2016年5月30日月曜日

2016.05.30 わが友に贈る

◇今週のことば
行動こそ命の誇りなり。
広布のために動けば
ドラマが生まれる。
心の財が積まれる。
勇気凛々と打って出よ!
2016年05月30日

☆四季の語らい
どんなウソの宣伝でも、ただ黙って見ていれば、人々は、それが真実であると思い込んでしまう。戦わずしては正義も敗れる。時に沈黙は、屈服につながることを知らねばならない。

☆女性に贈ることば 五月三十日
花々も、毎日、成長している。あらゆる線の木々も、成長している。
人生もまた、成長である。一日また一日、希望と努力を重ねながら、最上の幸福の自身の運命を築くことだ。
決して性急な跳躍をする必要はない。

☆今日のことば365 五月三十日
自分のなすべきことに情熱を燃やそう。今やるべきことに全力を注げない人に、未来を語る資格はない。足元を着実に固めてこそ、次の大きな飛躍がある。

☆「大阪の戦い」60周年記念特集� 2016年5月21日
◇カンサイは我らの誇り! 世界で輝く関西魂
「大阪の戦い」から60周年を刻み、今や「カンサイ」は世界共通語となり、関西魂は、あの地この地で広宣流布の推進力となっている。
特集�では、海外で活躍する関西出身者による声と、"母国のカンサイ"との誇りで進む友の取り組みを紹介する。

◇スペイン ロシェ婦人部長 イトウ書記長 マツモト芸術部長
「負けたらあかん」の心意気で

ロシェ 私たち3人は、関西出身・関西育ちです。
イトウ 私は両親の仕事の関係で、2歳の時にバルセロナから大阪に移住しました。
信心の原点は、学生部時代に参加した関西文化祭(1990年10月)です。当日まで弘教拡大に走り抜き、池田先生をお迎えした感動が、19歳でスペインに渡ってから現在に至るまで、自身の前進の力になっています。
マツモト 私は20歳まで、関西戸田記念講堂(豊中市)近くの実家に住んでいました。大学卒業後、バレエ留学でベルギーへ。現地で折伏され、後にスペインで入会しました。
ロシェ 私の生まれ故郷は兵庫です。3歳まで神戸で過ごしました。師弟共戦の模範の天地で生を受けたことが、最高の誇りです!
マツモト 神戸といえば、95年1月に発生した阪神・淡路大震災が忘れられません。
前年末から一時帰国していた私は、実家のある地元組織で学会活動に励んでいました。発災後は同志と共に被災地に駆け付け、救援活動に全力をあげました。涙ながらに「絶対に負けへん!」と誓う兵庫の皆さんから、不可能を可能にする「関西魂」を教わった最初の体験です。
その後も帰国のたびに、地域の先輩方から関西の広布史を伺いました。
イトウ 関西とスペインに共通するのは「庶民的な温かさ」と「気さくで飾らない人柄」ではないでしょうか。
だからこそ、権威権力には厳しい。先生が正義の人権闘争を貫かれた「大阪事件」等の歴史も深く理解できる土壌があります。
ロシェ 91年、スペインでは宗門事件の嵐が吹き荒れました。組織は壊滅寸前に陥りましたが、約100人の同志が師と共に再建へ立ち上がりました。
以来、25星霜。「魂の独立」を果たしたスペインSGIは、当時の55倍以上となる大発展を遂げました!
その原動力の一つになったのは、会合や訪問激励の際、先生の著作などを通して、「大阪の戦い」を学び合ったことです。
マツモト 「大阪の戦い」に見る勝利の要諦——それは徹底した「個人指導」だと思います。
先生は、一軒また一軒、一人また一人と、自転車を乗りつぶして、最前線の同志を励まされました。この心を胸に、私たちリーダーは、師匠の名代として、メンバーのもとに足を運んでいます。
イトウ そして、もう一つは「断じて師匠に勝利を報告する」という「弟子の一念」に他なりません。
池田先生は立場や役職ではなく、戸田先生の弟子として、目の前の一人一人を大切にしながら、行く先々で歓喜の波動を起こしていかれました。その執念と気迫を受け継ぎ、スペイン広布の未来を開く決意です。
ロシェ 2007年11月、SGI研修会で来日し、大阪で開催された本部幹部会に出席しました。池田先生から直接、常勝の心を教えていただくことができました。
昨年6月にも、8年ぶりに関西へ。本部幹部会や交流交歓会などを通して、再び「負けたらあかん!」の息吹に触れ、勇気がみなぎりました。
イトウ これからも自身の生命の土台である「関西魂」を明々と燃やし、スペインから欧州、さらに世界へ、人間主義の大潮流を広げていきます!

