2013年7月30日火曜日

2013.07.30 わが友に贈る

未来部の育成は
広布の次代を開く
最も尊い聖業なり。
使命深き担当者の皆様
いつも ありがとう!

三世諸仏総勘文教相廃立 P563
『此の八万法蔵を我が心中に孕み持ち懐き持ちたり我が身中の心を以て仏と法と浄土とを我が身より外に思い願い求むるを迷いとは云うなり』

◇希望の明日へ
家庭にどんな風が吹いているか。子どもはその家風を胸いっぱいに吸い込んで大きくなる。「生活が陶冶する」とはペスタロッチの至言である。日常生活の隅々まで取り巻く家庭の雰囲気が、子どもの心を内側から育んでいくのである。
『主婦と生活』昭61・1月号

☆女性に贈ることば 七月三十日
喜劇王チャップリンは、晩年にいたるまで「あなたの最高傑作は?」という質問に対して、いつも「ネクスト・ワン(次の作品)」と答えたという。
挑戦の魂に行き詰まりはない。道があるから歩くのではなく、歩くから道ができるのだ。

☆今日のことば 七月三十日
反抗したい時には
 反抗するもよい
しかし それが自己にとって
 どこまでが成長律になったかが問題である

☆希望の大空へ〜わが愛する王子王女に贈る〜第16回 小さな疑問が大きな力に
夏まっさかりだね。暑さに負けないで、みんな、元気かな?
アサガオやヒマワリなど、夏の花たちも生き生きと咲いていますね。
みんなは、なぜ、多くの花々があんなに美しい色をしているのか、考えたことはありますか?
一つの理由は、あざやかな色で、ハチやチョウをさそって、花粉を運んでもらうためです。
実は、もう一つ理由があるといいます。それは、太陽の光にふくまれる紫外線と戦っているからです。(田中修習『植物はすごい』)
近年、強い紫外線を体に浴び続けると、植物にも人間にもよくないことがわかってきました。しかし、植物は、人間のように、ぼうしをかぶったり、日かげに移ったりすることはできません。そのかわりに、きびしい紫外線から身を守る力が、花の色に、ふくまれているのです。
つまり、逆境に負けないように努力しているからこそ、花は美しくなる。そう思うと、野に咲く花も、私たちに励ましを送ってくれているようですね。

夏は、朝のラジオ体操、盆踊りや夏祭り、花火大会など、楽しい行事も多いでしょう。
私も、小学生の時、夏休みが待ち遠しくてたまりませんでした。
あれは、9歳の夏のことです。
私のふるさと、今の東京・大田区の蒲田駅の周りには、夜になると、よく露店が立ち並びました。
金魚すくいや綿菓子、あめ細工の店などをワクワクしてのぞいて回ると、夜店の列の端っこで、背の高い外国人の男の人が、カミソリを売っていました。
「ワタシ、ニッポン、ダイスキデス」と道行く人にニコニコしながら呼びかけています。
でも、買う人はいませんでした。それどころか、いじわるをしたり、からかったりする人すらいました。
その時、日本は外国との戦争を始めていました。戦火は広がり、世の中は、外国人を差別するようになっていたのです。
「同じ人間なのに、なぜ?」
この時、私か思った疑問です。やがて戦地より、いったん帰ってきた兄から、戦争がどれほど残酷かを聞きました。おそろしい空襲も経験しました。兄が戦死し、母の悲しむ姿も、目の当たりにしました。
「なぜ、人間どうしが、にくみ合い、傷つけ合うのか?」−−この疑問は、ますます深まりました。
のちに、この疑問をかかえた私の心を、大きな光で照らしてくださったのが、師匠・戸田城聖先生です。
戦争が終わって2年後、1947年(昭和22年)の8月14日、創価学会の座談会で戸田先生と初めてお会いしました。
先生は、戦争中、2年間、牢獄に入れられても負けないで、平和と正義の信念をつらぬいた方です。先生は言われました。
「私は、この世から、一切の不幸と悲しみをなくしたいのです。これを広宣流布という。どうだ、一緒にやるか」と。
この偉大な先生を信じて、私は、学会に入りました。少年時代からの「なぜ?」という疑問を解決し、そして「同じ人間」がみな、平和で幸福に生きる世界を建設するために、第一歩をふみ出したのです。
「アフリカの環境の母」とたたえられるワンガリ・マータイ博士も、小さいころの「なぜ?」「どうして?」という疑問を大切にされていました。
私がお会いした時、話してくれました。−−ある日の朝早く、うす暗い空に流れ星が走りました。博士はこわくなり、家の中に入って、お母さんに聞きました。
「ねえ、どうして空は落ちてこないの?」
お母さんは、やさしく答えてくれました。
「空は落ちてなんかこないわよ。それはね、私たちの周りを囲んでいる山には、とっても大きな水牛がいて、水牛には、とっても大きな角があって、それが、お空を支えてくれているんだよ」
博士は、お母さんの話を聞いて、ほっとするとともに、「なんて、すてきなんだろう」と思ったそうです。そして「自然がどれほど私たち人間を守ってくれているか」を思い出させる話として、今も心に残っていると語られていました。
マータイ博士は、これが環境問題への関心を深めるきっかけとなって、学びに学んで偉大な学者となりました。そして、アフリカの砂漠化をくい止める、壮大な植林運動に人生をささげてこられたのです。
マータイ博士をはじめ、世界のリーダーと対話する時、互いに質問をし合います。新しいことを知ろう、相手から学ぼうと、質問を次々に発します。