◇今週のことば
「無冠の友」に深謝!
猛暑のなか尊き配達の
無事故、健康を祈ります。
真心で届く聖教と共に
充実と友好の一日を!
2015年08月03日
祈祷抄 P1352
『法華経の行者を諸の菩薩人天八部等二聖二天十羅刹等千に一も来つてまほり給はぬ事侍らば、上は釈迦諸仏をあなづり奉り下は九界をたぼらかす失あり』
◇人生の座標
歌には、「人を前向きにする」力がある。歓びの歌、旅立ちの歌、革命の歌、愛の歌−−。
時に、それは、太陽のごとく、人々の心の大地を照らす。大いなる勇気と希望を湧き立たせてくれる。時には月光のごとく優しく人を包み、その心を癒し、明日への活力を静かに蘇らせていく。一曲の歌が持つ力の大きさは、時として計り知れない。
☆こころに響く言葉
不幸を知らずして幸福はわからない
不幸を知らないで幸福がわかるはずもない。人生のさまざまな苦労というものは、
すべて幸福へのためにある。苦労が多ければ多いほど、やがて来る幸福感も大きいに違いない。
ゆえに、どんなに絶望的に思われようと、あきらめぬことだ。
不幸を克服するには苦労をいとってはならない。人はときに、生活が大変だか、
家庭が複雑で苦労が多いなどと嘆き悲しむが、それでは不幸に打ちひしがれて力を失った姿である。
こんなとき、私はいつも心から激励したくなるのをどうしようもなく感ずる。
———しっかり頑張りなさい。今の苦労があるから、やがて本当の幸福というものが味わえるのですよ———と。
☆大白蓮華巻頭言 2015年8月号 「行学」は幸福常勝の翼なり
わが地区は、何と偉大な哲学者の集いであろうか。どんな試練にも、たじろがない信念の哲人がいる。どんな悩める友にも、希望を贈る対話の達人がいる。どんな難局にも、活路を開く勇気の賢人がいる。
御書を根本として、庶民の大地に生命尊厳の大哲学の連帯を広げてきたのが、創価学会である。日々、行学の二道に励む学会活動は、民衆が幸福と平和の智慧を磨き、現実の社会で価値創造しているのだ。
アメリカ実践哲学協会の会長であるマリノフ博士は、私との対談で、「仏法は、人間の可能性を活性化し、人生をより良い方向に変革し、そして建設的な環境をもたらす方途を、私が知っているどんな哲学よりも数多く提供してくれます」と語っておられた。
世には興味本位や悪意と邪見の文言が渦巻いている、人を誑かし、不幸へ引きずりこむ悪知識は多い。
その中にあって、御書という最極の明鏡に照らせば、常に生命を正視できる。揺るぎなき生命観、人生観、社会観、宇宙観に立って、一切を正しく見晴らしていくことができる。信心の利剣で悪縁を断ち切り、惑いなく常楽我浄の正道を進んでいけるのだ。
御書をひもとくことは、日蓮大聖人の御境涯を、直接、拝することに他ならない。閉ざされた小さなカラを破って、広々とした境涯が開かれる。
それは、久遠元初の太陽の如く、御本仏の大生命から放たれる光線を、我らの色心いっぱいに浴びていくことである。
大聖人は、ある御返事の結びに、『此の書は弘通の志有らん人に取っての事なり』(P1357、「祈?経送状」)と仰せになられた。大聖人が掲げられた広宣流布の誓願に立つ人こそ、御書の真の意義を会得できるのだ。
その通り身読してきたのが、牧口常三郎先生、戸田城聖先生である。そして、我ら創価の師弟である。
戸田先生は、「絶対なる大聖人の確信と情熱とにふるるとき、信心の火が、いやがうえにも、燃えあがるのを、感ぜざるをえない」と叫ばれた。
ここに、学会教学の根幹の大精神がある。
広布の戦いの中で、御書を声に出して拝読すれば、御金言の師子吼が、わが命に強く熱く共鳴し、満々たる仏の力が胸奥から込み上げてくるではないか。
世界の地湧の同志も御書を学び、実践している。教学研鑽を機に、文字を覚えた尊き求道の友もいる、
南米アルゼンチンの青年部リーダーは語る。
「運命や環境に翻弄される現実を『自分の手で変革できる』との仏法の教えは、若者に強い感銘を与えずにはおきません」「自身の人間革命を通して、国土の宿命転換を担うのが、我ら青年の使命です」
大仏法を共に探究する青年の連帯には、あらゆる差異を超えて、世界を結ぶ平和創出の力がある。
「行学の二道」こそ、全人類の心を限りなく高く飛翔させゆく幸福常勝の翼である。
さあ今日も、御聖訓の一節を心に刻み、行学の翼を広げながら、朗らかに勝利の大空へ舞いゆこう!
妙法は
不幸を断ち切る
宝剣(つるぎ)なり
正義の極理
学び 掲げよ