2020年7月21日火曜日

2020.07.21 わが友に贈る

小さな挑戦の積み重ねが
不動の自己を築く。
日々の目標を明確に
祈り 行動しよう!
そこに無限の成長が!

食物三徳御書 P1598
『食には三の徳あり、一には命をつぎ二にはいろをまし三には力をそう』

【通解】
食には三つの働きがあり、第1には生命を継続させ、第2には体や顔の色つやを増し、第3には心身の力を盛んにする。

名字の言 「思い込み」が人に与える影響とは? 2020年7月21日
効果のない薬も"よく効く"と伝えると、実際に効く。この思い込みの影響をプラセボ効果という。同様に「老いに対する思い込みが記憶に及ぼす影響も馬鹿にはできません」と語るのは、神戸大学大学院の増本康平准教授▼若年者から高齢者までを2グループに分け、記憶に関する同じ課題に取り組む実験。一方には"記憶の調査"、もう一方には"学習機能の調査"と伝えた。すると前者では若年者が好成績を収め、後者では年齢差は認められなかった▼高齢者の記憶力を低下させた要因に、"老いると記憶力が衰える"との否定的な思い込みがあると氏は言う。「(加齢による)さまざまな変化を受け入れ、自分を肯定的に評価することが、思い込みによる記憶力の低下を防ぐ」と(『老いと記憶』中公新書)▼"できない"と思えば、力はあっても出なくなる。池田先生は語る。「一念が変われば、一切が、その方向に動き始める。『よし!』と決めた瞬間、全神経が、ぱーっと、その方向に向く。『だめだ』と思えば、その瞬間に、全神経が萎縮し、本当に『だめ』な方向に向かっていく」▼どんなに選択肢が限られた状況でも、できることは必ずある。自分を信じ、前向きに行動を開始すれば、新しい世界が開けていく。(銘)

寸鉄 2020年7月21日
「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」御書。立正安国の対話を今こそ
関西が記念月間。現場の知恵光る励まし拡大運動師弟不二の勝利の道進め
中高生の英語力が向上—調査。地球化時代を担う世代の成長が未来の希望
気温の変化大、熱中症に注意。室内でも多く。冷房など活用し賢く健康維持
公明党は最も困難な人に寄り添う事で一貫—識者死力尽くし期待に応えよ

☆池田華陽会御書30編に学ぶ 千日尼御前御返事(上)(雷門鼓御書) 2020年7月11日
◇勇気凜々と"信心の挑戦"を
今月と来月は、「千日尼御前御返事」を学びます。
池田先生は、本抄の講義の中でつづられました。
「一人の宿命転換は、全人類の宿命転換の道を開きます。創価の婦人部・女子部こそは、その根本的な変革のトップランナーです」
「『法華経の師子王』を持った女性の活躍が、どれほど大きく世界を変えていくか。創価の女性のスクラムは、その重大な使命を果たしゆく、世界の宝の存在なのです」
妙法こそ、幸福勝利を開く源泉であるとの確信を深め、誓い新たに7・19「女子部結成記念日」へ前進していきましょう!(今月の拝読範囲は1315ページ冒頭〜1316ページ10行目「甘露となる是なり」です)

◇本抄について
本抄は、弘安元年(1278年)閏10月19日、日蓮大聖人が身延で認められ、山海に隔てられた佐渡の地に住む、門下の千日尼に送られたお手紙です。
千日尼は、大聖人が佐渡に流されていた時、夫の阿仏房と共に弟子となり、命を懸けて大聖人をお守りしました。
大聖人が身延に入られた後も、夫妻は使命に燃えて、佐渡の広宣流布の中心者として活躍します。さらに、夫の阿仏房が、幾たびも遠路はるばる大聖人をお訪ねし、御供養の品をお届けしました。
本抄で大聖人は、毎年のように阿仏房を送り出してきた千日尼の真心を称賛され、"妙法を持つ女性は必ず幸福になる"と最大に励まされます。
また、「雷門の鼓」が千万里の遠くにあっても瞬時に聞こえるように、いかなる距離も超えて、師弟の心はつながっていることを教えられます。このことから本抄は「雷門鼓御書」とも呼ばれています。

◇御文
『譬えば一の師子に百子あり・彼の百子・諸の禽獣に犯さるるに・一の師子王吼れば百子力を得て諸の禽獣皆頭七分にわる、法華経は師子王の如し一切の獣の頂きとす、法華経の師子王を持つ女人は一切の地獄・餓鬼・畜生等の百獣に恐るる事なし、譬えば女人の一生の間の御罪は諸の乾草の如し法華経の妙の一字は小火の如し、小火を衆草につきぬれば衆草焼け亡ぶるのみならず大木大石皆焼け失せぬ、妙の一字の智火以て此くの如し諸罪消ゆるのみならず衆罪かへりて功徳となる毒薬変じて甘露となる是なり』(御書1316ページ6行目〜10行目)

