徹して一人を大切に!
何か悩みはないか。
行き詰まっていないか。
心のアンテナを強く張り
温かな激励の言葉を!
日女御前御返事 P1244
『南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり、信心の厚薄によるべきなり仏法の根本は信を以て源とす』
◇希望の明日へ
生命尊厳の極致を開示する慈悲心、すなわち抜苦与楽の徳も、非暴力理論の背黄をなすアビンサー(不殺生)も、ともに永遠なるものに内包された"生きとし生けるもの"を蘇らせる宇宙の大慈悲心の発現にほかならないのである。
昭63・1・7
☆女性に贈ることば 九月六日
私の母は多くの子を育てた。苦労の多かった人生の坂道を、無言の力強さで黙々と歩んだ。
そんな母の最後の言葉は「私の人生は勝ったよ」だった。
☆今日のことば 九月六日
子供にとって栄養のように大事なのは、親の愛情であり、ときに良薬の苦さのような厳しさと、無限の包容力をもった理解が、子供を大きくたくましく育てるのだ。
☆学園抄第8回 勉学第一の校風
◇学ばずは卑し 日々挑戦を!
「学園を目指そうとした人は皆、学園生です」
かつて創立者・池田名誉会長は、創価学園を受験した子どもたちに呼び掛けた。励ましのまなざしは、学園を志した全員に注がれている。
先月25日、東京・創価学園。夏休みのなか校門へ続く親子の姿があった。
小学6年と中学3年が対象の「未来講座」。学園を目指す受験生たちが、実際の教室で体験授業を受けた。
「わくわく算数教室」
小学生は、数字とマス目が並ぶプリントを手にした。10人が10台のロッカーの扉を開け閉めする。出席番号1の子は全てを開ける。番号2の子は2番目、4番目、6番目など2の倍数のロッカーを閉める。順に、番号3の子は3の倍数、4の子は4の倍数……とロッカーを開閉していく。では最後に開いているのは、どのロッカーか。
コツ、コツと鉛筆の走る音が響く。紙とにらめっこする子。頭をかく子。2人の教員が歩いて様子を見守る。
「焦ってミスしないでね」
皆で声を出して答え合わせ。黒板に表が映し出され、教員が数字や記号を書く。
次の問題。30人がロッカー30台を……。難しくなった。
「答えがどういう数になってるか考えてみて。実は"ヒミツ"があります!」
なんだろう? あれこれ考えている顔。分かった! ひらめいた笑顔。
「分かった人?」
はい! 手が挙がる。発表した答えに拍手を送る。
「″なんでこうなるんだろう″っていう気持ちを、大切にしてください」
ほかに国語と英語の授業も受けた。中学生向けの高校の国語、数学、英語もあった。
終了後。掲示や窓の景色を見て廊下を歩く親子。
「本当に学園生になったみたいだね!」と父親。
「うん。よかった!」。隣で少女が、はにかんだ。