と、オンラインを活用し、ペアを組んでの研さんに励む。
「一対一だと、質問しやすいし、気軽に感想が語り合える」「互いの悩みを共有でき、絆が強まった」などの喜びの声が寄せられ、研さんに取り組むメンバーは以前と比べ6倍にも増えた。
福岡のあるメンバーは自粛の期間に、じっくりと御書に触れる時間を持てたという。オンラインの集いでは、「御書って、どこを拝しても、常に前向きでプラス思考なのがすごい! 私も友を励ませる人に成長したい」と奮起。多忙な仕事の合間にも御書を拝し、実践に移す求道の姿に触発を受け、一人また一人と研さんの輪が広がっている。
「観心本尊抄」には、「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(御書254ページ)と。
社会的な制約の中で、活路を見いだそうと始めたオンラインでの研さん。だが、実際に進めると、真心が結ぶ絆は試練に負けないという"発見"があった。
教学を根本に現実社会を切り開こうとする努力により、女子部一人一人が尊い使命に目覚め、可能性の扉を開く喜びが広がった。まさに変毒為薬の実践といえよう。
池田先生は、「一人の女性が、使命の大地で勇気に燃えて立ち上がる時、地域も社会も変わり始める。時代は確実に動くのだ」(女子部指導集『華陽の誓い』)と、大きな期待を寄せる。
変化の時代だからこそ、「哲学」と「新鮮な感性」を併せ持つ女性の力が一段と求められている。世界一の生命哲学を持った華陽のスクラムから、希望の新時代を朗らかに築いていきたい。