総本部完成へ
希望の大行進!
歴史を創る時は今。
わが使命の天地で
堂々たる凱歌の舞を!
兄弟抄 P1088
『心の師とはなるとも心を師とせざれ』
◇今週のことば
婦人部総会が開幕!
わが地域こそ
平和の出発点なり。
明るく楽しく賑やかに
幸福博士の語らいを!
2013年09月08日
◇希望の明日へ
子どもが危ないものに手を出そうとしている。止めれば本人はいやがる。しかし、いやがり、怒るからといって、あえて悪を除こうとしないのは親ではない。それではあまりにも無慈悲である。仮にわが身に危害を受けようとも、子どものためならば、どこまでも本当のことを言ってあげる。悪から離してあげる。それが親の心である。民衆の間に広宣流布を進めていく心もまた、彼が親としての、この深き強き心情からにほかならない。
平1・5・9
☆女性に贈ることば 九月八日
「声美人」「手美人」という言葉があるが、お母さんの声、お母さんの手ほど美しいものはない。
子どもをあやし、子どもを呼ぶ母の声。おむつを換え、ご飯をつくり、服を着させる母の手。「母の声」「母の手」に守られて、人は皆、大人になっていく。
母の声が世界を結び、母の手が平和へとつながっていく時、どれほど美しい地球になることであろう。
☆今日のことば 九月八日
人生の風雪を刻みつけた人の顔は美しいという。たとえ幾歳になろうとも、磨きぬかれた木目のように、厳しさに耐えてきた美しさは、立派な風格となって輝きを増すものである。
☆学園抄第8回 勉学第一の校風
教員の同意のもと、授業参観をしたこともある。
80年11月14日、東京校を訪問。栄光橋の辺りで、校舎から手を振る生徒が見えた。
「授業に行こう!」
高校2年の教室へ。
「そのまま授業を続けてください」
小説家・高橋和巳の「詩人との出会いと別れ」を学ぶ現代国語。ゆっくり通路を歩き、皆のノートを見る。空席に腰を下ろす。
"教科書を見せて"と隣に目で合図。
えっ! 生徒は躊躇した。落書きがあった。創立者は別の生徒の教科書を見た。
中学のクラスも見学。
「こういう授業を受けられることは幸せだね」
教員に期待を寄せた。
教科書を見せられなかった生徒。悔しさをバネに難関大学の理系学部へ。大手自動車メーカーのエンジニアとして、世界を舞台に活躍する。
あれ!? 池田先生!
入学したばかりの中学1年生は驚いた。
78年4月27日、関西・創価女子学園(当時)の家庭科室。窓の外に創立者がいた。
教室に入る。黒板には「調和」「色、がら、もよう、形、材質」の文字。スクリーンに映るカラースライドの教材で、洋服の上下の組み合わせを学んでいた。
創立者は、創立者夫人を指名した。
「この人がいいよ。すごくセンスがいいんだ」
夫人が前に立つ。スライドで上下の色や模様を合わせていく。セーラー服の生徒たちは興味津々。
清楚な組み合わせができあがった。創立者の隣にいた生徒は「地味ですね」。
「そうか、地味か!」
若い感性を受け止める創立者。夫人も、ほほ笑む。
創立者も組み合わせを示してアドバイスした。
「皆、制服は自由なほうがいいの? じゃあ、好きなのを作って、着て見せてね」
後日、家庭科室にたくさんの生地が並んだ。中学の全学年が、好みのブラウスやスカート、ワンピースを作った。
10月11日。赤トンボが舞うグラウンドで、創立者と中学・高校の全生徒が会食。自作の洋服を着て"作品を発表"する中学生たちがいた。
あの授業で隣にいた生徒が、創立者の前で花束を受け取る。自分の服と制服を比べた。やっぱり、普段着みたいな私たちの服より、学園の制服のほうが気品がある……。
創立者の"特別授業"で、制服の良さを実感した。
ファッション業界を夢見た彼女は、世界的な化粧品会社に就職。広報の分野で国際的な賞に輝く。