勢いのある組織は
副役職の友が元気だ。
中心者は自ら声を掛け
意見や応援を求めよ!
正副の共戦で勝て!
御義口伝巻下 P801
『御義口伝に云く此の菩薩は法華弘通の菩薩なり故に卅四身を現じて十界互具を顕し給い利益説法するなり』
☆四季の語らい
リーダーが独善で自己中心、皆が互いに人の批判ばかりしている − そんなところに勝利はない。しつかりと、皆で打ち合わせをし、呼吸を合わせて戦う。そこから勝利は生まれる。
☆女性に贈ることば 五月八日
お母さんへ感謝を忘れてはいけません。母への感謝を忘れた時、人は倣慢になる。大切な何かを見失ってしまう。
母に最敬礼する心から、正義も平和も生まれる。
☆今日のことば365 五月八日
目的のある、苦労は、張り合いがある。目的なく、苦労して、死んでいく人は、奴隷のように見える。
☆御書の解説 2016年4月30日
Q 部員さんをやる気にさせたい
A どこまでも相手に寄り添う気持ちが大事
地区リーダーとして部員のもとに足しげく通う伊藤くんですが、元気がないようです。
小林男子部本部長 どうしたんだい?
伊藤くん 訪問激励を続けているんですが、なかなかメンバーが会合に参加してくれなくて。
小林 みんな、仕事や家庭が忙しい時もあるから、そう落ち込まなくていいんじゃないかい。
伊藤 だけど、時間があっても「僕は行きたいと思いませんので」って言われることもあるんです。
小林 率直だね(笑い)。
伊藤 いったいどうすれば、部員さんを"やる気"にさせられるんでしょう……。
小林 日蓮大聖人は『人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて進みやすくするように教えるのである』(P1574、通解)と仰せだ。大事なことは"なぜ車が重いのか""どうしたら船が進みやすくなるか"を知るということだよ。
伊藤 つまり、相手の話をまず聞くということですか。
小林 相手が何を求めているかを知らないと、信心の実践の素晴らしさを伝えることはできないよね。
伊藤 確かに……。僕も男子部の先輩といろんなことを話して時間を過ごしているうちに、つい自分の悩みや達成したいことを伝えていた気がします。
小林 僕もそうだった。何か上から教えるような態度ではなくて、どこまでも相手に寄り添って、一緒に成長しよう、一緒に信心で幸せになろうという姿勢が大事なんだ。
伊藤 そういえば地区リーダーの面接の時に、「"わが地区のメンバーは自分以上の人材に必ずなる!"と確信して祈ろう」って、言われました。
小林 その上で大事なのは、御書に「随喜する声を聞いて随喜し」(1199ページ)とあるように、やっぱり自分が率先して信仰を実践し、人間として成長して、その歓喜を伝えることだと思う。
伊藤 まず「自分」なんですね!
小林 池田先生はかつて、"シビレエイが相手をしびれさせることができるのは、自分がしびれているからだ"とのソクラテスの教えを通して、「人間の心を動かすものは、人間の心以外にありません」と語られた。情熱と歓喜の心で、誠実に接していけば、その真心は必ず伝わるよ。