2013年7月7日日曜日

2013.07.07 わが友に贈る

「一は万が母」だ。
目の前の一人を
真心で包みゆこう!
良き縁を大切に
励ましの連鎖を!

聖人御難事 P1190
『各各師子王の心を取り出していかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず師子の子又かくのごとし、彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり』

◇希望の明日へ
一人が、まことの信心に立ち上がれば、一家・一族を皆、永遠の幸福の軌道へと導いていけるのである。これが妙法の無限の力用である。太陽がひとたび昇れば、地上のすべてを照らす。夜の海に一つの灯台が厳然と輝いていれば、多くの船が安心して航海できる。一人の力ある主人がいれば、家族の全員が悠々と生きていける。皆さまは、幸福を照らし顕す太陽である。人々の「成仏」への灯台である。一家に福運を運ぶ福徳の大黒柱である。仏縁を結んでいれば、いつかは妙法を受持するのである。
平3・6・16

☆女性に贈ることば 七月七日
わが生命を最大限に充実させながら、自身の人生を満喫し、後悔なく、人びとへの貢献をなしゆく人は、人間らしい人間である。ここに人間の栄光の扉が開かれるからだ。

☆今日のことば 七月七日
モナ・リザは決して青春を乱舞する、みめうるわしきおとめではない。しかし、この絵には、生命の不変の輝きに迫ろうとするダ・ビンチが、一女性の相貌をかりて、人間だけがもつ、胸奥に秘められた固有の美を描き出そうとした大胆な試みが見られはしないか。

☆学園抄第5回 自然の中で学ぶ
ベートーベンの交響曲第6番「田園」。伸びやかなメロディーが、みずみずしい緑の山に伝わっていく。
関西創価中学・高校(大阪・交野市)で時を告げるチャイムである。
楽聖が曲の着想を得たのはオーストリア・ハイリゲンシュタットの情景。創立者・池田名誉会長夫妻も訪れた。
青々と続くブドウ畑。小川はきらきらと陽光を運ぶ。のどかな「田園」風景は交野の景色と響き合う。
梅雨の中休みで晴れわたる6月7、8日。「田園」の旋律とともに校舎に響いたのは、いつもより"音が高い"学園生の声たった。
「はい!」
小さな手が挙がる。
"授業"を受けるのは関西創価小学校(大阪・枚方市)の6年生。「学園ステイ」として交野に1泊。中学の授業を体験し、クラブや校内を見学する。
一貫教育ならではの取り組みは東西の各校にある。ブリッジプログラム、創価大学研修、アドバンスト・サイエンスJセミナー等で将来へ夢を膨らませる。
学園ステイ初日の夜。中学棟そばの林。明かりのない真っ暗な小道を、児童が、そろそろと歩く。
「光った!」
「めっちやキレイやん」
待っていたのは蛍だ。
「こっちこーい!」。男の子が手を伸ばす。
「ほう、ほう、ほーたるこい」。女の子たちが声を合わせ、ささやき歌う。
やさしい光が、頭の上を漂い、葉っぱに止まる。ゆったりと流れる時間。
児童は感想を記した。
「ほたるを見たらこんなに笑顔になり、感動するんだなと思いました。私もほたるのような人になりたいです」
「私たちが見るまでに、たくさんの時間がかかっています。かげで支えてくださっている方に感謝をしていこうと思いました」

蛍を支える関西中・高の「蛍保存会」。「虫が好き」な男子も、「"学園らしいこと"をやりたくて入った」女子もいる。
夏。蛍が産卵箱で卵を産む。孵化した幼虫に貝のカワニナをつぶして与える。夏休みもエサやりで登校。
秋・冬。成長した幼虫を「蛍の川」に放流する。
春。幼虫が土手に上り、土の中でサナギになる。
再びの夏。成虫となり、幻想的な光を放つ。
養殖の器を洗う際、洗剤が少しでも残っていると命を落としてしまう。秋や冬は川が落ち葉で埋まらないよう、根気強く取り続ける。飛ぶ蛍にはクモの巣も大敵である。
命は、はかない。だから尊い。生徒は、命を育む大切さと大変さを学ぶ。
8日の「蛍観賞の夕べ」。"学園蛍"の輝きに来場者は息をのんだ。

◎熱中症対策をしっかりして、今日も広布に邁進!!!