◇通解
譬えば一頭の師子に百匹の子がいます。その百の子が多くの鳥獣に襲われている時、一頭の師子王が吼えれば、百の子は力を得て、多くの鳥獣は皆、頭が七分に割れます。
法華経は師子王と同じです。すべての獣の頂点となるようなものです。法華経という師子王を持つ女性は、一切の地獄・餓鬼・畜生等の百獣を恐れることはありません。譬えば女性が一生の間に犯す罪は、多くの枯れ草のようなものです。法華経の「妙」の一字は小さな火のようなものです。一面の草に小さな火をつければ、すべての草が焼き尽くされるだけでなく、大木や大石も皆焼け果てます。
「妙」の一字の智慧の火は、一切を焼き尽くす火のようなものです。あらゆる罪が消えるだけでなく、それらの罪はかえって功徳となるのです。「毒薬が変化して甘露となる」とはこのことです。

◇[解説]妙法の智慧で無明を破る
本抄の前半で、大聖人は三世十方の諸仏の名を挙げ、「法華経」はこれらの諸仏の師であり、諸仏は「妙の一字」によって成仏することができたと述べられます。
そして、掲げた御文の直前で、「法華経を供養する人の功徳は、十方の仏や菩薩に供養する功徳と同じである」(御書1316ページ、通解)と仰せです。
佐渡という、遠く離れた所にいようとも、広宣流布の師匠を思う千日尼。大聖人は、その純粋な信心に"宇宙大の福徳が輝いていく"とたたえられたと拝されます。
掲げた御文では、この法華経に供養する、無限の功徳を明かすため、法華経を「師子王」に、また、法華経を持ち、供養する人を「師子の子」に譬えられています。そして地獄・餓鬼・畜生等の不幸の生命を「禽獣(鳥やけもの)」に譬えられています。
どう猛な禽獣が襲い掛かってきても、師子王が吼えれば、同じ力を持つ師子の子は、勇気を奮い起こし、禽獣を打ち破ることができます。
同様に、法華経を供養する人は、妙法の無限の力を得て、不幸の生命を打ち破っていくことができるのです。
続く御文で大聖人は、「妙の一字」の力を「小さな火」に譬えています。小さな火であっても次から次へと「枯れ草」を燃やし尽くしていくように、「妙の一字」には、一生の間の多くの罪を全部消していける功力があると千日尼を激励されます。
さらに、妙法の智慧の火によって多くの草が燃えれば、やがて、大木や大石までもが焼き尽くされると仰せです。
「枯れ草」に譬えられる一生の罪とは、私たちで言えば、日常の悩みや苦しみを指すものと拝することができます。
つまり、一つ一つの悩みを、題目を唱え勝ち開いていく"信心の挑戦"を続ける中で、私たちは不幸の根源である「元品の無明」を打ち破り、宿命転換・一生成仏という大功徳を得ることができるのです。
ここに「変毒為薬」の妙法の偉大な力用があります。
師の励ましを胸に、何があっても勇気凜々と題目を唱え、「人間革命」の勝利の日々を歩んでいきましょう。

★池田先生の講義から
日常の悩みを自行化他の唱題の火で解決していく信心の挑戦をやめなければ、いつしか根深い宿業も燃え尽き、不幸の根源である元品の無明も砕け散っていくのです。そこに、宿命転換・一生成仏という功徳の大輪の花が咲き薫ることは間違いありません。(『希望の経典「御書」に学ぶ』第1巻)
◇ ◆ ◇
 戸田先生は言われました。
「真剣に御本尊に祈り切っていきなさい。この簡単な勝利の原理が、皆、なかなか、わからない。これが遠いように見えても、一番、確実な早道になっていくのです」(中略)
「日蓮大聖人のこの教えは、万人が宇宙大の生命力を発揮する教えであり、この教えによって人類は真の幸福に歓喜できるのである」
信心を貫く女性には、不幸などない。敗北などありません。どんな苦難にも、絶対に負けてはなりません。
「百獣に恐るる事なし」です。断じて断じて、耐えて勝つのです。悲しみの涙を、所願満足の勝利の笑顔に変えゆくのです。(『御書と師弟』第2巻)

研さんのために
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第1巻(聖教新聞社)
○…『御書と師弟』第2巻(同)