青年よ
失敗を恐れるな!
負けじ魂を燃やし
強気に大胆に
価値創造の挑戦を!
当体義抄 P512
『所詮妙法蓮華の当体とは法華経を信ずる日蓮が弟子檀那等の父母所生の肉身是なり、正直に方便を捨て但法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱うる人は煩悩業苦の三道法身般若解脱の三徳と転じて三観三諦即一心に顕われ其の人の所住の処は常寂光土なり』
◇希望の明日へ
人道主義の基本となる考え方は、人によって、さまざまなものがあろう。これからの時代は、あくまでも生命尊厳の思想を大前提にしていかねばならない。人間は人間自身が分かっているようで分かっていないものである。そこに宇宙と生命の根本法則に則っていくことの重要な意味がある。この"宇宙と生命の法"を説き明かしたのが仏法であり、そこに根源的な平等、平和、生命の尊厳の思想がある。
平1・10・13
☆女性に贈ることば 九月十五日
胸中の希望に光を注ぎ、燃えあがらせるものこそ、温かな「軌まし」ではないだろうか。
「励」ましという文字には「万」の「力」とある。まさに、人びとに「万」 の「力」をおくるものこそ、心からの「励まし」である。
☆今日のことば 九月十五日
立派な人は
泣く事を知る
叱責することを知る
じっと忍ぶことを知る
人の悩みを知る
☆我らの勝利の大道No.114 偉大なり 創価の青年力
◇「折伏」を行ずる心
ここで、折伏に挑戦する上で大事な三点の「心」を確認しておきたい。
第一は「勇気」である。
折伏は難事中の難事なりと、御書に明確に説かれている。勇気なくしては、成し遂げられない。
恩師は常々、言われた。
「凡夫には慈悲など、なかなか出るものではない。だから慈悲に代わるものは『勇気』です。『勇気』をもって、正しいものは正しいと語っていくことが『慈悲』に通じる。表裏一体なのです。表は勇気です」
この指導のままに、私も不屈の勇気を奮い起こして折伏に挑戦してきた。嬉しいことも、悔しい思いをしたこともある。
「折伏に行く。入信せず。一人の人を、折伏することは大変なことだ」と日記に綴ったのは、昭和二十五年十一月であった。
だが、「これ以上に、尊い、偉大な、且つ最高なる活動はない。今、一人の人が入信せずとも、幾百千万の人々が、吾等を待っている」と誇り高かった。
苦境の恩師を支えて奮闘する渦中であった。
翌年二月の日記には、折伏した友に、約束を破られた苦衷を記した。しかし、
「若いのだ。卑屈になってはならぬ。一切、大御本尊様の照覧があると思えば、実に、人生は明るい」と、毅然と前を向いた。
たとえ相手が信心しなくても、勇気をもって語っておけば、その人の生命の大地には仏種が植えられる。それは、いつか必ず花開く時が来るのだ。
さらに勇気の対話の波動の中で、思いがけない人が仏法に目覚めるものだ。
私も、昭和二十六年の五月三日、近所の方への折伏が実り、戸田先生の第二代会長就任の晴れのその日を祝賀できたことを、懐かしく思い起こす。
恩師が宣言された「弘教七十五万世帯の誓願」の成就へ、まず一世帯の率先の拡大を果たせた。
勇気ある折伏は、一つ一つが『今生人界の思出』(P467)と光り輝いていくのだ。