◇インド ムンバイの友
11万1111人の拡大に先駆

昨年11月、11万1111人の地涌の連帯を構築し、世界広布をリードするインド創価学会(BSG)。その先頭を走るのが、同国第2の都市・ムンバイのメンバーである。
昨年3月、六つの総合本部からなるムンバイは同国屈指の拡大を成し遂げた。その報を聞いた池田SGI会長は"インドの関西のようだね"と伝言を贈った。
実は、以前からムンバイの友は、"インドのカンサイ"との自覚で活動に励んでいた。師の激励を受けたことで、「常勝」が合言葉となり、小説『人間革命』第10巻の研さんにも熱が入っていく。師が関西の同志に教えた、「強盛な祈り」「最高の行動」を実践し、8月にインド一の拡大を達成。インド10万のスクラム構築の原動力となった。
さらに、師が打ち立てた1万1111世帯になぞらえ、年末までに11万1111人の陣列を築くという新たな目標が打ち出される。その達成に向けても、ムンバイが拡大の範を示した。
本年1月、ムンバイの同志に、うれしいニュースが飛び込んできた。ムンバイの男子部担当者のゴーラブ・サブーさん、女子部担当者のアナミカ・グプタさんが、全国男子部長、全国女子部長に就任したのだ。
ムンバイは、人材育成でもインドをリードする。
壮年・婦人部は、青年が自主的に活動できるよう、常に心を砕いている。折伏や訪問激励に率先し、若人を鼓舞する伝統がある。
またムンバイでは、昨年来、多くの新会員が誕生。活動者が一対一の個人指導を心掛け、新会員が抱く疑問に明解に答えた。
地道な人材育成により、会合参加者の"水かさ"は増し、多くの青年リーダーが登用されるようになった。
そして本年初頭、BSGが新たに掲げた目標は、「10万人の青年部」の構築。その達成を目指し、ムンバイの友は、今再び対話に先駆する。
ムンバイを担当するビネイ・ジェイン副壮年部長は語る。
「ムンバイは、暴動やテロ、壊滅的な洪水被害等、多くの苦難を乗り越えてきました。宿命転換に燃えるメンバーたちは、関西魂に通じる『負けじ魂』を持ち合わせています。師弟不二の精神を一人一人に脈動させ、ムンバイに常勝の城を築く決意です!」

◇アメリカ ストラウス理事長
"故郷"兵庫で学んだ常勝の精神

率直、明るい、負けず嫌い、そして、温かい。関西の同志とアメリカのメンバーの共通点です。
振り返れば、私の入会動機は、関西の温もりに触れたことがきっかけでした。
日本語の習得を目指し、ニューヨークから神戸に移り住みましたが、異国の地で友人は少なく、休日は公園のベンチに座り、一人で勉強していました。
そんな私に声を掛けてくれたのが、地域の男子部の方でした。今思うと、見ず知らずの外国人に手を差し伸べるなんて、何と勇気のいることでしょうか。あらためて、関西人の度胸の大きさに驚かされます(笑い)。
以来、毎週、神戸市中央区の男子部の集いに出席するように。皆さんは、私を外国人扱いせず、時にはユーモアを交えながら、ざっくばらんに池田先生の偉大さ、「負けたらあかん!」との常勝の精神を教えてくださいました。
その献身の姿に心を打たれ、私は1984年10月に入会。関西は"第二の故郷"となりました。
今月、池田先生の指揮のもと、1万1111世帯の弘教を成し遂げ、「"まさか"が実現」と世間を驚かせた「大阪の戦い」から60周年を迎えました。
アメリカSGIでは今、フロリダ自然文化センターで研修会を開催し、小説『人間革命』第10巻などを教材に、「大阪の戦い」を多角的に研さん。アメリカの機関紙「ワールド・トリビューン」、教学誌「リビング・ブディズム」でも、「大阪の戦い」特別企画が掲載されました。
さらなるアメリカ広布の伸展のために「大阪の戦い」から学ぶべき点は、�師匠への求道心�「一人」を大切にする心�御書根本の姿勢�不可能を可能にする精神であると実感します。
現在は青年部を先頭に仏法対話を全土で展開。"関西出身"の私も、勇気凛々と師の心を伝えていきます。